【初心者向け】Windows版Codex appからUnityを無料で操作する手順(CoplayDev/unity-mcp)
Unity AIサブスクリプション不要のOSS版MCPです
Unity公式のMCP Server(
com.unity.ai.assistant)は Unity AIサブスクリプション($10/月〜) への加入が必要ですが、本記事で扱う CoplayDev/unity-mcp は MITライセンスのOSS で、Unity側のサブスク契約なしに使えます。
項目 公式(com.unity.ai.assistant) 本記事(CoplayDev/unity-mcp) Unity AI サブスク 必要($10/月〜) 不要 ライセンス 商用 MIT できること シーン操作・スクリプト編集・Console読取り 等 ほぼ同等+C#コードの直接実行 サポート Unity公式 OSSコミュニティ(GitHub Issues)
この記事でできるようになること
CodexというAIアプリに、次のようにお願いできるようになります。
- 「UnityのConsole(ログ画面)のエラーと警告を要約して」
- 「いま開いているシーンの名前を教えて」
- 「このGameObjectを調べて、不要なコンポーネントを外して」
- 「
Player.csスクリプトに二段ジャンプを追加して」
つまり、AIがあなたのUnityプロジェクトを直接見たり操作したり、コードを書き換えたりできる状態を作ります。
まず知っておきたい言葉(カンタン用語集)
最初に覚える必要があるのは4つだけです。いま全部覚えなくてOKです。
| 言葉 | ざっくりした意味 |
|---|---|
| Codex(コーデックス) | OpenAIが作っている、AIにプログラミング作業を手伝ってもらうためのアプリ。今回はWindows版のデスクトップアプリを使います。 |
| MCP(エムシーピー) | "Model Context Protocol" の略。AIアプリと外部のソフト(今回はUnity)を会話させるための「共通のつなぎ方の規格」。USB端子の形が決まっているのと同じで、規格が合っていればつながります。 |
| CoplayDev/unity-mcp | コミュニティが作った、Unityを外部AIから操作できるようにする OSSパッケージ。Unity Editorに入れて使います。 |
| uv(ユーブイ) | Pythonというプログラミング言語の小さなプログラムを起動するための、軽くて速い道具。CoplayDev/unity-mcpの「サーバー側」がPythonで作られているので必要です。 |
この記事の前提: Windows 11 + Unity 6.3 を日本語化済み のエディター + Windows版Codex app(Windows native agent)。
Unityの日本語化は、Unity Hubで該当バージョンに「日本語」言語パックを追加し、
Edit > Preferences > Languagesで Editor Language を日本語に切り替えるだけです。
全体のイメージ図
Codex app(あなたが指示を打つアプリ)
│
│ MCPという規格でつながる(HTTP接続)
▼
http://127.0.0.1:8080 (ローカルHTTPサーバー)
│
│ Unity内で動いている
▼
Unity Editor(あなたのゲーム制作画面)
├─ Local Setup Window:Codex等のクライアント登録に使う
└─ Toggle MCP Window:サーバーの起動/停止に使う
公式手順との一番の違いは、relay_win.exe の代わりに Unity 内で立ち上げる HTTP サーバー (localhost:8080) を経由するところです。Codexは「http://127.0.0.1:8080/mcp に話しかける」だけで Unity を操作できます。
PowerShell(パワーシェル)の超入門
この手順では何度か PowerShell を使います。初めての人向けに、必要なところだけ説明します。
PowerShellって何?
