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FirebaseでSign in with Appleを実装する準備をしよう!
概要
iOSアプリにFirebaseでSign in with Appleを実装するために必要な準備についてまとめました。
あとはコードを書くだけ!に到達するまでの準備の話のため、どのようにボタンを表示するか?等の説明はしません。
本記事は2025年7月5日時点の情報です。特にFirebaseコンソールは画面が変わりやすいのでご注意ください。
前提
- iOSアプリにSign in with Appleを実装します
- Apple Developer Programに登録している
- Sign in with Appleを実装したいアプリのプロジェクトを作成している
- Firebaseプロジェクトの設定が済んでいる
まだ設定できていない場合は、Firebase を Apple プロジェクトに追加するの手順に沿って設定します。アプリを追加する時は、Xcode上のBundle Identifierを登録します。
公式ドキュメント
公式ドキュメントを見るのが大事です!が、不要な手順もあります。本記事では、不要な手順を除き、画像をつけて丁寧に説明しているつもりです。
XcodeでSigning & Capabilitiesの設定をする
XcodeでアプリのTARGETS -> Signing & Capabilitiesから+ Capability
を選択して、
画像はSign in with Appleが追加されている状態です
Sign in with Apple
を追加します。
Apple DeveloperサイトでSign in with Appleを有効にする
- Apple Developerの Certificates, Identifiers & Profiles -> Identifiers ページにアクセスし、任意のApp Idを選択します。
まだアプリが登録されていない場合は、Identifiers+
から画面に従って進みます。Bundle IDには、Xcode上のBundle Identifierを登録します。 - Capabilitiesタブで下にスクロールしていくとSign in with Appleがあるので、チェックを入れます。
-
Edit
から、Server-to-Server Notification Endpointを設定します。
下で説明しているFirebaseプロジェクトへの設定 - 手順3でURLをコピーできます。
※入力するURLはhttps://YOUR_FIREBASE_PROJECT_ID.firebaseapp.com/__/auth/handler
です。プロジェクトIDは、 Firebaseコンソールのプロジェクトの設定ページから確認できます。
FirebaseプロジェクトでSign in with Appleを有効にする
- FIrebaseコンソールから該当のiOSプロジェクトを開き、サイドバーの 構築 -> Authenticationを選んで追加します。
- ログイン方法のタブから、
Apple
を押します。すでに他の認証方法が追加されている場合は、新しいプロバイダを追加
からAppleを追加します。
- 何も入力せずに保存を押します。
オレンジの枠で囲っている部分は上の手順で設定するServer-to-Server Notification EndpointのURLです。
準備完了です🎉
おわりに
Sign in with Apple導入の準備はAIに任せることができない上意外と手間がかかりますが、あとは実装するのみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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