GMOメディアのZennブログ担当・技術広報・図書員になりました
GMOメディアのZennブログ担当・技術広報・図書員になりました
GMOメディアでSREを担当している安保です。
最近、新たに「Zennブログ担当」「技術広報」「図書員」という役割を兼任することになりました。今回は壁打ち的な記事として、今後どんな活動をしていきたいか、どんなことを発信していきたいかを整理するために書いてみます。
なぜこの役割を引き受けることになったのか
もともとSREとして技術的な課題解決に取り組む中で、「もっと社内外に技術情報を発信していきたい」「GMOメディアの技術力やカルチャーを知ってもらいたい」という想いが強くなってきました。
また、個人的にも技術書を読んだり、新しいツールを試したりするのが好きで、その知見を社内でシェアしたり、記事として残したりしていたところ、自然と声がかかるようになりました。
開発部長に「技術広報と名乗って良いですか?」と相談したところ、軽い感じで「いいよ」と承諾していただけました。正式な役割という訳ではないですが、まずはこの肩書きを名乗っていこうと思います。
現在の役割と今後やりたいこと
1. Zennブログ担当として
現在は社内の活動報告を元に、社外でも発信して良い内容をブログにして書いてもらっています。アドベントカレンダーなどのブログ企画も担当しており、社内のエンジニアが継続的に発信できる仕組み作りに取り組んでいます。
ブログを書くハードルを下げる施策として、記事の冒頭に「技術的な間違いがあれば遠慮なく指摘してください」という旨のZenn注意事項的な文言を追加することを検討しています。これにより、完璧を求めすぎて記事が書けなくなることを防ぎ、フィードバックをもらいながら成長していく文化を作りたいと思っています。ただし、これはまだ他のブログ担当者と相談していないアイデアなので、これから提案してみる予定です。
2. 技術広報として
技術ブログの企画・推進や社内技術イベントの情報発信から始めていますが、新しいメディアでの発信も考えています。
それがポッドキャストです。「GMOメディアのエンジニアはAIをどう使っているか?」や「デザイナーのAI活用方法は?」といったテーマで、社内の様々な職種の人に話を聞いてみたいです。AIアンバサダーやアドバンスドエンジニア、AIエキスパートといった専門的な役割の人たちが、実際にどんな業務をしているのか、どうやってその役割に就いたのかなど、リアルな声を届けられたらと思います。私自身GMOメディアに転職して1年半ほど経ちますが、まだまだ知らないことが多いので、社内の人との交流を通じて新しい発見ができるのも楽しみです。
また、GMOインターネットグループ全体でのシナジー創出事例についても、もっと発信していきたいですね。グループ会社間での技術ノウハウの共有や、人材交流の実例など、外からは見えにくい部分を紹介できればと考えています。
技術イベントの開催や外部カンファレンスでの登壇についても、徐々に挑戦していきたいと思っています。まずは社外向けの技術セミナーあたりから始めて、慣れてきたら他社との技術交流会なども企画してみたいです。
3. 図書員として
現在は技術書購入制度の運用と、購入した書籍の社内共有を中心に活動しています。
今後は「今月のおすすめ技術書」や「エンジニア向け良書レビュー」といった選書ブログやポッドキャストを始めたいと思っています。技術トレンドに合わせた必読書の紹介や、新人エンジニアにおすすめの一冊なども定期的に発信できればと考えています。
GMOメディアの技術広報として心がけたいこと
福利厚生・働く環境についての発信
GMOメディアには技術書購入制度やTech Try制度といった学習支援の仕組みが整っています。これらの制度は会社の採用活動やブランディングにも大きく寄与するものなので、積極的に紹介していきたいと考えています。
技術書購入制度については、年間予算や利用実績、人気の技術書ランキングなど、数値的なデータも含めて紹介していきたいです。
Tech Try制度も同様で、技術的挑戦への支援内容や実際のカンファレンス参加事例、オンライン学習プラットフォームの活用状況、資格取得支援の実績などを、数字と合わせて発信していきたいですね。
これらの福利厚生・働く環境の情報発信は、エンジニア採用において重要な判断材料となります。「技術的成長を支援する会社である」ことを具体的な制度と実績で示すことで、GMOメディアの技術者重視の企業文化をアピールしていきたいと思います。