PowerShellは、Windowsに文字(コマンド)で命令を出すための道具です。普段アプリはマウスでクリックして操作しますが、PowerShellでは「文章で命令を打ち込んで実行」します。
補足:Windowsには似たものとして「コマンドプロンプト(cmd)」もありますが、この記事ではPowerShellを使います。
開き方(一番カンタンな方法)
- 画面左下の スタートボタン(Windowsマーク)を右クリック する。
- メニューの中から 「ターミナル」(または「Windows ターミナル」「PowerShell」)をクリックする。
- 黒っぽい画面が開けば成功です。
使い方の基本
- 命令を打ち込んだら、最後に Enterキー を押すと実行されます。
- コピーした命令を貼り付けるときは、PowerShellの画面内で 右クリック(または Ctrl + V)でOKです。
- うまくいかなくてもPowerShellに命令を打つだけでパソコンが壊れることはまずありません。安心して試してください。
この記事に出てくる命令の読み方
$env:USERPROFILE という表記がよく出てきます。これは 「あなたのユーザーフォルダの場所」を表す合言葉 です。たとえばユーザー名が taro の人なら、自動的に C:\Users\taro に置き換わります。
始める前の準備(前提条件)
始める前に、次のものがそろっているか確認します。
Codex(AIアプリ)側
- Windows版のCodex appをインストール済みであること
- CodexにChatGPTアカウントでログイン済みであること
まだの場合は本記事末尾の「補足A:Codex appのインストール」を参照してください。
Unity側
- Unity 6.3 を日本語化済みでインストール済みであること
- 接続したいUnityプロジェクトが手元にあること(テスト用の新規プロジェクトを推奨)
-
Unity AI Assistantパッケージ(
com.unity.ai.assistant)が入っていないこと- 入っている場合は、Unity 6.3でDLL衝突が起きるため事前に削除します(後述の手順1で扱います)。
- Unity Cloudプロジェクトへのリンクや Unity AI 規約への同意は 不要 です。サブスク契約も 不要 です。
Python / uv 側
- まだ何も入っていなくてOK。手順0で Python と uv の両方を入れます。
手順0:Python と uv をインストールする
CoplayDev/unity-mcpの動作には、Python(プログラミング言語の本体)と uv(Pythonのプログラムを起動する道具)の 両方 が必要です。順番に入れていきます。
① Python をインストールする
PowerShellを開いて、次の命令を貼り付けてEnterを押します。
winget install -e --id Python.Python.3.12
winget(ウィンゲット)はWindows標準のアプリインストーラーです。これは Python 公式版(python.org)をインストールします。
② uv をインストールする
続けて、次の命令を実行します。
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"
これは uv の公式インストーラーです。実行すると C:\Users\<あなた>\.local\bin\ というフォルダに uv が置かれ、PATHにも自動で追加されます。最後に Installed uv X.X.X のような表示が出ればインストール成功です。
③ インストールできたか確認する
PowerShellを いったん閉じて開き直してから、次の2つを実行します。
python --version
uv --version
Python 3.12.xuv 0.x.x
の両方が表示されればOKです。
...は、コマンドレットの名前として認識されませんと出る場合:
PATHがまだ反映されていません。PowerShellを閉じて開き直してください。それでもダメなら一度Windowsを再起動します。
python --versionを打つとバージョン番号が出ずPythonとだけ表示される場合:
Pythonは正しく入っているのですが、Windows標準の「アプリ実行エイリアス」というニセモノが先に反応してしまっている状態です。Microsoft Storeへ誘導するだけのショートカットなので、無効化しましょう。クリック4回で終わります。
Windowsキー + Iを押して設定を開く- 設定画面上部の検索ボックスに
エイリアスと入力 →アプリ実行エイリアスをクリック- 一覧の
python.exeのスイッチを オフ- 同じく
python3.exeのスイッチも オフPowerShellを開き直してもう一度
