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【歴史】マウスは誰が発明した?Engelbart、Xerox、Steve Jobsが繋いだ開発リレー
発明、実用化、普及:マウスが世界に広まるまでなのだ
発明した人 (Inventor)
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主役: Douglas Engelbart(ダグラス・エンゲルバート)
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やったこと:
- 1960年代に「Computerをもっと直感的に操作したい!」という思いから、全く新しいdeviceであるMouseを発明したのだ
実用化した組織 (System Integrator)
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主役: Xerox PARC
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やったこと:
- 1970年代に、Engelbartが発明した Mouse のすごさに気づき、自分たちのComputer「Alto」に初めて採用した
- GUIというシステムの一部として、Mouseが実際に役立つことを証明したのだ
世界に広めた人 (Populizer)
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主役: Steve Jobs / Apple
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やったこと:
- 1979年にXerox PARCでMouseを体験し、その商業的な可能性を確信したのだ
- そして、誰もが買えるPersonal Computer「Macintosh」と共に、Mouseを世界中に普及させたのだ
まとめ
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Douglas Engelbart:
- 新しい入力deviceとして、Mouseという概念と装置そのものを発明
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Xerox PARC:
- そのMouseを自社の先進的なComputerに組み込み、GUIの一部として実際に使えるようにした(実用化した)
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Steve Jobs:
- Mouseを一般の人が買えるPersonal Computerの標準装備として製品化し、世界中に広めた(普及させた)
もしくは、
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Engelbart:
- 「こういう装置があったら便利だ」というコンセプトを発明した。
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Xerox PARC:
- そのコンセプトを、GUIというシステムの中で動くように改良した。
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Apple:
- さらにそれを、誰もが使いやすい形に洗練させた。
NOTE
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Xerox Altoは実験的・研究用として使われ、商用化はされていない
- 商用化されたのは「Xerox Star」(1981年)
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Douglas Engelbart氏はマウスの発明者だけど、商業的な利益はほとんど得ていないそう
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AppleのマウスはXeroxやSRIのものとは物理的な構造が異なっていて、コストダウンや操作性の工夫が加えられている
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「最初にマウスを搭載して発売されたApple製品」はLisaだけど、「マウスを世界中に普及させた主役」はMacintosh
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Steve Jobs氏はLisa開発に関わった後、Macintoshプロジェクトを主導し、Lisaよりも安価で一般向けのパソコンとしてマウスを普及させた
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