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JavaScriptのデータ型について

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はじめに

今回、JavaScriptの復習の中でデータ型について理解が曖昧な所があったのでアウトプットとして記事を書きました。

データ型とは?

JavaScriptには大きく分けて2種類のデータ型があり、プリミティブ型とオブジェクト型に分類されます。
プリミティブ型には数値,文字列,論理値,null,未定義,Symbol,BigIntの7種類、オブジェクト型にはオブジェクト,配列,関数の3種類あります。

データ型の種類

プリミティブ型

  • 数値(Number):数字を表す
const age = 35
  • 文字列(String):文字を表す
const userName = "太郎"
  • 論理値(Boolean):論理値(trueもしくはfalse)を表す
const isLoggedIn = true
  • null(null):値が存在しないことを表す
const data = null
  • 未定義(undefined):値が未定義なことを表す
const value;
console.log(value);//undefinedが表示される
  • Symbol(シンボル型):一意で不変な値を作成するために用いる
//Symbolの作成
const sym1 = Symbol();
const sym2 = Symbol();

//同じように作成しても異なる値になる
console.log(sym1 === sym2);//falseが出力される
  • BigInt(長整数型):JavaScriptのNumber型で安全に扱える整数の範囲を超える大きな整数を扱うために用いる
//Number型の安全な整数の範囲
console.log(Number.MAX_SAFE_INTEGER);//出力結果:9007199254740991
console.log(Number.MIN_SAFE_INTEGER);//出力結果:-9007199254740991

//MAXの値を超えると精度が損なわれる
console.log(Number.MAX_SAFE_INTEGER + 1);//出力結果:9007199254740992(正しい)
console.log(Number.MAX_SAFE_INTEGER + 2);//出力結果:9007199254740992(間違い)
console.log(Number.MAX_SAFE_INTEGER + 3);//出力結果:9007199254740994(正しい)

オブジェクト型

  • オブジェクト(Object):キーと値をペアで格納できるまとまり
const user = {
  id: 1,
  name: "田中太郎",
  age: 35,
  email: "tanaka@example.com",
  isActive: true
};
  • 配列(Array):順序付きのデータの集まり
const tasks = ["設計", "実装", "テスト", "デプロイ"];
const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
  • 関数(Function):実行可能なコードのかたまり
// 関数宣言
function calculateTotal(price, quantity) {
  return price * quantity;
}

// 関数式
const greet = function(name) {
  return `こんにちは、${name}さん`;

// アロー関数
const add = (a, b) => a + b;

// 関数の実行
console.log(calculateTotal(100, 3));

まとめ

この記事ではJavaScriptのデータ型についてまとめてみました。
JavaScriptの復習をしたことで改めてnullとundefinedの違いや今まで触れたことがなかったSymbolやBigIntを知ることができました。
JavaScriptのデータ型を理解しておくことで、TypeScriptの型定義がより理解しやすくなると思います。
初学者の記事の為、間違った記載があるかもしれませんのでご指摘、コメントぜひよろしくお願いします。

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