「自宅サーバーって何ができるの?」から始める自宅サーバー入門
こんにちは。
気づけば自宅サーバー歴3年ぐらいになりました。
最初は「無料のマイクラレンタルサーバー不満すぎる」という非常に浅い理由で始めたのですが、今ではたくさんのサーバーが唸り、自宅にVPNがたくさん張られ、サーバーのファンでうるさい部屋で毎日寝る生活になっています。
私は今、自宅サーバーで月間6000人が使うDiscord読み上げbotを作って自宅サーバーで動かしたり、マイクラサーバーを友人向けに貸したりしています。
普通の人はゲームの実績を集めます。
自宅サーバー民は稼働時間を集めます。
この記事では、
- 自宅サーバーって何?
- 何ができるの?
- 何から始めればいい?
- 自分に向いている?
- 実際に運用して感じたこと
を、実体験ベースで紹介します。
これから自宅サーバーを始めたい人向けの記事です。
自宅サーバーとは
簡単に言うと、
自分の家でサーバーを運用すること
です。
例えば、
- Minecraftサーバー
- Webサイト
- ファイルサーバー
- VPN
- Discord Bot
- 監視システム
- AIサーバー
などを自分の家で動かします。
クラウドサービスだと毎月お金がかかりますが、自宅サーバーなら自分で管理できます。
もちろん、
- 停電したら死ぬ
- 回線が死んだら死ぬ
- 自分が設定ミスしても死ぬ
というデメリットもあります。
つまり、
全ての責任を自分で負う代わりに、全てを自由にできる
のが自宅サーバーです。
なぜ今、自宅サーバーなのか
最近はVPSやクラウドサービスが充実しています。
月数百円でサーバーを借りられますし、無料枠もあります。
それでも自宅サーバーが人気なのは、
- 実機を触れる
- ネットワークを学べる
- インフラ全体を理解できる
- 自分の好きなように作れる
からです。
実際、僕も自宅サーバーを始めたことで、
「サーバーを動かす」
だけではなく、
「サーバーを支えるネットワークや監視やセキュリティ」
まで学ぶようになりました。
自宅サーバーを始めて変わったこと
正直、一番変わったのは技術力です。
僕は中学生の頃に自宅サーバーを始めました。
当時はLinuxすらまともに分かりませんでした。
今では、
- Linux
- Docker
- Proxmox
- WireGuard
- Nginx
- PostgreSQL
- Grafana
- Prometheus
- Cloudflare
などを日常的に触っています。
理由は簡単です。
サーバーは必ず壊れるからです。
本当に壊れます。
深夜に壊れます。
学校中に回線が切れて落ちます。
サイバー攻撃も来ます。
でもその度に調べて直すので、自然と知識が増えます。
自宅サーバーで何ができる?
まずはここ。
結構な人が
で、結局何に使うの?
となります。
用途別に紹介します。
レベル1
初心者向け。
Minecraftサーバー
友達と遊べます。
多くの自宅サーバー民はここから沼に入ります。
おそらくみなさん最初に必ずここを通ります。通ったほうがいいでしょう。
VPN
外出先から家に接続できます。
おすすめ
- WireGuard
- Tailscale
個人的には最初はTailscaleが圧倒的に楽です。
Webサイト
Nginxを立てて公開。
独自ドメインを取ると楽しいです。
初めてブラウザで
https://自分のドメイン
が表示された時の感動は結構大きいです。
しかし、ここから始まる沼もたくさんあるのです...(DDoS対策、スケーリング、冗長化などなど...)
Webサーバーのインストール方法は下記記事で説明しています。
レベル2
少し慣れてきた人向け。
仮想化基盤
おすすめ
- Proxmox VE
僕も使っています。
1台のサーバーで複数のサーバーを作れます。
レベルアップするならまずこれを入れましょう。
ファイルサーバー
Google Driveみたいなもの。
おすすめ
- Nextcloud
- File Browser
写真バックアップ
スマホの写真を自宅へ保存。
おすすめ
- Immich
最近かなり人気です。
Googleフォトの代替として優秀。
Discord Bot
自分でBotを動かせます。
僕もいくつか運用しています。
レベル3
完全に沼です。
監視システム
おすすめ
- Grafana
- Prometheus
CPU使用率を監視します。
そして気づきます。
「監視対象が増えたので監視サーバーも監視したい」
「監視対象を絶対監視したいので監視サーバーを冗長化したい」
ここから先は自己責任です。
自宅クラウド
Google Cloudごっこ。
AWSごっこ。
楽しいです。
自宅サーバー適性診断
次の質問に答えてください。
Q1
エラーメッセージが出た時
A. 閉じる
B. 検索する or ChatGPTに聞く
Q2
休日に何をしたい?