python --versionを実行すると、今度はPython 3.12.xと表示されます。Unity側のウィザードも、エイリアスをオフにしてからUnityを再起動すればPythonを正しく検出できます。
⚠️ ここで Unity Editor / Unity Hub を 必ず一度終了 する
Python と uv をインストールしたあと、Unity Editor と Unity Hub がすでに起動していると、Unity側は古いPATH情報を持ったままなので Python / uv を認識できません。後続の手順2でセットアップウィザードに「Python が見つかりません」「uv が見つかりません」と言われる原因のほとんどがこれです。
次の順で完全に終了させてから次の手順に進んでください。
- 開いている Unity Editor をすべて
ファイル → 終了で閉じる。 - Unity Hub もウィンドウの「×」だけでなく、タスクトレイ(画面右下の
∧の中)のアイコンを右クリック →Quit/終了で完全に閉じる。 -
Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、「プロセス」タブでUnity.exeUnity Hub.exeが残っていないか確認。残っていれば右クリックでタスクの終了。 - ここまでやってから、改めて Unity Hub を起動 → プロジェクトを開く。
どうしてこれが必要?:Windowsのアプリは「起動した瞬間のPATH」を覚えていて、後でPATHが変わっても気づきません。Unityも同じで、Python や uv を入れる前に開いていたUnityには、後からは見つけてもらえないのです。
手順1:Unity 6.3でAI Assistantパッケージを取り外す(重要)
⚠️ Unity 6.3 だけの注意点です。AI Assistantを入れていない人はこの手順を飛ばしてOK。
Unity 6.3に同梱されている AI Assistantパッケージ(com.unity.ai.assistant)は内部で System.Collections.Immutable という共有部品の v10 を使っています。一方、CoplayDev/unity-mcpは v9 を使うため、両方入れるとビルドエラーで動かなくなります。
- Unityで対象プロジェクトを開く。
- メニューの
ウィンドウ > Package Management > パッケージマネージャーを開く。 - 左上のドロップダウンを
プロジェクト内に切り替える。 - 一覧に
AI Assistantがあれば右側の削除ボタンを押す。 - Console(コンソール)に赤いエラーが残っていないことを確認する。
「AI Assistantは消したくないけどMCPも使いたい」という場合は、
System.Collections.Immutablev9.0.0 のDLLをAssets/Plugins/に手動で置く手もありますが、初心者には削除のほうが安全です。
手順2:CoplayDev/unity-mcpパッケージをUnityに入れる
Unity Editorで対象のプロジェクトを開いた状態で進めます。
- メニューの
ウィンドウ > Package Management > パッケージマネージャーを開く。 - 左上の
+ボタンからGit URLからパッケージをインストールを選ぶ。 - 次のURLをそのまま貼り付ける。
https://github.com/CoplayDev/unity-mcp.git?path=/MCPForUnity#main -
インストールを押す。 - しばらく待つと、Unityの上部メニューに
Window > MCP for Unityが増えます(日本語化していてもここは英語)。
セットアップウィザードが自動で開きます
インストールが終わると、CoplayDev/unity-mcpの セットアップウィザード(Local Setup Window)が自動で立ち上がり、次を自動チェックします。
- Pythonと uv が入っているか
- Codexなど、パソコンに入っているMCPクライアントが見つかるか
ウィザードを閉じてしまった場合の再表示:Unityメニューの
Window → MCP For Unity → Local Setup Windowから再度開けます。
ウィザードが「Python / uv が見つかりません」と言う場合
インストール済みなのにウィザードで認識されない場合、原因はほぼ次の3つです。上から順に試してください。
A. Unity を再起動していない(一番多い原因)
手順0の最後で説明したとおり、Python や uv を入れる前から Unity Editor / Unity Hub が起動していた場合は再起動が必要です。一度全部閉じてから(タスクマネージャーで Unity.exe Unity Hub.exe が居ないことまで確認)、改めて Unity Hub → プロジェクトを開き直してください。
