🏮

【個人部門】お祭りライターのフィールドワークを革新!Agentic AI搭載の「Matsuri Quest」

に公開

🏮 Matsuri Quest とは?

「日本中のお祭り・伝統行事を“クエスト”として制覇し、フィールドワークの業務をゲーミフィケーションで楽しく効率化する」
そんなコンセプトで開発した、お祭りライター・取材者向けの業務改善&イベント管理アプリです。

Matsuri Quest は以下のURLから実際に遊んでいただけます!👇

https://matsuri-quest.blueriver-6a45d0b9.japaneast.azurecontainerapps.io/

※ Microsoft Agent Hackathon 2026 提出作品です。

🎬 デモ動画(3分)

💡 解決したい課題とビジネスインパクト(業務改革)

私はかつて「オマツリジャパン」などでお祭りライターとして活動していました。お祭りの取材(フィールドワーク)は、全国各地に分散する膨大なイベント情報から「次に行くべき価値のあるお祭り」を選定し、現地に赴くという非常にアナログで労力のいる業務です。

本ハッカソンのテーマである**「業務課題の解決」**に向けて、Matsuri Quest は以下の課題を解決します:

  1. フィールドワークのモチベーション管理: お祭りにランク付けやXP(経験値)を導入するゲーミフィケーションにより、取材という「業務」を「クエスト(冒険)」へと変え、ライターのモチベーションを維持・向上させます。
  2. 29,165件のデータベース活用とRAGによる情報抽出: 独自のお祭りデータベースをRAG(検索拡張生成)で活用し、ライターの現在地や季節から最適な取材先を瞬時に提案します。

🏛 アーキテクチャと使用技術

本アプリのアーキテクチャは以下の通りです。

技術スタック

  • フロントエンド・BFF: TanStack Start v1 (React 19, SSR)
  • スタイリング: Tailwind CSS v4
  • マップ: Leaflet
  • インフラ: Azure Container Apps
  • AI: Azure OpenAI (gpt-5.4-mini), Google Gemini (Grounding)

🤖 エージェント(Agentic AI)としてのアプローチの有効性

このアプリには、ライターの業務を支援する Agentic AI が組み込まれています。

  1. 祭りAIガイド(RAG + Azure OpenAI)
    単なるチャットボットではなく、29,165件の巨大なお祭りデータベースに対するRAGとして機能します。ライターの現在地やレベルに応じて「次に行くべきSランクの祭り」を自律的に検索・提案する取材コンシェルジュです。
  2. 日程自動アップデートエージェント (Gemini Grounding)
    お祭りの日程は毎年変わるため、取材前の日程確認は必須業務です。ユーザーがお祭りの詳細を開いたタイミングで、AIが自律的にWeb検索(Grounding)を行い、最新の開催日程を取得してJSON形式で返す仕組みを採用し、事前リサーチの手間を省きました。

🛠 実装上の工夫とプロンプト

1. Azure OpenAI によるパーソナライズされた提案

チャットAIのシステムプロンプトでは、単なる応答ではなく「お祭りガイドとしての振る舞い」を強制しています。

あなたは「Matsuri Quest」の公式AIガイドです。
お祭りライターであるユーザーの現在地とレベルを考慮し、データベース検索(RAG)を用いて必ず1つ以上の具体的な取材先を提案してください。

2. Gemini Grounding による高精度な情報収集

日程の取得にはハルシネーション(嘘)が許されないため、Web検索との連携(Grounding)を有効にしたGeminiを呼び出しています。APIリクエスト時に tools: [{ type: "google_search" }] を指定するだけで、最新の公式情報に基づいた回答をJSON形式で安定して取得できるようになっています。

3. Azure Container Apps へのシームレスなデプロイ

実行基盤には必須要件である Azure Container Apps を採用しました。
コンテナ化された TanStack Start アプリを1コマンドでデプロイでき、スケーリングもマネージドで完結するため、運用・インフラ構築の業務負担(実現性)を大幅に下げることができました。

🧹 今後の展望:AIによるデータクレンジングパイプラインの構築

現在のプロトタイプでは、約29,000件のオープンデータをそのまま活用しているため、一部「夏祭りなのに雪まつりに分類されている」「座標が他県にズレている」といったデータノイズが含まれています。
今後の開発では、LLMを活用したデータクレンジングパイプラインを構築し、マッピング精度やカテゴリ分類の自動補正を定期的に行う仕組みを実装する予定です。これにより、ライターのフィールドワークの精度をさらに向上させます。

🤝 将来の展望:Journey Mapとの統合

本アプリ「Matsuri Quest」は、事前リサーチと現地での行動(フィールドワーク)を強力にサポートするアプリですが、今後は別プロジェクトである「Journey Map」(写真×AIで旅を再発見!体験が地図になるアプリ)との統合を構想しています。

統合後のエコシステム:

  1. [事前〜現地] Matsuri Quest: RAGで取材すべきお祭りを提案し、現地へ向かう。
  2. [事後〜振り返り] Journey Map: 現地で撮影した写真をJourney Mapにアップロード。EXIFのGPSと撮影日時から自動的に「お祭り取材の軌跡」が地図上にマッピングされ、AIが写真から「祭りの熱気」や「屋台の賑わい」などのムードを解析。

これにより、「リサーチ → 訪問(クエスト) → 記録・解析・振り返り」 という、フィールドワーカーの一連の体験をシームレスにAIが支援する最強の業務支援・体験プラットフォームが完成します!

🔗 リンク

GitHubで編集を提案

Discussion