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ムームードメインでMicrosoftに開発者登録すると詰む話

に公開

あらまし

Windowsアプリをストアで販売するためにMicrosoftに開発者登録をした。フリーランサーの私がまずはまったのは、個人ではなく会社としてアカウントを作成する必要があること。知ってはいたのだが、フローに従って進めていったら個人アカウントが作成されていた。なので、会社アカウントを改めて作成しなおした。サポートから個人アカウントの分は返金してもらえた。注意は、個人アカウントで申請した販売者IDの類は解放してから解約しないと会社アカウントでは使用できなくなること。サポートからイントラクションがあったが、すぐに飲み込めずにあやうくそのまま解約するところだった。しかし、アカウントIDに使用したメールアドレスだけは再利用できず、泣く泣く捨てることになってしまった。

そこで本題。アカウント登録をした後に、雇用証明が必要になる。そこでまたはまった話を書こうと思う。

Employment verification

登録すると、Employment verificationというのが必要となる。直訳すると「雇用証明書」である。雇用証明のためには、「ドメインを登録した際の領収書の原本のコピー」が必要となる。なんのこっちゃ。

領収書の提出

私が登録したドメインは、ムームードメインで取得していて、ムームードメインのQ&Aには、法人番号の入った取得完了メールが適格請求書であると書かれている。なぜそれが「雇用証明書」になるのかは不明だが、取りえず、メールをPDFにして、コメント欄にQ&AのURLを入れて送信した。結果はRejected。

ほかの選択肢

雇用を証明するため、それ以外の選択肢も試す。公的機関からの認証とかもあったので、屋号の入った決算書(税務署への送信日時入り)、屋号の入った預金通帳のスキャンデータ(直近12カ月以内とのことなので、取引明細の面もスキャン)。連絡先が入ったウェブサイトをファイルで提出する選択肢もあったため、自分のウェブサイトをPDFで出力して添付したが、何もかもRejectedだった。

もう一度適格請求書

繰り返し以下のメッセージが出るので、もう一度領収書をトライした。

Please provide the additional documents requested below to support your appeal for verification. Please provide copies of original document(s), dated within the past 12 months. Copy of original paid domain registration receipt from the registrar that includes the domain name, the owner of the domain, the date it was registered, duration of registration, and the name of the registrar. Thank you, Vetting Operations Support

要求されているのは、ドメイン名、登録日、登録期限、レジストラ名が入った領収書だ。そこでひらめいた。アップロードしたのはこれらの情報の入った取得完了メールであり、Q&Aによると、そのメールは領収書ではなく適格請求書だった。また、クレジットカード明細を領収書とすると書かれている。なので、

  • Q&A
  • 取得完了メール(レジストラの法人番号入り)
  • クレジットカード明細

の3つをPDFにまとめてアップロード。
クレジットカード明細が領収書である旨をコメントとして書いておいた。Rejected。

最終手段

1000歩譲って日本語が読めないのは構わない。機械翻訳を使おうとは思わないのか? まさか、ChatGPTやGeminiではなくCopilotを使ってるとか? それなら仕方ない。翻訳してやろうじゃないか。
そこで、ChatGPTを使ってQ&A、取得完了メール、クレジットカード明細の主要部分を翻訳。アップロードしようとしたところ、試行回数の上限に達していて詰み。

テクニカルサポートへ連絡

苦労してサポートのフォームを探し当てて、PDFと翻訳を送信した。

結論

あれもこれもなにもかもうんこ。

2025/10/18 追記

メールでなんどやり取りしても毎回テンプレの文面ばかりが返ってくる。何度も続けていて、ようやくわかったのは、彼らはドメインの所有者本人である証明がほしいのではなく、領収書にドメイン名、登録日、登録期限、レジストラ名に加えて「屋号が入っていないこと」だけを問題にしていた。

そこで、国内の主要なレジストラに片っ端から問い合わせた結果
さくらインターネットだけがこの要件をみたす(かもしれない)適格請求書を発行するということ。
また、バリュードメインは、要件を満たさないものの、登録内容に関する証明書を別途発行するとのことだった。

事前に裏を取っておこうと、以前にさくらインターネットでドメインを取得した際の適格請求書をサンプルとして添付して、「これに屋号が入ったら要件を満たすか」知らせてほしいと書いた。

返ってきた返事が、↓これ。

アカウント確認のため、追加書類をご提出いただきありがとうございます。確認の結果、ご提出いただいた書類はお客様のアカウントにご入力いただいた情報と一致していないことが判明いたしました。

[書類にはドメイン名をご記入ください]

ご提出いただける書類の種類は以下のとおりです。

お客様のアカウントに登録されているとおりに、法人名/連絡先名およびドメインが記載されているドメイン登録/請求書または更新書類。

追加書類のご提出が困難な場合は、既にご提出いただいている法的書類または正式な会社登録情報と一致するように、ドメイン情報を更新してください。

書類は過去12ヶ月以内に発行されたもの、または有効期限が2ヶ月以上先の日付のものである必要があります。

ご返信がない場合は、2営業日以内にご連絡いたします。

ありがとうございます。

審査業務サポート

今回はわざわざ機械翻訳で日本語にして送ってきたが、英語が読めないのはお前らのほうだ。ボケ

2025/11/14 追記

さくらインターネットで新しいドメインを取得して適格請求書を添付したら、再申請のロックが解除されてアップロードし直してくださいと言われた。この後、"Verified ID" なるものの取得を求められるとともに一方的にサポートを打ち切られた。"Verified ID" の取得を完了した連絡をしたが返信なし。

エスカレーション

チャットボットとフォーラムを駆使したら、みんな嵌るらしく、上位担当者にエスカレーションする方法があると分かった。フォーラムの手順に従って進むとチャットボットが応対してくれる。インシデントを報告してエスカレーションを希望する旨伝えると、詳細を入力するように求められた。

チャットボットが内容を理解できないため取り次いでもらえない。
👆いまここ

結論その3

あれもこれもなにもかもうんこ。

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