通信プロトコル(TCP/IP）

なぜ通信プロトコルが必要なのか

なぜ通信プロトコルが必要なのか、それはそれぞれのルールで通信を行ってしまうと正しい通信ができなくなってしまうからです。

そのために事前のルールを設定し、守ることでコンピューターによるコミュニケーションが実現しているわけです。それが「通信プロトコル」なのです。

◆ 通信に必要なもの
「事前の取り決め・ルール」 ＝ 「通信プロトコル」

◆ 通信プロトコル
– 通信規約/通信手順

TCP/IPとは

TCP/IPとは現在ネットワーク上で標準的に使用されている通信プロトコルの集まりです。

それ以前にはOSI参照モデルという通信プロトコルもあります。

通信プロトコルやネットワーク機器が持つべき機能を７つに分類して階層化したモデルです。

階層	階層名
第７層	アプリケーション層
第６層	プレゼンテーション層
第５層	セッション層
第４層	トランスポート層
第３層	ネットワーク層
第２層	データリンク層
第１層	物理層

実際のインターネットではOSI基本参照モデルをさらに分かりやすくしたTCP/IPは通信に必要な機能を４つに分類して階層化したモデルです。

階層	階層名	ネットワーク機器
第４層	アプリケーション層	ゲートウェイ
第３層	トランスポート層
第２層	インターネット層	ルータ　レイヤ３スイッチ
第１層	ネットワークインターフェイス層	ブリッジ　レイヤ２スイッチ　スイッチングハブ　　リピータ　リピータハブ

※一番右側の列にある「ネットワーク機器」はそれぞれの層の通信を中継する代表的なネットワーク機器です。

最後に

通信プロトコルはネットワークを学ぶ上で必要なキーワードです。OSI参照モデルを覚えることは大変なのでそれぞれの頭文字をとってアプセトデネブと覚えるといいと言われたことがあります。ぜひ参考にしてみてください。