「壁打ち」をして「壁」を作ろう

はじめに
こんにちは。ぷーじ(@yug1224)です。
Dress Code Advent Calendar 2025 25日目の記事です🎄
この記事では、業務でのプロダクト開発のことではなく、プライベートでAIを活用して子ども部屋の間仕切り壁をDIYした話をお届けします。
「DIYやりたいけど、設計とか材料選びとか難しそう…」と感じている方に、AIと一緒なら意外とできるよ!とお伝えできれば幸いです。
なぜ子ども部屋に間仕切りが必要になったか
我が家には子どもが3人いるのですが、子どもたちも成長してきて「自分だけのスペースが欲しい」という声が上がるようになりました。
とはいえ、壁に穴を開けたり大がかりなリフォームをするのは大変です。そこで思いついたのが、LABRICO(ラブリコ)を使った間仕切り壁のDIYです。
ラブリコなら突っ張り式で天井と床を傷つけずに柱を立てられるので、手軽に設置できます。ただ、DIYは久しぶりで設計や材料の選定に不安がありました。
そこで頼ったのが、普段から使っているGeminiです。
Gemini × Nano Banana Proとは
今回のDIYで大活躍したのが、GoogleのAI「Gemini」と、その画像生成機能「Nano Banana Pro」です。
Nano Banana Proは、Geminiの「思考モード」を使ったプロフェッショナルグレードの画像生成機能です。とくに以下の点が今回のDIYに役立ちました。
- 高度なテキストレンダリング: 設計図に寸法や材料名を正確に表示できる
- インフォグラフィックや図の生成: DIYの計画書や設計図を視覚的にわかりやすく作成できる
- 2K解像度: 細かい寸法も読み取れる高精細な画像を生成できる
Step1: Geminiと壁打ちでDIY計画書を作成
最初に、Geminiに「子ども部屋に間仕切り壁を作りたい」という相談から始めました。
部屋のサイズ(幅3500mm × 天井高さ2380mm)とラブリコを使いたい旨を伝え、どんな材料が必要か、どういう手順で進めるべきかを何度もやり取りしながら詰めていきました。
Geminiとの壁打ちの結果、以下のようなDIY計画書が完成しました。
DIY計画書(Geminiと作成)
1. 完成仕様
- サイズ: 幅3500mm × 天井高さ 2380mm
- 工法: LABRICO(ラブリコ)アイアン 2×4アジャスター
- 構造: 柱5本 + 横桟1列(高さ1820mm地点)
- 仕上げ: 片側全面を OSBボード 貼り
2. 買い物リスト
A. 木材(すべてカットサービス利用)
| 材料名 | 規格 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2×4材 | 12フィート(約3658mm) | 5本 | 1本から「柱」と「横桟」を両方取ります |
| OSBボード |
9mm厚 〜 12mm厚 (3×6板 / 910×1820mm) |
6枚 | 壁板 文字の向きを揃えて貼ると綺麗です |
B. 金具・ビス
| 品名 | 規格・詳細 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LABRICO | アイアン 2×4アジャスター | 5セット | 金属製 |
| L字金具 | 巾広金折(40×60mm) | 1袋 | 10個入り (横桟固定用) |
| 金具用ビス | 太さ3.5mm × 長さ25mm | 約40本 |
1袋(40〜50本入)でOK ナベ頭 または トラス頭 |
| 壁貼り用ビス | コーススレッド 32mm | 約100本 |
中箱 または 小袋×2つ (OSBボード固定用) |
3. カット指示書(店員さん提示用)
「12フィート材 1本から、柱と横桟を1つずつ切り出してください」 とお伝えください。
※端材は持ち帰ります。
[1]2×4材(12フィート)× 5本
※柱の長さは「2305mm」です。(天井2380mm - 75mm)
- 1本目:[柱]2305mm +[横桟]872mm
- 2本目:[柱]2305mm +[横桟]872mm
- 3本目:[柱]2305mm +[横桟]853mm
- 4本目:[柱]2305mm +[横桟]710mm
- 5本目:[柱]2305mm +[余り](予備)
[2]OSBボード(910×1820mm)× 6枚
※上段パネルの高さを「485mm」にします。
- 1 〜 3枚目: カットなし
- 4枚目: 幅 770mm にカット(高さは1820mmのまま)
- 5枚目: 910mm × 485mm を 2枚 取る
- 6枚目: 910mm × 485mm を 1枚、770mm × 485mm を 1枚 取る
4. 現場施工マニュアル
Step 1: 柱を立てる
床と天井に印をつけ、柱(2305mm)をラブリコ アイアンで立てます。
ラブリコ アイアンは柱の上部にのみ取り付けます。
ピッチ:0mm / 910mm / 1820mm / 2730mm / 3500mm
ピッチは一方の柱から対向の柱までの距離です。
【重要】柱の向き
2×4材の 「狭い面(幅38mm)」が部屋側(ボードを貼る面) を向くように立ててください。
Step 2: L字金具をつける
横桟を入れる高さ(床から1820mm)に合わせて、柱に金具をビス留めします。
※ 3.5×25mmビス(約40本の方) を使用。
- 床から 1820mm のラインよりも、金具の厚み分(約3mm)下 に金具の上端を合わせます。
- 【重要】 金具の幅(40mm)が柱(38mm)より広いため、前面に出っ張らせないよう、「2〜3mm奥に引っ込めて」 取り付けます。
Step 3: 横桟をセット
金具の上に横桟を乗せ、下からビス留めします。
【重要】横桟の向き
2×4材を「立てて」使います。
つまり、「広い面(幅89mm)」が部屋側に見えるように取り付けます。
- 左端: 853mm
- 中央: 872mm
- 右端: 710mm
Step 4: OSBボードを貼る
片側全面にOSBボードを貼ります。
下段(大きい板)→ 上段(小さい板)の順に、コーススレッド(約100本用意した方)で貼り付けて完成です!
この計画書ができた時点で、何を買えばいいか、どうカットしてもらえばいいかが明確になりました。
Step2: Nano Banana Proで設計図を作成
計画書の完成後、次は視覚的にわかりやすい設計図が欲しくなりました。店頭でカットサービスを依頼するときに、口頭で説明するよりも図を見せた方が確実です。
そこでNano Banana Proの出番です。以下のようなプロンプトでDIY計画書をもとに設計図画像を生成してもらいました。
子ども部屋 間仕切り壁 DIY計画書に基づき、日本語で設計図画像を作成してください
正面図・平面図・材料リスト・カット指示の内容も含めてください

