GPS/GNSSシンポジウム 2025に参加しました!
今回で30回目を迎えるという歴史のあるGPS/GNSSシンポジウムに初めて参加しました。主催は測位航法学会。12/3(水)から12/5(金)の3日間、東京海洋大学の越中島会館で開催されました。私が参加した最初の2日間の感想を書いていきます。

講演を聞いて感じたのは
- 世界的に月の話が盛り上がっている
- GNSSの脆弱性から低軌道衛星(LEO:Low Earth Orbit)に注目が集まってる
- 非GNSSのお話も多い
という辺りです。GNSS自体は成熟していて、次のネタが盛り上がってるというところでしょうか。
月における測位って...
アメリカではアルテミス計画という有人宇宙飛行計画が進んでいて、それに伴って月面探査をする必要性から月における座標系や時刻、測位などの話が盛り上がっているようです。座標系を間違えると宇宙船の着地がクレーターの穴に落ちて失敗してしまうとか。
GNSSの国際委員会としてInternational Committee on Global Navigation Satellite Systems (ICG)というものがあって、その中のワーキンググループ(WG)にLunar PNT(PNTはPositioning, Navigation, and Timing (測位、航法、計時) の略語)を検討するWG-L(LはLunar)があるそうです。
略語多すぎ&むずい ⸜( ´ ꒳ ` )⸝
GNSSに脆弱性なんてあるの?
ひと昔前と違って、今ではスマホがあればどこでもGNSSの受信ができて自分の位置がわかります。脆弱性なんてあるの?って思いますが、あるんです。
わかりやすいところでいうと、ウクライナとロシアの戦争。下図はGPSJAMというGPSが上手く使えない場所を赤でマッピングした地図でウクライナやロシアの周辺が赤いのがわかります。

このエリアでは、ドローン爆撃機などの位置情報をダマして、狙いと関係ないところを爆撃させたり、そもそも位置情報が取得できないような妨害電波を出したりしているそうです。なりすましをスプーフィング、妨害をジャミングと呼びます。
こうした技術がある限り、安全・安定的に位置情報取得ができる仕組みがフォーカスされていて、それが低軌道衛星測位(LEO-PNT) とのこと。
非GNSS測位ってなんだろう?
名前のとおり、GNSSを使わない測位です。屋内測位で正確な位置を特定するための技術は色々あって、無線LANやIMES(Indoor MEssaging System)、RFID、可視光通信、BLE(Bluetooth Low Energy)、赤外線通信、QRコードなどが使われるとのこと。
今回はBLEにフォーカスした話が多かったです。
奥が深い
さすが30年も続く測位航法学会のシンポジウム、という感じで、どの話を聞いてもディープな世界だな...と感じました。でも私のように初参加される方もいらっしゃって、懇親会が楽しめて何よりでした。
キャンパス内の紅葉をみて思わずパシャリ。

キャリアとは...
ソフトウェアエンジニアとして十数年、テクニカルサポートとして十数年、DevelopmentとCRE( Customer Reliability Engineering)も両輪でできるキャリアを築いてきた私ですが、お上の一言で部署の異動を命じられて突然、右も左もわからないGNSSに携わることになりました。
一瞬レイオフなのかなと思ったぐらい寝耳に水なんですが、負けたくない。今一緒に頑張ってる若手メンバー2人はとても頼もしく、心機一転、プロダクト開発を一緒に頑張ろうと思ってます。そんなことをチームメンバーと昔懐かしい学食を食べてたら泣きそうになりました。

なんだかよくわからない終わり方になってしまいましたが、測位やGNSSの世界に入って、これから詳しくなっていきたいので、面白いイベントやコンテンツがあったら是非教えてください!!
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