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【参加レポート】New Relic Meet Up Osaka 2025に参加して学んだこと

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はじめに

2025年に開催された New Relic Meet Up Osaka 2025 に参加してきました!
このイベントでは、新しい障害対応のアプローチや、オブザーバビリティ(可観測性)を高めるための最新ツールについて学ぶことができました。特に、障害対応の効率化やユーザー体験の向上に関する知見を得ることを目的として参加しました。

この記事では、セッションで得られた情報、懇親会での出来事、そして私が感じたことや学びについてまとめています。ぜひ、業務やプロジェクトの参考にしてください!

この記事を読んでほしい人

  • 障害対応を効率化したいエンジニア
  • オブザーバビリティツールの活用方法を知りたい人
  • New Relicの最新機能について知りたい人
  • 技術者同士の交流やイベント参加に興味がある方

第一セッション:ユーザー体験の先取りで"新たな障害"にそなえる

障害対応の課題と解決策

現状の課題

  • 日本では、障害検知が遅く、復旧が後手に回るケースが多い。
    • ユーザーのクレームによって障害を発見することが一般的。
    • Xなどで障害を検知することも...。

課題の原因

  • 障害情報を取得する手段が限定的で、情報が偏る(特定のお客様だけで起こっている障害を拾えない。)
  • ログの収集やアラートを飛ばすことで満足してしまっている。
    • そのログの情報からエラーが起きる前の対策ができていない。

解決策: New Relicを活用した対応

  • Errors Inbox
    • 障害の詳細を迅速に把握可能。
    • 一定のユーザーで起きているエラーもキャッチできる。
  • Session Replay
    • ユーザーの行動をブラウザ上で再現できる機能。
    • エラー発生時のユーザー操作を動画やセッション情報で正確に確認でき原因特定が容易になる。
  • APM Summary
    • 遅いSQLやボトルネックとなる箇所を特定。
    • パフォーマンスの低下原因を可視化。

エラーが起きる前の対策について

エラー解消のステップは以下4ステップに別れるが、ログ、エラーアラートを出すだけでは①の症状を把握できる状態になったスタートラインに立っただけの状態である。

①症状を把握
②原因特定
③改善のための理解
④再発防止

再発防止やユーザーより先にエラー改善しないといけない。その先回りの対応を可能にするのがAI導入で進化した「New Relic Now plus」である。

New Relic Now plus

  • AIを活用したNew Relicの進化
    • 従来は開発者がAIに障害について質問する形だったが、それがAI自らがエラー検知し、連絡をしてくれたり、障害になり得る箇所を検知し、問題ないかの質問を投げかけてくれるように進化した。
  • New Relic Now plusの新機能(15の中から6つの機能をピックアップ紹介)
    1. Pipeline Control
      必要なログだけを絞り込み、効率的なログ管理を実現。
    2. Fleet Control
      複数環境を統合管理し、運用を簡潔化。
    3. Database Performance
      データベースのパフォーマンスを可視化し、最適化。
    4. Public Dashboards
      ダッシュボードを外部関係者と共有可能に。
    5. Cloud Cost Intelligence
      クラウドのコストを可視化し、最適化。
    6. New Relic Predictions
      将来的な問題を予測し、未然に防ぐ。→必要に応じてAIが報告

New Relicを活用する最大のメリット

  • 障害対応速度の向上
    Errors InboxやSession Replayを用いることで、障害の原因特定と解決が迅速化します。
  • 顧客体験の改善
    無駄なアラートを削減し、重要な問題に集中することで、顧客満足度を向上。
  • AIと予測機能の活用
    AIが障害の予測や改善案を提示するため、より効率的な運用が可能。

懇親会での学びと楽しさ

講演会後に行われた懇親会では、さまざまな会社のエンジニアの方々と多くのお話をすることができました。特に印象的だったのは、New Relicを実際にどのように活用しているかの事例共有です。

ある企業の事例:
障害発生時にAPM(Application Performance Monitoring)を活用して、SQLのボトルネックを特定し、迅速に問題を解決した話を聞きました。他の参加者の実体験を共有してもらうことで、自社での利用イメージがより具体化した。

懇親会の雰囲気:
懇親会では、美味しいご飯が並び、エビフライを食べながら技術の話に花を咲かせるという、なんとも贅沢な時間を過ごしました。無料イベントでこれだけ豪華な内容に驚いたのと同時に、その場の雰囲気に引き込まれ、自分自身も他の参加者と積極的に技術談義を楽しめました!

ジャンケン大会も大盛り上がり:
懇親会ではジャンケン大会も行われ、豪華賞品が用意されていました。(New Relicの本やグッズ)
私はあっという間に負けてしまいました...(涙)

今後の参加について

今回のイベントを通じて、技術者同士の交流や外部イベントに参加することの重要性を再認識しました。特に、リアルな事例共有や技術的な深掘りができる機会はとても貴重だと感じました。

また、New Relicさんは東京で頻繁にイベントを開催しているとのことなので、機会があればそちらにも参加してみたいと思います。そして、次回の大阪でのイベントもぜひ参加したいです!

おわりに

今回のMeet Upでは、New Relicが提供する最新のツールや機能を学ぶと同時に、懇親会で多くの方と交流し、有意義な時間を過ごすことができました。特に、Errors InboxやSession Replayなどの強力なツールを活用して、自社の運用を改善するアイデアがたくさん浮かびました。

また、エンジニア同士の交流を通じて、自分とは異なる視点や経験を知ることができ、非常に刺激的でした。今後もこういったイベントに積極的に参加し、学びを深めていきたいと思います!

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