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論文理解(生物飛行に学ぶ超小型飛行ロボット)

2023/02/09に公開約800字

生物飛行に学ぶ超小型飛行ロボット

  • 日本機械学会誌 2014.2Vol.117 No.1143
  • 劉 浩, 田中博人,青野光(敬称略)
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内容を簡単に説明(各章1文くらい)

回転翼機に対して羽ばたき機はこれまで実用化に至っていない.現状では実用的となる大きな機体サイズでは空力的優位性が小さくホバリング飛行も困難であるため.一方昆虫を規範とした超小型羽ばたきロボットの研究開発は盛んに行われている.
静止飛行(hovering flight)は前進速度がないので最もエネルギーを消費する羽ばたき飛行である.前縁渦メカニズムがより大きな揚力を発生でき昆虫の羽ばたき飛行ではユニバーサルなメカニズムであると確認された.
自由飛行可能な羽ばたき機の多くはDCモータ駆動の比較的大きな機体である.ハチドリと同サイズで現在(2014)唯一、安定したホバリング飛行をおこなえるのはアメリカDARPAの支援を受けてAeroviromoent社が開発したNano Hummingbirdである.羽ばたき機が回転翼機に対して優位性を持つのは機体質量1g以下のものになる可能性が大きいため,昆虫を規範とした設計コンセプトが有効である.

提案されている手法

解説論文のため提案手法はなし

解決した課題

解説論文のため解決課題はなし

今後の展望

羽ばたき飛行の構造・運動・流体・制御の力学モデルとそれらの要素モデルを統合して生物飛行の総合力学・神経制御シミュレータを構築することによって複雑な生物飛行システムの統合的な解析と基本原理の解明が課題となる

Discussion

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