GMOメディアで社内AIハッカソンを開催しました
はじめに
GMOメディアで社内AIハッカソンを開催しました。私が提案し、GMOメディアのブログ委員で企画・実施しました。
社内のエンジニア10人に声をかけて開催。週末の土曜日、休みにもかかわらず集まってくれました。もちろん仕事ではなく有志での参加です。役職の方々も審査員/スポンサーとして応援に駆けつけてくれて、豪華賞品の提供もありました。
10人がそれぞれAIを使ってアプリを作りました。
テーマ:AIでデザインする「未来の働き方」
生成AIはインターネットに匹敵する技術革新とも言われています。この生成AIを「働く環境」に活用した場合、どのような働き方の革新を起こせるでしょうか?
- 業務効率化
- コミュニケーションの活性化
- 創造性の支援
- ウェルビーイング向上
など、「働く」に関連することなら何でもOK。自分たちがこれからどう働きたいかを想像し、未来の働き方を創造しよう!というテーマです。
開催形式
- 形式:個人戦
- 開発時間:10:00〜17:00
- プレゼン:17:00〜19:00(デモ発表)
個人戦なので、開発中はみんな黙々と作業していました。中にはPC2台にディスプレイ3つを用意して、贅沢な環境で開発している人もいました。
評価方法
参加者全員によるピアレビューと審査員3名による審査を行いました。以下の3つの基準について、それぞれ5点満点で採点し、総合得点で順位を決定しました。
- 未来ビジョン度 (Vision) - どれだけ「未来の働き方」としてワクワクさせられるか
- 技術的チャレンジ度 (Technology) - AIを効果的に使おうとしているか、技術的な面白さがあるか
- 具体性と実現可能性 (Feasibility & Demo) - デモやプロトタイプで「こう動くのか」が伝わるか
作品紹介
1. AIキャリア相談アプリ(私の作品)
将来のキャリアに不安のある人向けのアプリです。現在のスキル・職種・所属企業を入力すると、AIがそれに基づいて3つの質問を作成。回答すると「2030年のキャリアはこうなります」とAIが提案してくれます。今は存在しない職業をAIが考えて提案してくれるというものです。
参加者からの感想
- 「UIがものすごくキレイになっていて感動しました!」
- 「音声入力、動画生成、AIが喋るなど幅広い実装がすごかった」
- 「未来マックスでワクワクしました!」
- 「ちょっとデモってみて、ダメそうだなって思ったら捨てて次に行く、なんてのはAI開発ならでは」
2. 障害報告4コマ漫画生成アプリ
障害が発生してNotionに記入すると、4コマ漫画を自動生成してくれるアプリ。文字で読んでも理解しにくい障害報告を、わかりやすい4コマ漫画にしてくれます。
参加者からの感想
- 「4コマ漫画という発想がなかったです!」
- 「猿でもわかるマンガにする発想はポップで良い」
- 「障害を漫画にするのいいなと思いました」
3. ChatGPT Apps SDK連携アプリ
自社が運営しているプログラミングスクール紹介サービスをChatGPTのApps SDKで表示し、MCPサーバー経由でプログラミングスクールのリコメンドができるアプリ。Apps SDKは現在プレビュー段階(Business/Enterprise/Edu向け)なので開発者向け環境で作成したそうですが、一般公開されたら本当に実装した方が良さそうな内容でした。
参加者からの感想
- 「すごく使ってみたいと思った」
- 「AI料金がユーザー負担というところが素晴らしい」
- 「AIの画面ですべてが完結するようになる未来が見えた」
4. ゲーミフィケーション型タスク管理アプリ
タスク管理が苦手な人向けに、AIが優先順位を作ってくれて、タスク完了でポイントがもらえるアプリ。Notionでやるより楽しんでタスク管理できそうでした。
参加者からの感想
- 「いやこれ正直欲しいw やったことも記録してるので、AIでなんでも分析できそう」
- 「自分の普段の課題から解決策を考えているのが明日でも使えるなぁと思った」
- 「ゲーム感覚で仕事できるのが楽しそう」
5. 個人活動可視化アプリ
SlackとGitHubと連携して、個人の活動を可視化するアプリ。上司やマネージャーは忙しいので個人の活動をくまなくチェックできない…そんな時に個人の活動記録をSlack・GitHubから吸い上げてまとめてくれます。4半期活動記録の自動作成や、テックブログのネタ提案機能もありました。
参加者からの感想
