週刊Cloudflare - 2026/01/11週
こんにちは、あさひです 🙋♂️ 今週の Cloudflare のアップデートをまとめていきます!
この記事の主旨
この記事では、前週に Cloudflare のサービスにどんな変更があったかをざっくりと理解してもらい、サービスに興味を持ってもらうことを目的としています。そのため、変更点を網羅することを優先します。
2026/01/04 ~ 2026/01/10 の変更
Wrangler
4.58.0
マイナーアップデート
-
wrangler --helpの表示を改善- コマンドをプロダクトカテゴリ別にグルーピングして表示
- Account
- Compute & AI
- Storage & Databases
- Networking & Security
- Cloudflare ダッシュボードの構成に合わせた整理により、コマンドの発見性を向上
- コマンドをプロダクトカテゴリ別にグルーピングして表示
パッチアップデート
- 依存関係の更新
-
workerdを新バージョンへ更新 miniflare@4.20260107.0
-
4.57.0
マイナーアップデート
-
wrangler auth tokenコマンドを追加- 現在の認証トークンを取得でき、他ツールやスクリプトで利用可能
- OAuth トークン(自動更新)や環境変数
CLOUDFLARE_API_TOKENの API トークンを返す -
--jsonでトークン種別等を構造化出力可能
- Containers の SSH trusted user CA keys をサポート
- Wrangler 設定に以下のように指定可能
[[containers.trusted_user_ca_keys]] public_key = "ssh-ed25519 AAAAC3..."
- Wrangler 設定に以下のように指定可能
- Containers の非推奨 observability.logging フィールドを削除
-
wrangler devで タイプ生成 をサポート-
--typesで即時生成 - または設定ファイルに
dev.generate_types = trueを追加
-
-
wrangler setupに以下の隠しフラグを追加-
--no-completion-message(セットアップ完了メッセージを抑制) -
--no-install-wrangler(Wrangler インストールをスキップ)
-
- Secret コマンドの分析プロパティを拡張
- 操作種別(single / bulk)や入力形式、環境指定有無などを取得(機密情報は含まない)
-
.sqlファイルを Wrangler/Vite で直接 import できるようデフォルト Text module rule を追加 - autoconfig が
WakuとVikeをサポート
パッチアップデート
- 認証エラー発生時、設定の
account_idが認証アカウントと一致しない場合に警告を表示 - autoconfig で Next.js(CommonJS config など)を扱えるよう修正
- OpenNext プロジェクト向けのデプロイ delegating を
--x-autoconfig実行時のみに制限 -
r2 snapshot-expirationコマンドで送信される API フィールド名の修正(正しいリクエストへ) - TOML の Date/Time 系値のエラーをより分かりやすく表示
- D1 migration コマンド実行時に設定ファイルがない場合に明確なエラーを出力
- OpenNext への引き継ぎ時に CLI 引数を正しく渡すよう修正
-
wrangler devでローカルサーバ再読み込み完了時に通知を追加 - アナリティクスログでバージョン番号を sortable な形式として扱うよう改善
- 依存関係更新
miniflare@4.20260103.0@cloudflare/unenv-preset@2.8.0
Workers
Workers Builds のイベントをサブスクライブ可能に
Workers Builds にイベントサブスクリプション機能が追加され、ビルドやデプロイに関するイベントを外部システムで受け取れるようになりました。これにより、ビルドの開始・成功・失敗といった状態変化をフックとして、通知や自動処理を組み込めます。イベントは Webhook やキュー、ワークフローなどと連携でき、CI/CD パイプラインの可視化や運用自動化を強化できます。たとえば、ビルド失敗時の即時通知、成功時の後続ジョブ起動、メトリクス収集などが容易になりました。
Workers Analytics Engine
SQL で LIKE と HAVING 句をサポート
Workers Analytics Engine の SQL 機能が拡張され、LIKE と HAVING 句が利用できるようになりました。これにより、文字列パターンによる柔軟な絞り込みや、集計結果に対する条件指定が可能になり、分析クエリの幅が広がりました!LIKE を使えば、URL やユーザーエージェント、イベント名などの部分一致検索が行えます。また、HAVING により、GROUP BY で集計した結果に対して「一定回数以上」「しきい値を超えるものだけ」といった条件を直接指定できるため、外部ツールに渡さずに Analytics Engine 内で分析を完結しやすくなります。ログ傾向の把握や異常検知、ダッシュボード向けの集計処理など、実運用での分析用途がさらに広がるアップデートですね。
Containers
カスタムインスタンスタイプを定義可能に
すべてのユーザーを対象に、カスタムインスタンスタイプが利用可能になりました。これにより、事前定義されたインスタンスタイプに限定されることなく、vCPU、メモリ、ディスク容量を個別に指定できるようになりました。特定の処理だけ CPU を多く使う、メモリを多く消費する、ディスク容量が必要といったケースでも、必要な分だけを割り当てられるため、コスト効率とパフォーマンスの両立がしやすくなります。標準タイプではフィットしなかった構成や、段階的にスケールさせたい環境で特に有効です。
[[containers]]
image = "./Dockerfile"
instance_type = { vcpu = 2, memory_mib = 6144, disk_mb = 12000 }
{
"containers": [
{
"image": "./Dockerfile",
"instance_type": {
"vcpu": 2,
"memory_mib": 6144,
"disk_mb": 12000
}
}
]
}
Access
DoH 利用ユーザーの操作を Audit Log に記録
Cloudflare Access で、DNS over HTTPS(DoH)を利用しているユーザーの操作が Audit Log に記録されるようになりました。これにより、従来は可視化が難しかった DoH 経由のアクセスについても、「誰が・いつ・どのように利用したか」を監査ログとして追跡できます。本対応により、Zero Trust 環境における監査性とトレーサビリティが向上し、セキュリティレビューやコンプライアンス対応が行いやすくなります。
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