B. パネルの Advanced タブで uvx の場所を手動指定する
再起動しても認識されない場合は、MCP For Unityパネルから直接 uvx のパスを教えてあげます。
- Unityメニューの
Window → MCP For Unity → Toggle MCP Windowをクリックしてパネルを開く(タイトルバーにMCP For Unityと版数が表示されます)。 - パネル上部のタブから
Advancedを選ぶ。 -
UVX Path:という欄があるので、右側のBrowseボタンをクリック。 - ファイル選択ダイアログで
uvx.exeを選ぶ。公式インストーラーで uv を入れた場合の場所は:C:\Users\<あなた>\.local\bin\uvx.exe - パス欄の横の丸印が 緑色 になればOK。
- パネル左の
Connectタブに戻り、状態が更新されているか確認する。
パスが分からないときはPowerShellで
(Get-Command uvx).Sourceを実行すると場所が表示されます。
C. ウィザードを諦めて手動設定に進む
それでもダメな場合は、ウィザードのチェックは無視して 手順3の「バックアップ手段:手動で config.toml を編集する」 に進んでください。Unity側は MCP For Unity パネルさえ開いていればBridgeが動くので、ウィザードを完了させなくても Codexからの接続自体は問題なく成立します。
手順3:CodexをMCPクライアントとして登録する
Codexの登録は Local Setup Window から行うのが一番素直なルートです。手順2のパッケージインストール直後にこのウィザードが自動で開いているはずなので、その流れで登録を済ませます。
Toggle MCP Windowからでも登録できます:次の手順4で開くサーバー管理パネルの下半分にもClient Configurationセクションがあり、そこの緑ボタンConfigure All Detected Clientsで同じことができます。「サーバー起動のついでにクライアント登録もまとめてやりたい」場合はそちらでもOK。
① Local Setup Window を開く
Unityのメニューから次を選びます。
Window → MCP For Unity → Local Setup Window
手順2でパッケージをインストールした直後は自動で開きますが、閉じてしまっていてもこのメニューから再表示できます。
② ウィザードを進めてクライアント選択画面まで行く
- Pythonと uv が緑チェックになっているのを確認したら、画面下部の
Doneボタンを押す。 - 次の画面
Configure MCP Clientsに切り替わり、検出されたAIエージェントが チェックボックス付きの一覧 で表示される。
③ Codex にチェックを入れて登録する
- 一覧の中の
Codexのチェックボックスをオンにする(同時に他のクライアントを設定したい場合はそれもチェック)。 - 画面下部の
Configure(またはApply)ボタンを押す。 - Codexの設定ファイル
%USERPROFILE%\.codex\config.tomlに、サーバーへの接続情報(url = "http://127.0.0.1:8080/mcp"のようなブロック)が自動で書き込まれます。
Codexがチェックボックス一覧に出ない場合:Codex appが正しくインストールされていないか、初回起動が済んでいない可能性があります。一度Codex appを起動してログイン状態にしてから、
Configure MCP Clients画面のRefresh(再検出)ボタンを押してください。それでもダメなら下の「手動登録」を使います。
バックアップ手段:手動で config.toml を編集する
Configure ボタンがうまく動かない場合に、自分で config.toml を書く方法です。実際に接続するときには 手順4でサーバーを起動しておく必要があります。
① 設定ファイルをメモ帳で開く
PowerShellで次を実行します。
notepad "$env:USERPROFILE\.codex\config.toml"
- ファイルが既にある場合 → メモ帳でその内容が開きます。
- ファイルがない場合 → 「新しく作りますか?」と聞かれるので 「はい」 を選ぶと、空のファイルが作られます。
② 次の内容を一番下に書き加える
[mcp_servers.unity_mcp]
url = "http://127.0.0.1:8080/mcp"
startup_timeout_sec = 30