- 「めっちゃ欲しいです!これで活動振り返るとすごい嬉しい」
- 「マネジメント層に刺さるツール、エンジニアだけではなく全体適応もできそう」
- 「技術ブログをお勧めする機能は素晴らしいですね!」
6. AI献立提案アプリ
同棲している場合など、個人の好みや過去に作ったレシピから今日のレシピを考えてくれるアプリ。Expo(React Native)で開発されており、作った料理のレシピURLを入れておけば何を作ったかを記録してくれます。
参加者からの感想
- 「デモの完成度が高かったです」
- 「めちゃめちゃキレイなUIと技術も色々使っていてすごかった」
- 「うちの親も献立考えるのイヤって言ってるんでこれ欲しいですw」
7. AI日程管理アプリ
Googleカレンダー、出社/リモート情報、四半期目標、年間成長目標などと連携して、その日の予定を作ってくれるアプリ。仕事だけではなく運動など生活リズムも考慮してくれます。
参加者からの感想
- 「生活リズムに対してのアドバイスを年間成長目標、四半期目標と絡ませているので良い感じ」
- 「スケジュール把握漏れすることがあるので、あると便利」
- 「UIがシンプルでわかりやすくてよかった」
8. AIリファクタリングアプリ
コードのリファクタリングをAIがやってくれるアプリ。リファクタリングしたいディレクトリを指定すると、AIがタスクを分割して提案。承認すると実際に実装してくれます。
参加者からの感想
- 「リリース自体は『動くならリリースしてよい』という方針で動かして、負債解消をAIに任せる発想は最高」
- 「時間がなくてリファクタをないがしろにしがちになってしまうので、あると助かる」
- 「ボトルネックとなりうるレビュー時間を解決できそう」
9. 疲労度検知アプリ
AIがパソコンの前に立っている人の表情をカメラで読み込み、疲労度を計算してくれるアプリ。face-api.jsで表情を読み取り、その情報をAIに送って疲労度を採点。仕事に疲れている、帰りたい時などAIが客観的に判断してくれます。
参加者からの感想
- 「表情読み取るのはすごいなと思いました!」
- 「これは実際にどこかのHRソリューションとして出てきてもおかしくないですね!」
- 「知らず知らずのうちに疲れているってあると思うので、それ知りたいですね」
10. AI E2Eテスト自動化アプリ
AIでE2EテストをPlaywrightを使ってやるアプリ。Claude Codeのカスタムコマンドで実装し、コマンド実行でPRから情報を持ってきて自動的にE2Eテストを実行してくれます。
参加者からの感想
- 「PR→自動E2Eテスト、Claude Codeのカスタムスラッシュコマンドでイベントドリブンで作れたところが工夫点」
- 「AIによるE2Eは、欲しいってよく言われるんですよね...実現したい...」
- 「普通に仕事で使えそうですね!」
結果発表
参加者と審査員による投票の結果、入賞者が決定しました。
- 1位:個人活動可視化アプリ(賞品:Sonyヘッドフォン)
- 2位:AI E2Eテスト自動化アプリ(賞品:PLAUD NOTE)
- 3位:AI献立提案アプリ(賞品:中古HHKBキーボード)
ハッカソンを開催した目的
今回は社内のエンジニアだけを対象にやりました。提案した私の想いとしては、AIを使ってこんなことができるのか?を実際に体験してもらうことです。
仕事に繋がらなくても自由な発想をして欲しいというのもありました。その中から事業化・製品化されていくものが出れば嬉しいなという感じです。
あとは、他の会社がやっている記事を読んで、普通に楽しそうだから自社でやってみたかったです。みんなで集まって何か作るのは楽しいですよね。
今回は個人戦でしたが、次回はチーム戦にしたり、ディレクターやデザイナー、経理の人なども含めてやってみたいという意見もありました。
さいごに
企画を承諾してくれた会社、スポンサーしていただいた役職の方々、週末なのに参加してくれたメンバーのみんな、本当にありがとうございました。
ハッカソンを社内でやるのは初めてだったので、どうなるのか?と思っていましたが、ほんとみんな頑張ってくれて、良いデモばかりでした。
その後の懇親会でも「参加して良かった」と言ってもらえて嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
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