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Google Cloud Professional Data Engineer合格記(2025.5)

に公開

はじめに

こんにちは。ファインディ株式会社でデータエンジニアをやっている田頭啓介(@tagasyksk)です。
タイトルの通りGoogle Cloud認定資格であるProfessional Data Engineerに合格したので、これから受験する方の参考になるよう、自分の学習方法や試験対策のポイントをまとめました。

2025年5月時点での情報ですので、試験範囲の更新等にはご注意ください。

対象読者

  • Professional Data Engineerを受験しようと考えている人
  • Cloud IAMやサービスアカウントといった、Google Cloudの基本サービスに関する知識はある人

受験前の筆者のスキル感

  • 本業データエンジニアになってちょうど1年
  • BigQueryの周辺サービスは業務でよく利用する
  • データベースやパイプラインの知識がかなり弱い、知らないサービスもある

受験する際の注意点

Professional Data Engineer試験は2024年1月に試験範囲の改訂が入っています。
詳細は公式サイトの試験ガイドを参照していただきたいですが、主な変更点は次の2つです。

  • 機械学習に関するトピックが削除された
  • 最近のデータプロダクトが出題範囲に追加された
    • Dataplex
    • Datastream
    • BigQuery Omni
    • BigLake

削除された方は勉強しなければ良いだけなので特に問題ないです。本番でも1問も出題されませんでした。
問題は追加された方で、十分な対策をしないと不合格になる可能性が高いと感じるレベルで出題されます。必ず公式ドキュメントを一通り読み、補強が必要な箇所はGeminiやChatGPTなどに例題を作らせて理解を深めるとよいでしょう。

(ちなみに公式ページにある模擬試験には旧範囲の問題が普通に含まれているため、注意が必要です。)

試験準備

勉強方法

Kindle Unlimitedに練習問題があったので、これを解きながら知らないプロダクトや用語について公式ドキュメントで調べ、Notionにまとめていく形で学習を進めました。
勉強時間が取れない日はまとめたNotionをざっと見返して、概念や単語について自分の言葉で説明できるか確認していました。
Udemy講座の購入も検討しましたが、自分には問題演習中心の学習スタイルが合っていたため、今回は利用しませんでした。

勉強期間

1ヶ月半くらいです。
練習問題を2周分解いて、出題が薄かったところに関してはGeminiに問題を作成させました。

受験当日

オンラインで受験するときに机を片付けるのが面倒だったので、テストセンターで受験しました。
試験時間が2時間なので100問程度かと思っていましたが、実際は50問で、時間には十分余裕がありました。回答時間が足りないことはないと思います。
運が良かったのかは分かりませんが、練習問題と似たような問題がかなり出たので落ち着いて取り組めました。

試験終了後にその場で合否が表示されますが、自分は見逃してしまい、翌日届いたメールで合格を確認しました。

感想

DataprocやBigTableなど、実務では触れてこなかったプロダクトを体系的に学べたのが新鮮で楽しかったです。
また、エンプラのデータ基盤に関する知見を深めることができたのが良かったな、と感じました。

おわりに

Professional Data Engineer試験についてまとめました。
この記事が、これから受験を考えている方の一助となれば嬉しいです。迷っている方はぜひチャレンジしてみてください。

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