tool_timeout_sec = 720
enabled = true
ここで何が起きるか:
url = "http://127.0.0.1:8080/mcp"で、Unity側で起動しているHTTPサーバーに接続します。- ポート番号
8080はToggle MCP WindowのConnectタブに表示されているHTTP URLと一致している必要があります(変更していなければ8080のまま)。
③(任意)安全のために承認を挟む設定
Codexが勝手にUnityを操作するのが不安な場合は、ツール実行のたびに確認を求める設定を足せます。
[mcp_servers.unity_mcp]
url = "http://127.0.0.1:8080/mcp"
startup_timeout_sec = 30
tool_timeout_sec = 720
enabled = true
default_tools_approval_mode = "prompt"
-
auto— Codexが内容を見て自動判断 -
prompt— 実行のたびに毎回確認(最初は必ずこれ) -
approve— 自動で全部許可(慣れてから)
設定後は必ずCodex appを完全に終了して再起動
config.toml を編集した場合(自動登録でも手動でも)、Codex appを完全に終了してから起動し直します。
要注意:ウィンドウの「×」を押すだけでは終了していません。
- タスクバー右下の
∧(隠れているアイコン)を開き、Codexのアイコンがあれば右クリック →Quit/終了Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く- 「プロセス」タブで
codex.exeを検索する- 残っていれば右クリック →
タスクの終了ここまでやってからCodex appを起動し直すと、確実に新しい設定で動きます。
手順4:MCPサーバーを起動する
Codex登録(手順3)とは別のウィンドウで、Unity側のMCPサーバーを起動します。この起動を忘れると Codex から接続したときに「HTTP 側は 8080 が開いていませんでした」というエラーになります。
① Toggle MCP Window を開く
Unityのメニューから次を選びます。
Window → MCP For Unity → Toggle MCP Window
MCP For Unity v9.x.x というタイトルのパネルが開きます。タブが Connect / Tools / Resources / Deps / Advanced と並んでいるので、Connect タブが選ばれていることを確認します。
② サーバーを起動する
Connect タブの上半分が Server セクションです。
-
TransportがHTTP Localになっていることを確認(デフォルトのままでOK)。 -
HTTP URLがhttp://127.0.0.1:8080になっていることを確認。 -
Local Serverの右にある青いStart Serverボタンを押す。 - 赤丸の
No Session表示が 緑丸 に変わればサーバーが起動しました。
③ サーバーを起動したままにする
Codex からUnityを操作する間、この Start Server で立ち上げたサーバーは動いている必要があります。Unity Editor を閉じるとサーバーも止まります。
毎回 Start Server を押すのが面倒な場合は、Advanced タブの Auto-Start Server on Editor Load にチェックを入れておくと、Unity Editor 起動時に自動でサーバーが立ち上がります。
手順5:実際につないでみる
-
Unityで対象プロジェクトを開き、手順4の
Start Serverでサーバーが緑のランニング状態になっているか確認する。 -
Codex appを起動する。
-
Codexに、Unityに関する簡単な依頼を送る。たとえば:
UnityのConsoleログを読んで、warningとerrorを要約してください。 -
初回は
default_tools_approval_mode = "prompt"を設定していれば、Codex上に「unity_mcpのツールmanage_consoleを実行してよいか?」のような確認ダイアログが出ます。Allow(許可) を押します。 -
Unityのコンソール状況がCodexに返ってくれば成功です!
接続できているかの確認方法(2つ)
-
Codex側:Codexの画面で
unity_mcpが 緑色の点(active) で表示される。 -
Unity側:
Toggle MCP WindowのConnectタブでLocal Serverが 緑(Running) になっている。
ここまで成功すれば、基本のセットアップは完了です!
