Devin知見共有LT会で見えた確かな効果〜認知向上と挑戦の後押し〜
こんにちは!グロービス技術広報のtsumichanです。
最近はキックボクシングにハマっています。🥊
突然ですが、皆さんは「Devin」というAIコーディングツールをご存知ですか?最近、技術界隈で話題になることも増えてきましたね。
私たちグロービスの開発チーム内でも、その可能性に注目する声が上がり始めていました。
そんな中、「もっとDevinについて知りたい!」「実際に使っている人の声を聞きたい!」という機運が高まり、先日、社内でDevinに関するLT(ライトニングトーク)会を開催しました。
当日はなんと60名もの参加者が集結!(普段は30名ほどなので、倍近い数字です!)
エンジニアを中心に、普段は異なるチームで活躍するメンバーが垣根を越えて集まり、Devinに関する知見や経験、そして期待や悩みを共有する、非常に熱気あふれる時間となりました。
この記事では、Devin LT会をなぜやろうと思ったかや、その効果についてレポートしたいと思います。
なぜDevin LT会を? 開催の背景にあった想い
今回のLT会を企画した背景には、シンプルに「Devinって実際どうなんだろう?」という好奇心と、「せっかくなら皆で情報交換したい!」という想いがありました。
新しい技術が登場すると、私たちは「すごいらしい」「便利そうだ」といった断片的な情報に触れる機会は増えます。
しかし、実際に自分の業務でどう使えるのか、どんなメリットがあり、逆にどんな点に注意が必要なのか、といったリアルな情報は、なかなか掴みづらいものです。
特にDevinのような新しいAIツールは、その能力や限界について、まだ未知数な部分も多いと感じていました。
そこで、実際にDevinを試しているメンバーの経験や、これから使ってみたいと考えているメンバーの疑問などを持ち寄り、オープンに語り合える場を作りたいと考えたのです。
部署やチームに関わらず、興味のある人が誰でも気軽に参加し、学び合える。そんな場を目指して、LT会の開催を決めました。
チームの垣根を越えて集まった60名の熱気
当日は、予想を超える多くの方々に参加いただきました。
特に、グロービスの学習管理システム「GLOPLA LMS」のチームメンバーが多く参加してくれたのが印象的でした。もちろん、それ以外のチームからも多数の参加があり、まさにチームの垣根を越えた交流が実現しました。
LTでは、発表者それぞれがDevinを使ってみた感想や発見、便利な使い方、「ここはちょっと難しい…」と感じた点などを率直に共有しました。
「こんな定型作業を自動化できた!」
「〇〇な場面でコード生成を試してみたけど、期待通りにはいかなかった」
「Knowledgeでこんな工夫をしています」
「開発メンバーだけでなく、マネジメント職でもDevinを使いました」
などなど…
活発な質疑応答も交わされ、「なるほど、そういう使い方があるのか!」「その悩み、私も感じていました!」といった共感の声も多く聞かれました。
単なるツール紹介に留まらず、参加者一人ひとりがDevinとどう向き合っているのか、そのリアルな姿が浮かび上がってくるような時間でした。
多様なバックグラウンドを持つエンジニアが集まったからこそ、多角的な視点での議論が生まれ、Devinというツールへの理解が深まったように感じます。
LT会で見えたポジティブな効果とは?
イベント後、参加者にアンケートを実施したところ、非常に嬉しい結果が見えてきました。
効果1:Devinを知らなかった層へのリーチ
アンケートでは、「今回のLT会で初めてDevinのことを詳しく知った」という声が予想以上に多く寄せられました。
話題にはなっていても、まだ具体的な情報に触れる機会がなかった方々にとって、今回のLT会が良いきっかけとなったようです。「まずは知ってもらうこと」、その第一歩として大きな成果があったと感じています。
効果2:挫折経験者の「再挑戦」への後押し
もう一つ、非常に印象的だったのが、「以前Devinを使ってみたけれど、うまく活用できずに挫折してしまった」という経験を持つ参加者からの声です。
「他の人の使い方を聞いて、もう一度試してみようと思った」「難しさだけでなく、可能性も感じられた」といった前向きなコメントが多く見られました。
新しいツールはどうしても、最初のハードルや期待とのギャップで利用を諦めてしまうことがあります。
しかし、他のユーザーの経験談や工夫を聞くことで、新たな視点が得られ、再挑戦への意欲が湧く。
LT会が、そうしたポジティブな循環を生み出すきっかけになれたことは、主催者として大きな喜びです。
LT会で見えたDevinとの協働ノウハウ:万能ではない、でも強力なサポーター
今回のLT会を通じて、Devinが決して万能な魔法の杖ではないこと、そして同時に、私たちの開発プロセスをサポートしてくれる強力な「相棒」となりうる可能性を秘めていることを再認識しました。
完璧なコードを一発で生成してくれるわけではないかもしれません。
時には意図しない挙動を示すこともあるでしょう。
しかし、定型的な作業の自動化、コードスニペットの生成、アイデアの壁打ち相手など、その活用方法は多岐にわたります。
大切なのは、Devin(あるいは他のAIツール)を「使う」か「使わない」かの二元論で捉えるのではなく、「どう賢く付き合っていくか」という視点を持つことなのかもしれません。
LT会での参加者の声を聞いていると、皆さんがまさにその点を模索し、自分なりの付き合い方を見つけようとしている様子が伝わってきました。
まとめ:知ることから、試すことへ
60名もの参加者と共にDevinについて語り合ったLT会は、知識の共有だけでなく、多くのエンジニアが新しい技術に対して前向きな姿勢で向き合っていることを実感できる、素晴らしい機会となりました。
アンケート結果にもあったように、「知らなかった」方々への情報提供、そして「挫折した」方々の再挑戦への後押しという点で、確かな手応えを感じています。
この記事を読んでDevinに興味を持った方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?もしかしたら、あなたの開発ワークフローを少し変える、新しい発見があるかもしれません。
そして、もし既にお使いの方がいれば、ぜひあなたの活用法や発見を、チームやコミュニティで共有してみてください。
そうした小さな共有の積み重ねが、私たちエンジニア全体の力になっていくはずです。
私たちも、今回のLT会をきっかけに、社内でのAIツール活用に関する情報交換をさらに活発化させていきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
発表者の資料
LT会での発表資料をアップロードしておりますので、ぜひご覧ください👁️
おまけ:宣伝
グロービスでは、LT会をはじめとした勉強会がさかんに行われています!
こんな組織で働きたくないですか?働きたいですよね!?一緒に働きませんか!?
ということで、採用サイトを置いておきます。
カジュアル面談もいつでもお待ちしております!
Discussion