時間を食いつぶす「激重検討タスク」を、ランニングで強制処理する #RunningDeepThink
この記事は Hacobell Developers Advent Calendar 2025 の 23日目の記事です。
はじめに
はじめまして。
ハコベル株式会社でプロダクトマネージャーとして、物流の「次」を発明するために日々奔走している長谷川と申します。
私は昔からテックブログサービスの「ポエム」タグがついた記事が大好きで、何年もずっとROM専として楽しませてもらってきました。
エンジニアが日々の業務で抱える葛藤や、独自の仕事哲学と同期することで、自分の価値観をアップデートさせていただいています。
そんな私が初めて記事を投稿する機会を得られましたので、今回は私も「ポエム」を書いてみたいと思います!
本題
皆さんは、「脳の容量も時間も食う検討タスク」に直面したとき、どうしていますか?
新しい施策の企画書、プロジェクトの振り返り資料、ROIの算出根拠、あるいはPdMとしての本質である「なぜ作るのか?何を作るのか?」という根本的な問い...。
これらは絶対に取り組む必要がある一方で、着手した瞬間に時間と脳のリソースが削られるため、ついつい気が重くなりがちです。
今回は、そんな「激重タスク」を強制的に前に進めるための、私のとっておきのライフハック Running Deep Think について紹介します。
課題:高負荷タスクは気が重い
日々発生する「要検討タスク」は、事業の未来やプロダクトの方向性に直結する重要事項です。
しかし、PCで言えば常にCPU使用率が100%に張り付くような高負荷プロセスでもあります。
業務の合間にやるには荷が重く、チャットツールの通知や割り込みの会話によってコンテキストスイッチが発生してしまうため、仕事中ではなかなか深い思考に入れません。
解決策:とにかく走ろう
そこで私が実践しているのが、「ランニング中に考える」という手法です。
メカニズム:苦痛からの逃避としての「思考」
ランニング中、特に少しペースを上げていくと、身体は「苦しい」という信号を出し始めます。
通常なら嫌な感覚ですが、ここであえて「気が重い検討タスク」を頭の中に展開します。
すると何が起きるか。
脳は「身体のしんどさ」という直接的な苦痛から意識を逸らそうとして、普段なら気の乗らない「複雑な思考」へ、救いを求めるように没入し始めるのです。
- 身体: 「辛い、もうええでしょ」
- 脳: 「(身体の文句を聞きたくないから)この複雑な思考タスクのことを全力で考えよう...」
結果として、仕事中よりも圧倒的に深く、集中してタスクを処理(Deep Think)できます。
実行時のパラメータ(前提条件)
ただし、このハックを正しく機能させるためには、以下の2つの環境設定が必要です。これを怠ると、単なる散漫なジョギングになったり、事故の原因になったりします。
1. ルートは「いつもの道」に
絶対に、走り慣れているコースを選んでください。
新しいルートを走ると、脳のCPUリソースが「ナビゲーション」や「安全確認」に割かれてしまいます。「次はどこを曲がるんだっけ?」と考えた瞬間に、深い思考は中断されます。
また、考え事をしながら知らない道を走るのは...事故のもとです。
2. 音楽のボリュームは小さく
ノイズは少ない方が捗ります。
私は最小限の音量に留め、外部入力を遮断することで、頭の中の声のボリュームを最大化しています。
Exception:バッファオーバーフローに注意
この手法には重大な既知のバグがあります。
「運動強度が一定の閾値を超えると、思考データが吹き飛ぶ」という点です。
強度が高すぎると脳は生存本能を優先します。すると、それまで積み上げたロジックは全て消失し、脳内は「きつい」の3文字だけで埋め尽くされます。気づくと何を考えていたか全く思い出せなくなるので注意が必要です。
結論と今後の展望
気が重い検討タスクは、身体的負荷をかけることで「強制的に進めるタスク」へと変換できます。
ご参考までに私の個人的な設定ですが、10kmを1時間ほどかけて走るとちょうど良く思考がまとまり言語化ができた状態になります。
また最近では、思考結果が消える前にダンプ(保存)するために、家に帰り着いた瞬間にボイスメモへ思考を吹き込み、AIツールで要約させる方法も試しています。
皆様も、良いRunning Deep Thinkをお過ごしください。
とにかく走れば大体解決しているはず!(知らんけど)
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