試しに頼んでみるおすすめ依頼(First Prompt集)
最初は 読み取り系(変更しない依頼) から始めると安心です。
今開いているシーンの名前と、トップ階層にあるGameObjectの一覧を教えてください。
プロジェクトのコンパイルエラーと警告だけを抜き出して、原因と推定される修正案を3つに絞って提示してください。コードは変更しないでください。
慣れてきたら、変更系も依頼できます。
Player という名前のGameObjectに Rigidbody が付いていなければ追加し、Use Gravity をオンにしてください。変更前にどうするかを先に説明してから実行してください。
Assets/Scripts/Player.cs に「二段ジャンプ」のロジックを追加してください。元のクラス構造は壊さず、追加箇所はコメントで囲んでください。
困ったときの対処(トラブルシューティング)
MCPセットアップウィザードが Python / uv を認識しない
Python や uv をインストール済みなのにウィザードで「見つかりません」と出る場合、それらを入れる前から Unity Editor / Unity Hub が起動していたことが原因のことがほとんどです。Unity は起動時のPATHを覚えていて、後でPATHが変わっても気づきません。
対処は手順2の「ウィザードが「Python / uv が見つかりません」と言う場合」を参照。要点だけ書くと:
- Unity Editor と Unity Hub をタスクマネージャーで
Unity.exeUnity Hub.exeが居ないところまで完全に終了 → 起動し直す。 - それでも認識されないなら、
Window → MCP For Unity → Toggle MCP Windowでパネルを開き、AdvancedタブのUVX Path:でuvx.exeのパスをBrowseで指定する。 - それでもダメなら手順3の手動
config.toml編集で進める。
Codex に「HTTP 側は 8080 が開いていませんでした」と出る
Unity側のMCPサーバーが起動していません。手順4 の Toggle MCP Window → Connect タブ → Start Server を押してサーバーを立ち上げてから、再度Codexに依頼を送ってください。
Unity Editor を再起動すると毎回 Start Server を押し直す必要があるので、面倒な場合は Advanced タブの Auto-Start Server on Editor Load をオンにしておきます。
Toggle MCP Window で No Session のままになる
- Unity Console(コンソール)にコンパイルエラー(赤いメッセージ)がないか確認し、あれば直す。
-
Start Serverを一度押す。 - Unity Editorを再起動する(パッケージ追加直後はだいたいこれで直ります)。
- 手順1の AI Assistantパッケージ削除 をやり忘れていないか確認する。
CodexからUnityの道具(tool)が見えない
上から順にチェック:
- Unity Editorは起動しているか。
-
Toggle MCP WindowでLocal Serverは緑(Running)か。 -
config.tomlに[mcp_servers.unity_mcp]のブロックがあり、url = "http://127.0.0.1:8080/mcp"のポート番号がToggle MCP WindowのHTTP URLと一致しているか。 - Codex appを完全に終了→再起動したか(タスクトレイ・
codex.exeプロセスの残存も要確認)。
初回起動でとても時間がかかる/タイムアウトする
uvx が初回にPythonと依存パッケージをダウンロードしているためです。
- PowerShellで一度先に走らせて、ダウンロードを完了させておきます。
uvx --from mcpforunityserver mcp-for-unity --help -
Usage: ...のヘルプが出れば準備完了。Codex appを再起動して再試行します。 - それでもタイムアウトする場合は
startup_timeout_sec = 60のように値を増やします。
System.Collections.Immutable のバージョン違反でビルドエラー
Unity 6.3 + AI Assistant 同居問題です。
- 一番安全な解決:AI Assistantパッケージを削除(手順1)。
- どうしても両立させたい場合:
System.Collections.Immutablev9.0.0 のDLLをAssets/Plugins/に手動配置(初心者にはおすすめしません)。
Unity Editorが固まる・落ちる
ManageAsset の Search を AI が誤呼び出ししたり、UI階層(Canvas, CanvasScaler, GraphicRaycaster, RectTransform など)を一括取得したりすると Editor がフリーズする既知の問題があります(GitHub Issue #1177)。
依頼を具体的に絞ると安全です。
Canvas階層には触らず、現在開いているScene名とConsoleのerrorだけ確認してください。
Codex appの WSL agent から使いたい
公式版同様、Windows native agent で接続するのがおすすめです。WSL agentから使う場合は、Unity-MCPサーバーをHTTPモードで起動し、netsh interface portproxy でWSL↔Windows間のポート転送を設定する必要があり、初心者には難易度が高いので最初はWindows native agentで動かしてください。
