🐕
Route53 の「ルーティング」とルータの「ルーティング」は同義ではない
同じ“ルーティング”でも別物:Route53 とルータの違いを理解する
Route53 には「シンプルルーティング」や「フェイルオーバールーティング」などの機能があり、「ルーティング」という言葉が使われている。しかし、これはルータなどレイヤー3のネットワーク機器が行う「ルーティング」とは全くの別物である。
同じ「ルーティング」という用語を使用しているため、非常に紛らわしい。特に初学者にとっては、Route53 のルーティングが難しく感じられる要因になっていると思われる。
そこで、Route 53 における「ルーティング」について、ルータの「ルーティング」との違いという観点から整理する。
Route53 と ルータの「ルーティング」比較
| 項目 | Route53(DNS) | ルータ(Network) |
|---|---|---|
| 動作レイヤー | レイヤー7(アプリケーション層) | レイヤー3(ネットワーク層) |
| 動作 | 名前解決(ドメイン名に対するIPアドレスの回答) | パケットの転送 |
| 役割 | クライアントへ「行き先」を教える | パケットを中継しネクストホップに転送する |
Route53 はパケット転送しない
Route53 の動作は、あくまで DNS による名前解決であり、パケット転送は行わない。
Route53 における「ルーティング」は、「通信の行き先を案内する」という意味で捉えると理解しやすい。
Discussion