A. 寝る
B. Linuxと格闘して寝る
Q3
深夜1時
サーバーから通知
Disk usage 95%
A. 一旦寝て放置
B. 気になって起きる
Q4
予算1万円
A. 貯金する
B. PCを買う
結果
結果を見る
Aが多い
あなたは正常です。
普通の人と同じような人生を楽しんでください。
でも、自宅サーバーやりましょ?楽しいですよ?
別にAが多いからって適正が無いわけじゃないですから。
Bが多い
おめでとうございます。
あなたは完璧に自宅サーバー適性があります。
ようこそ沼へ。ね?
初心者におすすめの構成
最初からラックサーバーを買う必要はありません。
本当にありません。
僕も最初は少し古いSurfaceから始まりました。
予算
- Raspberry Pi
- 中古ミニPC
- 使わなくなったノートPC(火事になりかねないので最初だけ)
これで十分です。
むしろ最初はこれが良いです。
やってはいけないこと
初心者時代の自分へ言いたい。
いきなり全部公開する
危険です。
まずはVPN経由で触りましょう。
それと、VPSを踏み台にしてDDoS攻撃を防ぎましょう。家族も使うネットが止まります。(1敗)
マイクラサーバーのDDoS対策はぜひこちらを参考にしてみてください:
バックアップを取らない
いつか泣きます。
本当に泣きます。
監視しない
気づいたらサービスが死んでいます。
僕はUptime Kumaをおすすめします。
慣れてきたらNode Exporter + Prometheus + Grafana構成をしてみましょう。
いきなりラックサーバーを買う
気持ちは分かります。
僕もそうでした。
でも最初は小さく始める方が良いです。
何より、うるさいです。
自宅サーバーを3年やって思うこと
自宅サーバーは趣味です。
コスパだけならVPSの方が良い場面もあります。
クラウドの方が楽なことも多いです。
それでも続けている理由があります。
自宅サーバーには、
「自分で作ったインターネットの一部を運用している感覚」
があります。
自分で作ったサービスを公開し、
自分で監視し、
自分で直す。
この体験はクラウドを借りるだけでは得られない面白さがあります。
そして気づいたら、
- Linuxを覚え
- ネットワークを覚え
- セキュリティを覚え
- 仮想化を覚え
- 監視を覚え
なぜかインフラエンジニアみたいなことをしています。
僕も最初は「家でMinecraftサーバーを立てたい」から始まりました。
だからこの記事を読んでいる人も、まずは難しく考えなくて大丈夫です。
古いPCでもラズパイでもいいので、とりあえず1台立ててみてください。
たぶん半年後には、
「あとメモリ32GB欲しいな」
とか言い始めます。
そして1年後には、
「中古のラックサーバー安くない?」
と言い始めます。
その頃にはもう立派な自宅サーバー民です。 🚪🐟
なんでもいいんです!一旦ね?一旦、そこら辺にあるPCにマイクラサーバーとか入れてみましょ?最初なんてWindowsでもいいんですよ?ほらほら...
この記事を見たってことは、自宅サーバーやりたいんですよね?ね?調べたからには一回試してみないと...
自宅サーバーはコミュニティが大きいですし、困っても教えてくれる人はたくさんいます。
もし今、
「自宅サーバーちょっと気になるな」
と思っているなら、
この記事を閉じたあとに押し入れの中の古いPCを探してみてください。
そのPCが数年後、
あなたの人生を変える最初のサーバーになるかもしれません。
少なくとも僕はそうでした。
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はじめまして!私たちはEvexDevelopersです。
普段はDiscordでふざけたり、何気ない会話をしたり、サービスを開発したり、リバースエンジニアリングしたり、幅広く活動しています。少しでも興味があれば、ぜひコミュニティに参加してみてください。お待ちしています。
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