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主体的なチームを作るために意識していること

ふっぴふっぴ

背景

ふと「なんでうちのチームはみんな主体性あるんだろう?主体性ない人は世の中に沢山いるのに…違いがわかれば役立ちそう。」と思った。
たまたまそういう人の集まりだったってそんな偶然は無いと思うし、少人数ならともかく11人もいるのに主体性を保ち続けているのは凄いことなんじゃないかと。

ふっぴふっぴ

自分はどういう時に自発的に動こうと思わなくなるか

  • 成功しても褒められないのに、失敗したら怒られる環境
  • 自分の興味のないことばかりが続く時
  • 重要度の低いタスクをやらざるを得ない時
  • やることが多すぎてパンクしている時

効果があるのかもしれないアクション

アクションがなくても変わらないかもしれないけど、こういう思想のもとに行動しているというものリスト

【成功しても褒められないのに、失敗したら怒られる環境】への対策

  • 週1の振り返りの時にKPTを使っているのだが、良かったことを最低3つ出すように言っている
    • 人の良いところを見つける癖をつけてもらうのが目的
    • 褒められると誰だって嬉しいし、褒め返そうと注意して人を見るようになる → 好循環が生まれる
    • 3つ以上出す人もいるので、1週間の振り返りでKeepが40個くらいでてる
  • 失敗しても責めずに、こうすればもっと良くなると思うという議論をみんなでやる
    • チャレンジしたことは褒める
  • 若い人に対しては特に小さいことでも褒める意識を持つ
    • 周りがベテランばかりのチームになると、自分のことを過小評価する若い人が多いけど、そもそもついてきている時点ですごいので、過小評価する必要はないことをちゃんと伝える

【自分の興味のないことばかりが続く時】への対策

  • 仕事の割り振りをする時に、「タスクAを【やりたい人】」って聞くようにしている
    • なるべく希望を叶えてあげたい
    • 「これやって」とメンバーに対して受け身にさせるのではなく「やりたい」と言わせることで自主的な形になる
    • 毎回このやり取りしてると言霊効果みたいなのもありそうな気がする
  • 機能Aのオーナーは○○さん、機能Bは○○さんと細かすぎない程度にリーダーをやってもらう
    • リーダーが全てをやるのではなく、他のメンバーを引っ張ってもらうことが目的
    • 本人の意思を確認する
    • 推薦する時もなんで推薦したのか根拠を伝える
    • ジュニアに対してはやった時のメリットを伝える
      • ベテランになった時にいきなり全てを管理するよう言われると大変だから経験を積む意味で良い
    • いきなり全てをやってもらうのは難しい人もいると思うのでそういう人のサポートは欠かさずする
    • なるべく1on1をして負荷状況の確認と、状況によっては負荷分散させたりリアサインする

【重要度の低いタスクをやらざるを得ない時】への対策

  • なるべく価値のないタスクは消すために、やらなくて良い理由をロジック立てて説明する
  • 重要度に気づけていない場合もあるので、なぜ必要なのかを説明してもらう

【やることが多すぎてパンクしている時】への対策

  • 全てを一人でやらなくても良くない?というものが結構あるので、要素を分割して分担できる形にしてあげる
ふっぴふっぴ

【メンバーの主体性があったから良かったこと】

  • 障害発生時に対応しようと思ったら既に他の人が着手開始してくれていた
  • タスクが溢れてると相談すれば、自分手が空くからやるよと頻繁に声をかけてくれる
  • 今後のチーム体制について分報に考えを書いてたら、「一緒に考えよう」と声をかけてくれてMTG設定とアジェンダまで決めてくれた
  • 便利なSlackBotがたくさんある
  • 案が思いつきだけじゃなくて、事前調査した結果を元にしてるケースが多い
ふっぴふっぴ

仕事の割り振りをする時に、「タスクAを【やりたい人】」って聞くようにしている

なるべく希望を叶えることで、幸福感を得やすい状態にあるのかもしれない。

主観的幸福感を決定する要因の重要度(標準化係数)

独立行政法人経済産業研究所による「幸福感と自己決定 - 日本における実証研究」より