VSCode LiveShare と格闘する

VSCode には、LiveShare というとても便利な機能がある。オンラインモブプロなんかをやるときに必須となるのだけど、色々と問題が多いので、それらを解決していきたい。

Format Document （prettier）が効かない件。

ホスト側がやる限りは成功する
リモート側がやると Extension 'Prettier - Code formatter' cannot format '/internal/cli/cli.ts' のようなメッセージが出て失敗する。

extension prettier code formatter cannot format - Google 検索で検索してみたものの、関係ありそうなものはヒットせず
live share document format - Google 検索で検索しても、どうにも、それっぽいものがヒットせず。

気になるのは[Bug] VS Live Share double format on save event · Issue #541 · MicrosoftDocs/live-shareというもの。むしろ逆に format on save が多重実行されてた？

ホスト側で format on save を設定していれば、リモートからでも問題なくフォーマットできるのでは？実際やってみると、リモートから save すると、フォーマットが実行される。

結論: ホスト側で適切な format 設定と format on save を設定しておけば、保存時にフォーマットされる。

まぁ、手動で Format Document を実行するより、モブプロとかペアプロしてるときは、適時 save をすると良い（むしろ、auto save で良い）ということだろう。

format on save の設定は好みが分かれそうだけど、モブセッションのときは重要。

Goto Definition が効かない件。

F12 を押したり、コンテキストメニューで Goto Definition を実行すると、定義元にジャンプできるのだが、リモートだとできない。

ホスト側で、F12 などを押すと、正しい挙動をする（定義元に飛ぶ）
リモートで、F12 などを押すと、Cannot read property 'startLineNumber' of undefined という JavaScript でよく見かけるタイプのエラーが生じる

Cannot read property 'startLineNumber' of undefined - Google 検索で検索して、github.com › live-share › issues なのがいきなりあるので、もうこれだわー。

とりあえず、バグとして認識はしてるけど、まだ誰も手を付けてない感じなのかな

これ、昨日調べたらリモートからでもF12が効いたような気がした

.gitignore に登録されたファイルを参照できない件

プロジェクトルートに .vsls.json というファイル名で、

{
    "$schema": "http://json.schemastore.org/vsls",
    "gitignore":"none"
}

を設定すると、.gitignore のファイルを参照できるようになった。

もう一つ考えつく解決方法としては、セッションの間だけ .gitignore を消したり、.gitignore を編集するという方法だが、セッションの途中で commit をしようとしたときに困るのを考えると .vsls.json を追加するのが無難ではありそう。

結論: .vsls.json を置く