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【参加レポート】freeeが語る!AI懐疑派リーダーを変えた「Gemini Enterprise 活用30日間のリアル」

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【参加レポート】freeeが語る!AI懐疑派リーダーを変えた「Gemini Enterprise 活用30日間のリアル」

本日開催された「AI Agent Summit '25 Fall」で、フリー株式会社(以下フリー)様と株式会社電算システム(以下電算システム)によるセッション「freeeが語る Gemini Enterprise 活用 30日間のリアル AIに懐疑的だったリーダーが実感した Gemini Enterprise の価値」に参加してきました。

AI導入に懐疑的だったというリーダー(登壇者:鈴木 幸尚様)が、わずか30日間でGemini Enterpriseの真価をどのように実感したのか、具体的な活用事例を通じて「AIを前提とした働き方」のヒントを得ることができました。

本日は、このセッションの内容を速報レポートとしてお届けします!


セッション会場は終始満員状態。Gemini Enterpriseへの注目度の高さが伺い知れます

フリー様が語るGemini Enterpriseの「真価」とは?

このセッションで最も響いたのは、Gemini Enterpriseが単なるチャットボットではない、「非常に強力なパートナー」であるという点です。

フリー様は、会計や人事労務といった統合型経営プラットフォーム(※)を提供しており、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションを掲げている企業様です。そんなフリー様のAI活用推進PJリーダーである鈴木様が語った、Gemini Enterpriseの凄さは以下の点に集約されます。

  • ビジネスサイドの人間でも使いこなせる
  • ありとあらゆるデータを横断的に集めた上で、AIに良い感じに仕事をさせることができる

Gemini Enterpriseは、専門知識がなくても全社員が安全に使える企業向けAIプラットフォームであり、Google Workspaceなどと連携して、定型業務の自動化や高度なデータ分析を実現します。ノーコードで業務特化のAIも開発でき、組織全体の生産性を飛躍的に向上させるポテンシャルがあるとのことです。

(※)freee会計:会計業務の自動化・可視化を実現する統合型クラウド会計ソフト。分断された業務やデータを統合し、経営状況のリアルタイムな可視化を実現します。

リアルな活用事例(1):数分で解決!「誰も知らないキックオフ」の恐怖

すぐに活用できる具体的な事例として、急に開催が決まった「AIムーブ kick off & ランチ」ミーティングの例が紹介されました。

参加者それぞれの役割や自己紹介を簡単に知りたいというシチュエーションで、Gemini Enterpriseに尋ねるだけで、関連する情報から参加者の役割を瞬時にまとめてくれます。

さらに、そのメンバーが盛り上がりそうなアイスブレイクのネタまで3つ提案してくれたそうです。

  • 私のAI活用法、成功談と失敗談
  • もしもAIアシスタントがいたら?
  • AIは誰だ?クイズ(AIが作った文章を混ぜて出題)

AIに関心が高いメンバーの個性や人柄が垣間見えるようなお題を選定してくれるのは、非常に実用的だと実感されたとのことです。

リアルな活用事例(2):MTG30分前のピンチを救う!報告書作成

会議の30分前、「まだ何も資料をまとめていなかった!」というビジネスパーソンなら誰もが経験するピンチを救う事例です。

「社内のAI推進状況について共有するMTGがある。私がこれまで行ってきた『社内AI推進に関するヒアリング』についてまとめてください」とGemini Enterpriseに指示すると、大量のデータから一瞬で報告書を作成してくれました。

作成された報告書には、ヒアリング対象(カスタマーサービス、セールス、エンジニア、サクセスなど)と、浮かび上がった共通課題が詳細に記載されていました。

<浮かび上がった主な共通課題>

  • ユースケースの不足:AIを業務にどう適用すれば良いか迷っている。
  • ツール・基盤の問題:複数のAIツールが存在し、どれを使うべきか迷う。
  • スキルギャップ:チームや個人によってAIリテラシーに大きな差があり、底上げが必要。
  • 情報セキュリティ:AIツールにどの情報を入力して良いか分からず、利用をためらうケースが見られる。

また、作成された要約の根拠を確認したい場合も、ドライブマークをクリックするだけで元のドキュメントに辿ることが可能であり、信頼性の確保も万全です。

さらに、回答結果に対して「今後の方向性について、具体的なアクションプランを提案してもらえますか?」と深掘りしたところ、AI推進に向けた具体的なアクションプラン(成功事例の横展開、ツール・ガイドラインの整備、教育・サポート体制の強化)が提示されました。

その他の便利機能と今後の展望

  • Google Meetでの活用:Google MeetでGeminiをオンにすると、会議の内容を自動でまとめてくれます。Gemini Enterpriseと連携することで、その威力を最大限に発揮できるそうです。
  • その他実感した利便性:オンボーディング台本の作成、社内ライトニングトークのプレゼン資料作成(趣味の歯磨きに関するものまで!)、社内ナレッジをベースにした事務手続きのサポートなど、多岐にわたるサポート能力が紹介されました。

フリー様は現在、検証を始めたばかりで、今後はJIRAやSalesforceなどとの連携を強化し、できることを増やしていく展望とのことです。

特に重要だと強調されていたのは、「AIに優しいデータづくり」です。良いアウトプットを得るには、良いインプットが必要であり、カレンダーや議事録のデータ整備が求められます。

電算システムからは、Gemini Enterpriseの最終的なビジョンとして、AIエコシステムの中心となり、AIエージェントの民主化を実現するプラットフォームとなることが伝えられました。ビジネスユーザーはノーコードで、開発者はローコードやスクラッチ(フルコード)で、スキルや難易度に合わせてエージェント構築が可能になるそうです。

まとめ:最初の一歩を踏み出す重要性

Gemini Enterpriseは、自然言語で使え、あらゆるデータを横断的に集めてAIが仕事を「良い感じ」にしてくれる、まさに強力なパートナーです。

セッションの最後に、登壇者からは「『何からやって良いかわからない』場合には、まず第一歩を踏み出してみること」が大切だというメッセージがありました。

フリー様のリアルな活用事例を聞き、AIを懐疑的に見ていたリーダーがその価値を実感した理由がよくわかりました。ぜひ皆様もAIを前提とした働き方を模索してみてはいかがでしょうか!

導入に不安を感じる場合は、電算システムに相談するのが良いとのメッセージも!(鈴木様、ありがとうございます!)

フリー様のリアルな活用事例を聞き、AIを懐疑的に見ていたリーダーがその価値を実感した理由がよくわかりました。ぜひ皆様もAIを前提とした働き方を模索していただければと思います!


電算システム 有志

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