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git branchの使い方:一覧・作成・削除・名前変更
はじめに
Gitでブランチを操作する際、
よく使うのが git branch
というコマンドです。
「ブランチを作るときだけ使う」だけでなく、
一覧表示・削除・名前変更 など、さまざまな用途があります。
本記事では、git branch
コマンドの基本操作について解説します。
ブランチ一覧を確認する
現在のブランチ一覧を確認するには、以下のコマンドを実行します。
git branch
✅ 今いるブランチには *
がつきます。
例:
* main
feature/login
feature/ui
新しいブランチを作成する
新しいブランチを作成するには、以下のコマンドを実行します。
git branch 新しいブランチ名
例:
git branch feature/new-feature
✅ ブランチを作るだけで、切り替えはしない点に注意しましょう。
ブランチを切り替えたいときは git switch
や git checkout
を使います。
git switch feature/new-feature
ブランチを削除する
不要になったブランチを削除するには、以下のコマンドを実行します。
git branch -d 削除したいブランチ名
例:
git branch -d feature/old-feature
✅ ただし、未マージのブランチは -d
では削除できずエラーになります。
強制削除したい場合は、以下のコマンドを実行します。
git branch -D feature/old-feature
ブランチ名を変更する
今いるブランチ名を変更するには、以下のコマンドを実行します。
git branch -m 新しいブランチ名
例:
git branch -m feature/new-name
✅ 他のブランチの名前を変更するときは、以下のコマンドを実行します。
git branch -m 旧ブランチ名 新しいブランチ名
⚠️ 注意:今いるブランチは削除できない
git branch -d
で 今いるブランチを削除しようとするとエラー になります。
現在 feature
ブランチにいる状態で feature
を削除しようとした場合:
git branch -d feature
出力:
error: Cannot delete branch 'feature' checked out at '/Users/fd2025/sample-app'
✅ ブランチを削除したい場合は、別のブランチに切り替えてから削除する必要があります。
例:
git switch main
git branch -d feature
注意点
-
git branch
単体ではブランチを切り替える操作はできません。git switch
かgit checkout
が必要です。 - 削除は「今いるブランチ」には適用できません。削除するには別のブランチに移動してから行う必要があります。
- リネームは「今いるブランチ」にも「今いないブランチ」にも適用できます。
まとめ
操作 | コマンド例 |
---|---|
一覧 | git branch |
作成 | git branch new-branch |
削除 | git branch -d branch-name |
強制削除 | git branch -D branch-name |
名前変更(現在のブランチ) | git branch -m new-name |
名前変更(他のブランチ) | git branch -m old-name new-name |
おわりに
git branch
は「ブランチを作るときのコマンド」だけではありません。
一覧確認・削除・名前変更といった管理系の操作もできる便利なコマンドです。
本記事が参考になれば幸いです。
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