かつて脆弱だったCTFチーム「full_weak_engineer」が屈強になるまで
ご報告
CTFチーム full_weak_engineer は、SECCON CTF 14 予選で世界10位・国内1位となり、国内決勝への進出が決定しました!
ラスト3分ぐらいまで、国際決勝にも進めそうな勢いでした!
まさか、ここまで強いチームになるとは思ってなかったです。
そんな full_weak_engineer ですが、これまで SECCON CTF 決勝進出を目標に活動をしてきました。チーム結成から2年の時を経て目標を達成することができたので、これまでの活動を振り返ってみます!
はじまり
アスースンが2023年12月のSECCON 電脳会議に参加したのがきっかけです。
そこでSECCON CTFの決勝を見て「決勝に行けるくらい強くなりたい!」と思いました。

脆弱エンジニアが決勝に行くという夢
翌月、頑張ることにしました。
YouTubeチャンネル『脆弱エンジニアの日常』のDiscordサーバーでチームとしての参加を呼びかけました。

とはいえ最初はアスースンがひとりぼっちでした。勉強がてら常設のpicoCTFを解いたり、防衛省サイバーコンテスト、shioCTFに参加していました。
最初にチームで参加したのがLINE CTFでした。
記念すべき初陣です。

あ、この頃はまだチーム名が「脆弱エンジニア」ですね!
full_weak_engineer の由来
チーム名について、どこが "weak" なんだよと最近言われるようになりました。
本当に大した意味はないのですが、「脆弱エンジニア」を英語で意訳した言葉であり、かつ、full stack engineerの逆の存在として韻を踏んでいる点がポイントです。
(チーム名にするよりも前にYouTubeハンドルに使っていたかもしれない。覚えていない)
本当はそのままチーム名を「脆弱エンジニア」にしたかったのですが、チーム名に英数字記号しか使えないことが多いので、こうなっています。
ダークホース"t-chen"の誕生
今ではキャプテンはもはやアスースンではなく、t-chenです。
彼なしではこのチームを語ることのできない存在です。
華々しいですね!
CTFを始めて1年半とは思えないレベルの活躍を見せてくれています。
大学時代の仲良しなのですが、2019年に一度だけSECCON Beginners CTFに一緒に出たことがありました。久々に、SECCON Beginners CTF 2024に半ば強引に誘ったのが始まりです。
しかも、チーム初のWriteupを書いてくれました。
時間があまりなくてwebしか触れなかったが、思ったより解けたなって印象でした。久しぶりで超たのしかったのでまたやりたいです。
前よりも解けるようになっていたのが楽しかったようで、ここから勝手に急成長していきました。

チーム「full_weak_engineer」の参加記録(2024)
そんなt-chenですが、実は『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』というゲームの日本Discordのサーバーの主だったのです。
爆弾解除界隈の襲来
t-chenによって、何名かが爆弾解除界隈からCTFの世界に連れてこられました。
そして、見事に活躍してくださっています!
爆弾解除ゲームではモールス信号が出てきて、MODを含めるとたくさんの暗号が登場します。
情報工学要素強めのゲームとなっていて、爆弾解除界隈はCTFにもハマりやすい傾向にありそうです。

爆弾解除の様子(MOD).あれ?誰かのアイコンで見たことある気がしますね
今度、爆弾解除界隈をCTFの沼に埋めるコラボ動画出したいくらいです。
SECCON CTF 13 予選 国内10位で敗退
そして挑んだ2024年のSECCON CTF 予選。
結果はあと1チーム差で決勝進出ならずでした。
「あと1問取れていれば......」
チームメンバー40人全員が悔しい思いをして、来年強くなって望むことを誓いました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
CTF勢が脆弱エンジニアのDiscordに参加させられる
アスースンは、ASUSN CTFという大喜利「IPPON」ジャンルがあるエンタメ色の強いCTFを開催しています。
第2弾では、t-chenが作問に加わってくれたりしたのですが、参加者には脆弱エンジニアのDiscordサーバーに参加してもらい、問題のアナウンスなどをしていました。

IPPONのpluginなども開発された
匿名で回答を判定していたため、運営のくせに提出したt-chenの回答がIPPONを獲得してしまった
同じDiscordでチーム募集もしていたので、日本のCTFプレイヤーに「full_weak_engineer」のチーム募集の認知度が上がった気がしています。
脆エくんbot爆誕
チームメンバーの募集は、Discordのチャンネルで定期的に行われます。誰でも参加できます。
メンバーは手を挙げたかどうかによって変動するので、CTFごとにDiscordのプライベートチャンネルを作成しては招待していました。
毎週手作業でやっていられないため、メカニカルなウミウシの「脆エくんbot」が誕生しました。
(開発:t-chen)

ボタンを押すとチャンネルに招待される
情報共有は問題ごとにスレッドを作成しています。スレッドの検索や解けたかどうかの管理も脆エくんbotが担当してくれます。

ジャンル「Pwn」のスレッド検索結果(他の人には表示されない)
チームでCTFを開催(作問陣vs非作問)
CTFに参加していると、作問もしてみたくなってくるものです。
というわけで「Full Weak Engineer CTF 2025」を開催しました!

作問はCTFのスキルアップに繋がるので、たくさんの人が興味を持ってくれて嬉しかったです。
エンタメ寄りのASUSN CTFと違い、ちゃんとした真面目なCTFになりました。
運営ではないメンバーも参加者として挑んでくれました!
ここでも爆弾解除界隈が活躍。Revのボス問題(1solve)を解くという伝説を残しました。

Revの超新星
爆弾解除恐るべし......。
初の賞金獲得
その後もチームメンバーは大活躍してくれました。
07CTFにて、初めて3位に入賞して賞金を獲得しました。

3rd: $50
学生チームだと賞があるCTFなどは、学生のみのチーム(full_weak_student)を作ったりしています。

IERAE CTF 2025にて学生チームに追い抜かれたときの様子
(最終的に逆転した)
学生チーム共著のWriteupを書いてくれたこともありました。
人数制限でチーム分離する際は、チーム名をノリでつけてもらっています。
5月の大型連休の時期にやったCTFでは「golden_weak_engineer」もありました(笑)
SECCON CTF 14 予選 国内1位で決勝進出
今年こそは決勝に出たいという思いで挑んだSECCON CTF 14予選。
チームメンバーが予選突破のために強いメンバーを連れてきてくれたりもしました。
リアル組はわいわい集まって夜通し戦っていました。
「そんな指示でchatGPTで解けるのかよwww」みたいな感じで盛り上がっていました。

リアルで集まる組は参加者が持参したRaspberry Piからテレビ越しにスコアを見ていた
国内決勝どころか国際決勝行けそうな勢いでした。
本当にお疲れ様でした!ありがとうございました。
(この勢いのまま、TSG CTF 2025も世界4位・国内2位でした!決勝進出!)
終わりに
これまで full_weak_engineer として参加してくれた人数をカウントしたら72名もいました!
SECCON CTF 14の決勝・TSG CTFの決勝や今後の活動も応援していただけると幸いです。
CTFの情報を収集したい方や、チームでの参加に興味がある方は、YouTubeの概要欄にあるDiscordリンクから、お気軽にご参加ください!(スポンサーも歓迎します)
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