技術広報として大切にしたいこと
技術広報をやっていく上で、いくつか大切にしたい価値観があります。
まず「透明性と正直さ」です。成功事例ばかりを紹介するのではなく、失敗談や現在抱えている課題についても正直に共有していきたいと思います。技術選定の理由や背景を詳しく説明したり、コストや工数などのリアルな情報も含めたりすることで、他の企業の方々にも参考になる情報を提供できればと考えています。
次に「実用性」を重視したいです。他の企業でも参考になる具体的な事例や、実装方法やコードも含めた技術情報、ROIや効果測定の結果なども積極的に共有していきたいですね。「読んで面白かった」だけでなく、「実際に参考になった」と言ってもらえるような内容を目指したいと思います。
「継続性」も重要だと考えています。一時的な情報発信で終わらせるのではなく、定期的に情報を発信し続けることで、GMOメディアの技術ブランドを継続的に向上させていきたいです。長期的な技術戦略の共有や、技術トレンドへの継続的なキャッチアップも含めて、息の長い活動にしていきたいですね。
最後に「コミュニティ貢献」です。オープンソースプロジェクトへの貢献や、技術コミュニティでの知見共有を通じて、業界全体の技術レベル向上に少しでも貢献できればと思っています。受け取るだけでなく、与える側にもなっていきたいです。
パートナー(従業員)が発信することのメリット
技術ブログやポッドキャストでの発信活動は、パートナー(従業員)と会社の双方にメリットがあると考えています。
パートナーにとっては、発信実績を履歴書や職歴に記載できることが大きなメリットです。積極的な技術発信を評価する会社は多く、転職活動時のアピールポイントになります。もちろん転職を積極的に推進しているわけではありませんが、私自身も含めてパートナーのキャリア形成に寄与できるのは良いことだと思います。
また、発信を通じて業界内でのネットワークが広がったり、技術力の向上につながったりすることも期待できます。外部とのやり取りの中で新しい知識を得たり、異なる視点からのフィードバックを受けたりすることで、個人のスキルアップにもつながるでしょう。
会社にとっては、パートナーが積極的に発信することで技術ブランディングの向上や認知度アップが期待できます。優秀なパートナーが所属していることのアピールにもなりますし、結果的にエンジニア採用にも良い影響を与えると考えています。
このように、パートナーの発信活動は会社とパートナーの両方にとってwin-winの関係を築けるので、積極的に推進していきたいと思っています。
今後の展望
短期的にはまず月1回のZennブログ記事投稿を安定して続けていきたいと思います。同時に、ポッドキャスト番組の企画・準備も進めていく予定です。技術書レビューブログも始めて、購入した技術書をただ読むだけでなく、その内容を社内外にシェアしていく文化を作っていきたいですね。
中期的にはポッドキャスト番組の定期配信を開始したいと考えています。外部技術イベントでの登壇にも挑戦してみたいですし、他社との技術交流イベントの開催も実現できればと思います。この辺りは一人では難しい部分もあるので、社内の協力を得ながら進めていきたいです。
長期的にはGMOメディアの技術ブランド向上とエンジニア採用への貢献、そして業界での技術発信力強化を目指しています。「GMOメディアといえば、あの技術領域が強い」と言ってもらえるような、特色のある技術発信ができればと思っています。
まとめ
まだまだ手探りの部分も多いですが、GMOメディアの技術力やエンジニアリング文化を社内外に発信していくことで、会社の技術ブランド向上やエンジニア採用、パートナー自身のキャリア形成に貢献していきたいと思います。
特に、リアルな開発現場の声や、実際に使ってみた技術の感想、失敗談なども含めて、等身大の情報発信を心がけていきたいです。
技術広報として何を発信すべきか、どんな情報が求められているかについても、常にアンテナを張って情報収集していきます。もし「こんなことについて聞いてみたい」「GMOメディアのこんな取り組みが知りたい」というご要望があれば、ぜひお聞かせください!
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