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動物の命を守るために。技術で「現場の負担」を減らす挑戦

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自己紹介

はじめまして。私は「がお」と申します。現在、保護猫事業を手がける企業様と協力し、問い合わせ対応の負担を減らすシステムを開発しています。

私は本業ではエンジニアではありません。
ですが、開発はメンターの力を借りながらも、基本的に独学で学び続けて約1年半になります。

コードをゼロからガリガリ書くのはまだ得意とは言えませんが、
コードの理解と個人開発ができる程度のスキルを持って、実際にいくつかのプロダクトを形にしてきました。

なぜ動物のためのシステムを作ろうと思ったのか

理由は、とてもシンプル。
「動物のために生きたい」と思ったからです。

多くの動物たちが、殺処分や虐待、無責任な飼育放棄など、さまざまな社会問題を抱えています。
私はそんな今の社会に、どこか「人間ではないから仕方ない」と命が軽んじられているような空気を感じています。

だからこそ、動物が動物らしく、当たり前に生きられる社会の仕組みを作りたい。
それが私がプログラミングを学ぼうと決めた原点です。

特に私は、幼いころから猫と暮らしてきました。
身近な存在だからこそ、まずは犬や猫の殺処分を減らすことに焦点を当てて行動しています。

今はまだ技術も経験も発展途上ですが、
**「動物のため、そして動物のために頑張っている人の負担を軽くするシステムを作ること」**をモットーに、日々開発を続けています。

今、どんなことをしているのか

現在は、保護猫事業に取り組む企業様の「問い合わせ対応」の効率化システムの開発に取り組んでいます。

もともと私は、**「動物のためのサービスを自分で立ち上げたい」**という思いから、独学でプログラミングを学び始めました。

最初は、保護猫を迎えた自身の経験をもとに、
里親さんと飼い主さんの譲渡後のLINEにおけるコミュニケーションを管理するアプリを作りました。
ですが、うまくは行きませんでした。

そこで、より実情を理解しようと動物愛護団体を訪問し、アンケートを実施。
その結果見えてきた課題をもとに、
迷子猫のポスター作成や目撃情報を管理できるWebアプリを開発。
けれど、これも思ったほど活用されませんでした。

こうした経験を通して、私は気づきました。

「本当に現場で役立つものを作るには、もっとリアルに触れなければならない」

そう思い、自分自身もボランティア活動に参加しながら、
動物のため、そして動物のために頑張っている人たちの負担を軽くするシステムを作ろうと決めました。

そんな中で出会ったのが、今お世話になっている企業の社長さんです。
自分の活動の話をする中で、保護猫に関する問い合わせ対応が非常に大きな負担になっていることを知りました。

「これだ。これに挑戦したい」と思いました。

AIは未経験でしたが、「やらせてください」とお願いすると、社長は一つ返事でOKしてくれました。

今はその想いに応えるべく、

現場のヒアリング

システム設計案の作成

過去の問い合わせデータの分析
などを進めています。

最高のものを作って、現場の負担を少しでも減らす。
それが今の自分の挑戦です。

使用技術と、現場に寄り添うための工夫

今回の問い合わせ対応システムの開発では、Python / Django / LINE Messaging APIをベースに構築しています。
理由はシンプルで、自分がある程度経験のある技術であり、すでに保有している問い合わせデータを活用しやすい構成だったからです。

また、生成AI(主にChatGPT APIなど)を活用する予定です。
問い合わせ内容の要約や、社内通知の自動化などに応用できればと思っています。

工夫したこと

  1. LINE上で完結する設計に
    今回のターゲットである保護猫事業の現場では、業務の合間にスマホで対応していることが多いため、
    「できるだけ操作が少なく、LINE内で完結する」ことを重視しています。
    そのため、Djangoの管理画面などは基本的に使わず、LINEでのやり取りの中で情報の入力や確認が完了する構成を目指しています。

  2. ヒアリングフォームでジャンル分け
    問い合わせ内容は非常に多岐にわたりますが、
    大まかなジャンル(例:譲渡、医療、里親トラブル など)に分類することは可能です。
    そこで、問い合わせの初期段階でジャンルを選択し、基本的な情報を取得できるヒアリングフォームを導入する予定です。

  3. AIによる要約機能の活用
    問い合わせ対応は長文化しやすく、全体の把握にも時間がかかります。
    そのため、ChatGPT APIなどを活用し、やり取りの要約を生成して社内共有に活用する機能を取り入れようとしています。

これらの工夫を通じて、**「現場で本当に使える問い合わせ対応支援ツール」**を目指しています。

今後やりたいこと 〜仲間と共に、動物の未来を変える〜

今は、自分自身も保護猫活動のお手伝いをしながら、
目の前の問い合わせシステムの開発に全力で取り組んでいます。

でも、これはまだ始まりに過ぎません。

これからも現場での活動を通して、動物や、動物のために頑張る人たちの「負担」を減らすシステムを、どんどん作っていきたいと考えています。

そうすれば、救える命は確実に増える。
私はそう信じています。

自分はまだまだ未熟で、AI分野も初挑戦。
けれど、下積みも現場作業もすべて含めて、ボランティアとして本気で取り組み続ける覚悟です。

一緒にやりませんか?

今後は、
「動物のために、動物のために頑張る人の負担を減らしたい」
という想いに共感してくれるエンジニア、デザイナー、プロダクト思考の人たちとチームを作りたいと思っています。

まだ何も整っていないけれど、
それでも、心の底から一緒にやりたいと願っています。

「何かを変えたい」と思っている人

「現場のために技術を使いたい」と思っている人

「動物の未来のために行動したい」と感じている人

少しでも共感してくださった方がいたら、ぜひ一緒に挑戦していきましょう。あなたの力が、きっと動物たちの未来を変えます。

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