組立PCの組み換え(core i9-13900k)
はじめに
組立PCのCPUをcore i7-9700k
からcore i9-13900k
へ組み換え、それに伴いマザーボードとCPUクーラーも変えました。今回はCPUの組み換え理由や、コスト、スコア、苦労したことなどをお話できればと思います。
尚、本組立PCは以下の用途で使用しています。
- 開発メイン用途で、OSは
ubuntu
- ゲームPC用途で、OSは
Windows
- 2個のSSDで
ubuntu
とWindows
のディアルブート構成
組み換え理由
前回core i7-9700k
を購入してから5年程度経過しており、CPU性能もある程度向上していることがまず一つとしてあります。
-
core i7-9700k
- 最大周波数:4.90 GHz
- コア数:8
- スレッド数:8
-
core i9-13900k
- 最大周波数:5.80 GHz
- コア数:24
- スレッド数:32
ただ開発用途では9700kの性能でも特に不満はないので、ロマン追求や投資的な側面が高いのかなと思います。後、現行のマザーボードがWindows11
に対応しておらず、Win11を試してみたいというのも理由の一つとしてありました。
コスト
CPUをcore i9-13900k
に組み換えるに辺り、マザーボードを13世代対応に組み換える必要があります。また購入前に13900kの情報収集をしてみると、爆熱でCPUクーラーが空冷では厳しいということなので、簡易水冷も導入しました。
- CPU
- core i9-13900k
- ¥82,400-
- core i9-13900k
- マザーボード
- TUF GAMING Z790-PLUS D4
- ¥37,879-
- TUF GAMING Z790-PLUS D4
- CPUクーラー
- DEEPCOOL LS720 簡易水冷
- ¥20,155-
- DEEPCOOL LS720 簡易水冷
合計で14万ほどかかってます。core i7-9700k
が中古で2万以上で売れそうなので出費としては12万ほどになりそうです。
尚、マザーボードの最新規格のZ790は、メモリ規格が最新のDDR5しか対応していないものもありますので購入の際は注意が必要です。
スコア
グラボはgetforce gtx 1650 oc 4g
になります。
- ff14ベンチ: 10,480
- cinebench
- single: 2,155
- multi: 32,883
ff14ベンチの数値はプレイ自体は快適にできそうですが、13900kを使っている割にはあまり良くはありません。こちらの数値を上げるにはグラボをもっといいものにする必要がありそうです。
またcinebenchについては下記を見てみると13900kの数値がこちらで測った方がなぜか小さいです。
サーマルスロットが起きている様子はないのですが、もしかしたら冷却性能が影響しているのかもしれません。後、CPUのモードはAutoで電圧無制限の状態にはしていないのでそれの影響もあるのかもしれないです。
CPU温度はベンチ取得中は85〜90度くらいで瞬間MAXで100度まで上がっていました。
ベンチ取得中でなければ30〜40度くらいで安定しています。
ファンの設定は簡易水冷の本体のファン設定はほぼ無音なので常時100%、付属のファン設定はそこまで冷却に寄与しそうにないのでサイレント設定にしています。
ベンチ取得中でなければファンはかなり静か、筆者感覚だと無音です。うるさいだろうなと思っていたのでこれは嬉しい誤算でした。開発中だとたまに負荷がかかった時に唸りを上げるくらいです。
苦労したこと
筆者は組立PCのガチ勢ではなく、前回5年くらい前にCPUを変えてからメモリ増設ぐらいしかPCを触ってきませんでした。その為、電源回路などある程度把握し直す必要があり、仕事終わりの一晩でPC組み立てを終わらせるつもりだったのですが、結果二晩かかりました。
電源回路以外にもメモリがちゃんとつけれてなくてディスプレイが起動しなかったり、SSDの規格が古くてCSMを有効にしないとBIOSのブートメニューにSSDが認識されなかったりと、いろいろとハマりどころがありました。
今はYoutubeなどでも有益なトラブルシューティングの情報を発信してくれている方も多く、助かりました。感謝です。
まとめ
筆者の組立PCは開発メインで使用している為、13900kはオーバースペックのロマン仕様になります。マザーも最新のある程度いいのにしたので、元を取る為、今後5年以上は使い倒していきたいと思ってます。
最後に布教ですが、開発PCにubuntu(Linux系)はいいですよ。特にmacでdockerを利用して開発してる方は、一度ubuntuで開発をするとあまりの速さに戻れなくなります。オーバーヘッドのない世界に是非来てください。
それでは今回の提供情報が参考になれば幸いです。
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