9.7.1 以降で何度か Domain Reload するとつながらなくなる
Windows stdio で TcpListener がリークする既知バグ(Issue #1173)です。当面の回避策:
- Unity Editorを再起動する(一番手軽)
- パッチ版(v9.7.2以降)が出ていればアップデート
- どうしても頻発するならHTTP transportに切り替える
安全に使うためのコツ
- 最初は
unity_mcpブロックにdefault_tools_approval_mode = "prompt"を入れ、ツール実行前に毎回確認を挟む。 - 大きな変更を頼む前にUnityのシーンとプロジェクトを保存しておく。
- 変更系の依頼の前に、Git や Unity Version Control で差分を確認できる状態にしておく。
- 最初は**「まず調査だけ」**「変更案を出してから実行」のように段階的に依頼する。
- 本番プロジェクトでは試さず、テスト用の新規プロジェクトで接続確認してから本番に持ち込む。
- CoplayDev/unity-mcp はEditor内で 任意のC#コードを実行できる強力なツールです。信頼できないクライアントを接続しない(自分のCodex以外をつながない)。
最終チェックリスト(このとおりやればOK)
- Windows版Codex appをインストールしてログインしておく。
- Unity 6.3を日本語化済みで用意する。
- AI Assistantパッケージが入っていれば削除する(Unity 6.3)。
- PowerShellで
winget install -e --id Python.Python.3.12とirm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iexを実行し、python --versionとuv --versionが両方動くことを確認する。 - Unity Editorで対象プロジェクトを開く。
- パッケージマネージャーから
https://github.com/CoplayDev/unity-mcp.git?path=/MCPForUnity#mainをインストールする。 - セットアップウィザードの案内に従い、Python/uv の検出を完了する。
-
Window → MCP For Unity → Local Setup Window→Done→Configure MCP Clients画面で Codex にチェック →Configureで自動登録する。 - 自動登録できなければ
%USERPROFILE%\.codex\config.tomlに手動で[mcp_servers.unity_mcp]ブロック(url = "http://127.0.0.1:8080/mcp")を追加する。 - 任意で
default_tools_approval_mode = "prompt"を追記する。 -
Window → MCP For Unity → Toggle MCP Window→Connectタブ →Start ServerでMCPサーバーを起動する。 - Codex appをタスクトレイ・プロセスごと完全に終了し、起動し直す。
- Codexで「Consoleのwarning/errorを要約して」と依頼する。
- 初回承認ダイアログで
Allowを押す。 -
Toggle MCP WindowのConnectタブでLocal Serverが緑になっていることを確認する。
補足A:Codex appのインストール
Windows版Codex appは、次のどちらかで導入できます。
- Microsoft Storeから:「Codex」を検索してインストール。
-
PowerShellのコマンドから:
winget install Codex -s msstore
ChatGPTの全プラン(Free / Go / Plus / Pro / Business / Enterprise / Edu)で利用できます。
補足B:公式版とCoplayDev版の使い分け
| シチュエーション | おすすめ |
|---|---|
| Unity AIサブスクなしで試したい | CoplayDev版(本記事) |
| Unity 6.3 で AI Assistant も併用したい | 公式版(Unity AIサブスクリプション) |
| 商用プロジェクトで公式サポートが欲しい | 公式版 |
| カスタムMCPツールをC#で自作したい | CoplayDev版+ IvanMurzak版(高度) |
| Codex以外(Claude Desktop, Cursorなど)からも使いたい | CoplayDev版(自動登録が全クライアント対応) |
参考リンク
CoplayDev/unity-mcp(本記事のメイン)
- CoplayDev/unity-mcp (GitHub)
- Get Started - 公式ドキュメント
- Common Setup Problems (Wiki)
- Issue #557 (Unity 6.3 DLL衝突)
Codex(OpenAI)
- Codex: Windows app
- Codex: Model Context Protocol
- Codex: Configuration Reference - config.toml
- Codex - Microsoft Store
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