DIY設計図(Nano Banana Pro使用)
この設計図があることで、ホームセンターのスタッフさんにも一発で意図が伝わりました。
Step3: 店頭でのGemini活用
設計図とカット指示書を持って近くのCAINZへ。ここでもGeminiが大活躍しました。
ちなみに株式会社カインズは、私の地元・本庄市に本部を置く企業です。いつもお世話になっています🙏
ネジ・金具の確認
ネジや金具売り場で「これで合ってる?」と不安になったとき、商品の写真を撮ってGeminiに送信。計画書と照らし合わせて確認してもらえました。とくにネジの太さや長さ、頭の種類(ナベ頭・トラス頭など)の提案が的確で助かりました。
DIY初心者にとって、金具やビスの種類を間違えないか不安なもの。AIに確認しながら買い物できるのは心強かったです。
カットサービスの依頼
木材カットサービスは、設計図とカット指示書をそのまま見せて依頼しました。
1カット50円、今回は8カットで合計400円でした。事前に具体的な寸法を決めておいたおかげで、カット依頼も施工相談もスムーズにできました。
Step4: 施工
材料費は合計で約20,000円程度。すべてCAINZで購入し、車に積んで自宅へ持ち帰りました。
OSBボードや2×4材はカット後も重いので、運搬時は注意してください。
また、施工にはインパクトドライバーと水平器が必須でした。持っていない方はCAINZのレンタル工具を検討すると良さそうです。
そして、いよいよ施工。子どもたちも「自分たちの部屋を作る!」とワクワクしながら手伝ってくれました。ラブリコの柱を押さえてもらったり、ビスを渡してもらったり。
とくに中学生の長男が予想以上に戦力で、対等に意見を出し合いながらの作業は心強く、頼もしかったですね。
設計図通りに進めていくと、数時間で完成。子どもたちも「すごい!壁ができた!」と大喜びでした。
Before / After

DIY前:1つの広い部屋

DIY後:間仕切り壁で2つのスペースに
OSBボードの質感がいい感じです。将来的にはここにフックを付けたり、棚を付けたりもできそうですね。他の壁との統一感を考えると壁紙を貼っても良いかなと思っています。
まとめ
今回、Gemini × Nano Banana Proを活用してDIYをしてみて、AIの便利さを改めて実感しました。
普段は開発業務でコーディングエージェントを使っていますが、DIYでも十分に活用できるんだなと感じました。コードを書くときと同じように、AIと壁打ちしながらアイデアを具体化していくプロセスは、分野を問わず応用できそうです。
もちろん、AIの提案が100%正確とは限らないので、最終的な判断は自分で行う必要があります。今回も、AIの提案を参考にしつつ、店頭での実物確認、店頭スタッフへの相談、現場施工時の調整をしながら進めました。
AIを活用して良かったこと
- 計画段階での壁打ち:「こういうの作りたい」という曖昧なアイデアを、具体的な材料リストと手順に落とし込めた
- 視覚的な設計図の作成:Nano Banana Proで店頭スタッフにも伝わる図を作れた
- 買い物中のリアルタイム確認:ネジや金具の写真を撮って「これで合ってる?」と確認できた
- カット指示書の作成:店頭で迷わず、スムーズにカットサービスを依頼できた
DIYに興味はあるけど「設計とか難しそう…」と感じている方、AIと一緒ならハードルがぐっと下がります。ぜひ試してみてください!
Discussion
いいですね!
自分は電子工作で似たことをやらせてます。
回路図の画像生成まではやってないですけど最近の性能ならいけるかも?