Galirage Inc.
🚀

Claude Code を業務用と個人用で環境分離する方法

に公開
2026/05/05

はじめまして、ますみです!

株式会社Galirage(ガリレージ)というAIスタートアップで、代表をしております^^

その他にも、「AIとコミュニケーションする技術(インプレス出版)」という書籍を執筆させていただいたり、生成AIアカデミーというYouTubeチャンネルを運営したり、上智大学で非常勤講師をしたりしています!

自己紹介.png

この記事では、Claude Code を業務用環境と個人用環境で分離して運用する方法 を紹介します!

Claude Code などの AI コーディングツールを実務で使い始めている方の中には、

  • 会社の API 環境と、個人で契約している AI 環境を分けて使いたい
  • 業務では会社の課金体系・セキュリティルールに従いながら、個人開発では自由に AI を使いたい
  • Codex や定額プランなど、用途に応じて環境を切り替えて使いたい

と感じている方も多いのではないでしょうか。

特に Claude Code は、基本は 1 系統の設定で使う前提になっているため、
「業務用」と「個人用」をどう安全に切り分けるかは、
実務で使い始めると意外と悩みやすいポイントです。

本記事では、環境変数・エイリアス・運用設計を組み合わせて、

  • 業務用 Claude Code(会社 API)
  • 個人用 Claude Code(Codex / 定額環境)

を 安全に切り替えて使う方法 を解説します。

実務で Claude Code を使っている方や、
これから AI コーディングツールを本格導入したい方の参考になれば嬉しいです 👍

AI駆動開発ツール(AIネイティブ開発ツール)について、まだ詳しくない方は、下記の記事をご覧ください👇

https://zenn.dev/umi_mori/books/ai-native-programming/viewer/what_is_ai_native_programming

Claude CodeでGPT-5.2 Codexを使う方法については、下記の記事をご覧ください👇

https://zenn.dev/galirage/articles/claude-code-gpt-5-2-codex-setup

本記事のサマリー

  • Claude Code は基本 1系統の設定 で使う設計
  • 設定ディレクトリ を分離すれば複数環境を作れる
  • alias を使えばコマンド切替だけで環境切替できる

前提:なぜ Claude Code は環境分離が必要なのか

Claude Code は非常に便利なツールですが、
基本的には 1 つの設定系統で動作する設計 になっています。

例えば:

  • /login でログインすると、その環境が常に使われる
  • API キーを設定すると、その API が常に使われる
  • Max / Pro / API / Proxy などを「同時に並行」では扱いにくい

実務でよくある課題

実際の現場では、次のようなケースがよくあります。

■ 業務環境

  • 会社の API Key を使用
  • 監査・ログ・セキュリティ制約あり
  • 課金体系も会社管理

■ 個人環境

  • 個人契約の Claude / Codex / 他AI
  • 定額プランを活用したい
  • 個人開発で自由に使いたい

この2つを 同じ Claude Code 設定で混ぜると、

  • 誤って会社 API を個人用途に使う
  • 個人トークンを業務コードで使う
  • 課金・監査の境界が曖昧になる

といったリスクがあります。

解決方法:設定ディレクトリを分離する

Claude Code は内部的に、設定を以下のディレクトリに保存しています。

~/.claude

つまり、このディレクトリを分離すれば、
複数の Claude Code 環境を作ることができます。

例:環境分離構成

~/.claude              ← 業務用
~/.claude-personal     ← 個人用

全体の構成と各環境の対応関係を図で整理すると、下記のようになります。

Claude Code 環境分離マップ|業務用 vs 個人用
Claude Code 環境分離マップ — ~/.zshrc に alias を定義し、コマンド(claude / pclaude)ごとに異なる設定ディレクトリと API を切り替える構成

仕組み:CLAUDE_CONFIG_DIR

Claude Code は起動時に:

CLAUDE_CONFIG_DIR

という環境変数を参照します。
これを切り替えることで、別環境として起動させることができます。

設定手順

Step1:起動ラッパー関数を作成

.zshrc に追加します。

_claude_with_profile() {
  export CLAUDE_CONFIG_DIR="$1"
  shift
  command claude "$@"
}

Step2:用途別 alias を作成

# 業務用
claude() {
  _claude_with_profile "$HOME/.claude" "$@"
}

# 個人用
pclaude() {
  _claude_with_profile "$HOME/.claude-personal" "$@"
}

Step3:反映

source ~/.zshrc

Step4:ディレクトリ作成

mkdir -p ~/.claude-personal

個人環境で Codex を使う場合

例えば 個人環境で Codex を利用したい場合、
個人環境ディレクトリに以下のような設定を配置します。

~/.claude-personal/settings.json
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_BASE_URL": "http://127.0.0.1:8317",
    "ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "sk-dummy",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "gpt-5.2-codex(xhigh)",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "gpt-5.2-codex(high)",
    "ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "gpt-5.2-codex(medium)"
  }
}

使い分け方法

設定が完了すると、Claude Code の起動コマンドを変えるだけで 環境を切り替えることができます。

業務用

claude

個人用

pclaude

まとめ

Claude Code は非常に強力なツールですが、
実務で使う場合は 環境分離設計 が重要になります。

今回紹介した方法を使うことで、

  • 業務環境
  • 個人環境

を安全に切り替えて使うことができます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです✨

Galirage Inc.
Galirage Inc.

Discussion