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実験的リモートワーク:3つのタイムゾーンでフルリモート開発者として働いてみた話

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最近では、リモートワークは当たり前の選択肢になってきました。しかし、リモートでも「同じタイムゾーンのチーム」で働くことが多いのが現実です。
そんな中、私はちょっとした実験として、異なる3つのタイムゾーンにまたがるクライアントやチームと同時に働くという経験をしてみました。

結論から言うと…めちゃくちゃ大変。でも学びも多かった。この記事では、そんな「時差カオス」の体験を共有したいと思います。

  1. 3つのタイムゾーンとは?
    私が関わったチームは次の3つ:

🇺🇸 サンフランシスコ(PST)

🇪🇺 ベルリン(CET)

🇯🇵 東京(JST)

つまり、一日がほぼ24時間に分散された状態。PSTチームの朝は、JSTの深夜。CETチームの午後はPSTの深夜。そして私はその間で生活を調整する羽目に…。

  1. 時差をどう乗り越えたか?
    ポイントは「明確な時間ブロック」と「非同期文化の徹底」でした。

✅ 午前はヨーロッパのチームとコミュニケーション

✅ 午後は自分の集中作業時間

✅ 深夜はアメリカとのミーティング(週2回程度に抑制)

✅ ドキュメントや録画中心の非同期コミュニケーション

Slackのステータスも細かく変えて、「今話せる/寝てる/集中中」などを明示するようにしました。

  1. 良かった点
    🌏 多様な視点や文化に触れられる

⏱️ 自分の時間を自律的に設計できる

💬 非同期コミュニケーション力が爆伸び

特に「ミーティングはできるだけ避けて、書いて伝える」文化は、開発者としての力を引き上げてくれました。

  1. つらかったこと
    🛌 生活リズムがぐちゃぐちゃに

🧠 脳のリセット時間が取りにくい

📆 すべての予定をタイムゾーン付きで管理するストレス

正直、一時的なプロジェクトだからこそ耐えられたというのが本音です。長期間この働き方は、心身への負担が大きいと感じました。

  1. 今後リモートを考える人へ
    この実験を通して私が学んだこと:

自分の「集中しやすい時間帯」を知るのが大事

無理なスケジュールは、結局パフォーマンスを落とす

非同期文化は武器になる。ただし、全員の理解が必要

リモートは自由ですが、自由には「セルフマネジメント力」が必要です。タイムゾーンをまたぐ働き方は、その力を強制的に育ててくれました。

おわりに
「フルリモート × 複数タイムゾーン」という働き方は、一種の修行でした。でも、この経験を通じて、リモートの限界と可能性の両方を知ることができました。

これからの時代、働き方はもっと柔軟になっていくはず。自分にとっての“快適な働き方”を探す実験として、ちょっと無茶してみるのも面白いかもしれません。

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