🍃

Flutter ビルドがうまくいかない時に試すべきこと

に公開

Flutter / iOS ビルドがうまくいかない時の完全クリーン手順

1. Flutter 側クリーンアップ

Flutterのビルドキャッシュ削除

flutter clean
  • 説明: Flutterのビルド成果物を削除し、キャッシュ関連の問題を解消。

pubキャッシュの削除

flutter pub cache clean
  • 説明: pubパッケージのキャッシュを完全にクリア。パッケージ破損時に有効。

依存関係のロックファイル削除

rm pubspec.lock
  • 説明: 依存関係を再解決するためにロックファイルを削除。

依存関係を再取得

flutter pub get
  • 説明: 最新の依存関係を再度取得。

2. iOS プロジェクトのクリーンアップ

iOSディレクトリに移動

cd ios

Pods 削除

rm -rf Pods
rm -rf .symlinks
rm -rf Podfile.lock
  • 説明: CocoaPodsのキャッシュとロックファイルを削除。

Podの完全初期化

pod deintegrate
pod cache clean --all
  • 説明: Podの環境を完全に初期化。

Podの再インストール

pod install
  • 説明: Podを最新の状態で再インストール。

プロジェクトルートに戻る

cd ..

3. XcodeのDerivedData削除

rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData/*
  • 説明: Xcodeが内部で持っているビルドキャッシュを削除。

⭐ まとめてコピペ実行用コマンド

以下をターミナルで丸ごとコピペすれば、一括で実行可能です。

flutter clean      
flutter pub cache clean
rm pubspec.lock
flutter pub get
cd ios
rm -rf Pods
rm -rf .symlinks
rm -rf Podfile.lock
pod deintegrate
pod cache clean --all
pod install
cd ..
rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData/*

補足

  • 実行前に重要なファイルのコミット・バックアップを取ることを推奨します。
  • 特にPodfileやpubspec.yamlに変更があった場合に効果的です。
  • コマンド実行中、以下の際に**「y」と入力してEnterキーを押すよう求められる場合があります**。これは、削除しても良いかどうかの確認です。
    pod cache clean --all
    rm -rf ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData/* (シェルで rm コマンドにエイリアスが設定されている場合)

Discussion