⚡
Quartus Prime Lite v25.1+FT2232H=Altera FPGA用USB Blaster III
まとめ
- 無償のQuartus Prime Lite Edition(以下Quartus Liteと記載)バージョン25.1が2025-11-03にリリースされ、Quartus LiteでもUSB Blaster IIIに対応するようになりました。
- VID/PIDを適切に変更したFT2232Hを用いて、Quartus LiteのProgrammerからCyclone 10 LPに書き込めることが確認できました。
- FTDIのどのデバイスをどのVID/PIDに変更するかについては知る限りでは公開されていないので、Altera非公式の方法になってしまうのですが、高速なFPGAプログラマーを安価に構成できるかと思います。
- VID/PIDを変更するため、変更後はFT_Progから認識できなくなるので注意してください。
Quartus Lite v24.1まで
- バージョン24.1までのQuartus Liteでは、AlteraのFPGAのプログラミング/コンフィギュレーションをQuartusのProgrammerで行うには、高額なUSB Blaster II (USBダウンロードケーブル)を使用するか、USB Blasterの互換品や自作USB Blasterが必要でした。
AMDやQuartus Prime Proの状況
- 一方でAMDのFPGAでは、数年前に登場したprogram_ftdiによって、Platform Cable USB IIやUSB Blaster IIと比べて比較的安価なFT232H/FT2232H/FT4232H(Vivado 2025.1からはFT232HP/FT2232HP/FT4232HPも対応している模様)をVivadoからFPGAプログラミングで使用できるようになっています。
- その中で、昨年あたりからいくつかのFPGA開発ボードにUSB Blaster IIIという表記が見られるようになり、Quartus Prime Pro Editionではバージョン25.1.1からUSB Blaster IIIに対応するようになりました。
Quartus Lite v25.1から
- Quartus Liteのバージョン25.1は来年リリースされると予想していたのですが、2025-11-03に早くもリリースされました。
- USB Blaster IIIの対応状況が分からなかったので、早速インストールして試してみました。
動作確認
- 検証に使用したボードは、Arrow/Trenz electronicのCYC1000です。このボードにはFT2232Hが搭載されており、Ch.AがCyclone 10 LPに接続されています。
- FT_Progを用いてFT2232HのVID/PIDを変更し、Quartus Lite バージョン25.1をインストールしたPCに接続したところ、USB Blaster IIIと認識し、Quartus LiteのProgrammerからCyclone 10 LPに書き込めることが確認できました。
- SignalTap等は試していないのですが、USB Blasterとして認識しているので、行けそうな気がします。
VID/PID
- 現状ではFTDIのどのデバイスがどのVID/PIDに対応するかについて公開された資料に記載がないため、本記事での記載を控えています。
- ただ、現状でUSB Blaster III搭載の開発ボードには、Quartus Liteが対応していないFPGAが搭載されているので、もしかしたら自作USB Blaster用に公開されたりしないかな、と淡い期待をしております。
Discussion
こんにちは。興味深いです。MAX 10やVにBlaster IIIで書き込みたいとしたら、Quartus 25.1のJtagServer.exeを経由してQuartus 21.1からプログラムすれば、いける感じでしょうか。
コメントありがとうございます。
いつもQuartusのプログラマーから書き込んでしまうのでJtagServer.exeを意識することがなく、v21.1からプログラムできるかは分からないのですが、Quartus Primer Lite v25.1であれば、Max 10やVに対応していますので、バージョンを上げられるのであればv25.1を使用するのが楽かと思います。
あるいは未検証ですがコンフィグデータはバージョンが違っていても行けそうな気がしますので、論理合成だけv21.1で行い、プログラムはv25.1のプログラマーで書き込むとかも行けるかもしれません。