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BIツール導入のための組織説得術 @Tableau

2025/01/18に公開

はじめに

「皆さんはなぜ導入するツールがTableauなんですか?」と聞かれた時、どうしますか? 🤔
世の中には大量のBIツールがあります。無料/有料だけでなく、機能も様々です。世の中にある全てのBIツールのメリット・デメリットから比較するのは困難です。
そこでなぜTableauを選択し、どうやって納得を得られたかを記事にしました。

1. 事前準備

私のような下っ端社員は「入れたい」というだけでは入れられません。上司〜役員以上へ話を通すための準備をしましょう。

自社の課題を整理しよう 🎯

BIツールの導入で叶えたいことは何でしょうか?各社様々あると思いますが、多くの場合はデータ分析によって売り上げを上げられるというのならGOサインが出るでしょう。

「売り上げを上げる」どうやって?を納得できるまで深掘りしていきました。

自社の場合は以下が必要要件になりました:

  • 事業部(非エンジニア)が主体的に数値の要因調査を行いPDCAが回せる状態を目指したい ✨
    → 探索・深掘りできるBIツールが必要
    → コードベースではなくドラッグ&ドロップで操作できる
    → インタラクティブに操作できる
    + 省コストでスモールスタートできる

使うのがエンジニアメインだったり、他BIからの乗り換えだったり、いろんな要素で上記は変わるはずです。
自社の場合はこの条件にはTableauが良さそうだった! ということです

実はBIツールって無限にあるんだ・・ 🌌

無限にあります・・しかも増え続けている‼️

すべてのツールのメリット・デメリットを考えるのは不可能に近いです。ですから、ある程度の数を使ってみて自分が一番使いたいもの、パッションで推進できるものにするのがいいかと・・
もしOKが出たらこの後ずっと使っていくんですからね!

2. 根回し/プレゼン編 🎤

ここが正直一番面倒で、難しいところ。ですが必要不可欠なもの。
社内合意を得るためにあらゆるステークホルダーへアタックします。
ここをサボるとゲーム風に言えばBad End のフラグが立つのかなと。 🚩

以下には自社をぼかした一例を残しておきます。

vs 直属の上司

基本的には味方なのでやりたいことベースで説明しました。
なぜTableauがいいのか?他の選択肢は?など当たり前に聞かれることは用意しておきましょう。

vs IT部門長(上司の上)

ここまでは自部門(エンジニア組織)なので割と話はしやすいはずです。
とはいえ会社を見る視点がだいぶ違うので、会社全体への影響を意識したBIツール導入後のロードマップを練りに練ってからいきました。

色々突っ込まれるでしょうが、「未来こんな風にしていきたいから俺はこんなことをやろうとしている!」ことを伝え、方向性に違いがあればすり合わせをしていきましょう、という感じでした。

vs 事業部長(ユーザー部門)

ここが鬼門です。基本やんわり否定されるか、他人事感満載な対応をされるでしょう 😢

目的に立ち返ってみると、この人を納得させないと「事業部側にデータ分析をさせる」が達成しないので、粘り強くいきましょう。僕は手を変え品を変え3,4度プッシュしました。

相手も鬼じゃない(多分)のでこっちが折れなきゃいつか進みます・・理不尽な扱いがあって拗ねた対応をしてしまうと目的から遠ざかるのでここは忍耐! 💪

3. 導入後 🎊

上記のプロセスを経て無事導入されました! 🎉
まずは祝福ですが・・ここからもTrue End / Bad Endの分岐はまだまだあります。
自社でもこのフェーズはこれから!なのでまた更新したいな。

最後に 🔚

最後に、ありがちな Bad End を網羅しておきましょう。

A. 導入できなかった 突破!! ✅
B. 一部の"データつよい人"だけが使う特殊なツールになってしまった 🧙‍♂️
C. ライセンス費用対効果が見えずに縮小/撤退 💸
D. セキュリティ要件との齟齬で使える範囲が限定的に 🔒
E. 導入したけど組織文化として根付かなかった(担当者と共に消滅) 👻

自社は残念ながらこれまでB~Eを繰り返してきたそうです・・
自社でもTrue Endを迎えられるように邁進していきます! 🏃‍♂️✨

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