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公式Slack MCPとTableau MCPを連携させて、AIに分析からSlack Canvas作成までやらせてみた

に公開

カスタマーサクセスマネージャーの玉井です。

やっっっっっと、公式のSlack MCPが出ました。

https://www.publickey1.jp/blog/26/slackapislack_mcp_serveraislack.html

これまで、ユーザー・コミュニティによって開発されたSlack MCPはありましたが、オフィシャル側からリリースされたMCPは今回が初めてです。

ネット等を見ていると、「Slackの履歴から日報を作る」といった「Slack内のデータを使って何かする」系の事例は既にチラホラあります。

が、今回やりたいと思っているのは、Slack外の情報をまとめてSlack内に送るという上記とは逆のユースケースです。そこで、Tableau MCPを併用し、「Tableauの分析情報を要約してSlackに送る」ということをやってみたいと思います。

やってみた

環境

  • OS: macOS 26.3 (Tahoe)
  • MCPホスト:Claude Code 2.1.62
  • LLM:Claude Opus 4.6(Vertex AI経由)

Tableau MCPの準備

以下と同じ手順でCloud Runにデプロイします。ちなみに認証はPATで実施します。

https://zenn.dev/cavernaria/articles/dabb3c072a8c84

Slack MCPの準備

とりあえず設定

Slack MCPの公式ドキュメントは以下です。

https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/48855576908307-Slack-MCP-サーバーのガイド

https://docs.slack.dev/ai/slack-mcp-server

使用するツール(MCPホスト)によって、方法は変わってきますが、Claude Codeの場合は、上記ドキュメントに記載のある通り、Claude Codeのプラグインとして簡単にインストールすることができます。設定ファイルを自分で記述する必要すらありませんでした。

claude plugin install slack

ちなみに、Claude Code内の/pluginメニューからもインストールできます。

インストール後、最初にSlack MCPを利用しようとすると(Slack MCPを利用するようなプロンプトを打つと)、OAuth認証が走ります。ブラウザに飛んで、以下の画面が開きます。

どうやら、ClaudeのSlack Appをインストールする形になるようです。インストールしたいワークスペースを選んで、「許可する」を選択します。

認証が成功すると、以下の画面が表示されます。問題なければ閉じましょう。

Claude CodeのMCPの設定画面を確認すると、ちゃんとSlack MCPに接続されていることがわかります。

Slack MCPについてあれこれ

セルフデプロイ型のTableau MCPと違い、Slack MCPはSalesforce社側でホスティングされています。[1] 通信プロトコルはStreamable HTTPです。認証はOAuthですが、DCRには非対応となっています[2]

あと、Slack自体のプランは何でも問題ない…はず…。

Let's Try

それでは、2つのMCPサーバーを設定できたところで、実際にプロンプトを打ち込んでみたいと思います。

Tableau MCPのフェーズ

まず、自分のTableau Cloudにどんなワークブックがあるのかを調べます。

Data + Movie のダッシュボードが面白そうなので、このダッシュボードの詳細を調べます。

なかなか面白そうなダッシュボードなので、これを説明した内容を、SlackのCanvasにまとめて、皆に見てもらいたい、という体で進めます。

Slack MCPのフェーズ

というわけで、今度はSlack MCP経由でCanvasを作成してもらいます。

こちらの指示は「Canvasを作成して」というシンプルなものなのに、Canvasにダッシュボードの情報をまとめるために、自律的にもっとダッシュボード側の情報を取りに行っている(Tableau MCPも継続して活用している)ところが、まさにAIエージェントの真骨頂という感じでテンションが上がりました。

そうこうしていると、Claude様が「データは揃った。後はCanvasを作成するだけだ」と言い放ち、その後、実際にCanvasが出来ました。

Slack側のCanvasを見てみます。


Canvasを作ること以外、何の指示も出していませんが、分析のまとめまで書いてくれており、(モデルがOpus 4.6というのもあるとは思いますが)なかなかクオリティの高いレポートを作ってくれました。

Canvasなので、Slack上ですぐにメンバーと共有することができますね。ちなみに、「このCanvasを宣伝するような書き込みをしろ」とClaude様にお願いしたら、以下のような書き込みをしてくれました。

何がすごいって、Canvasだけじゃなく、元のTableau Cloud上のダッシュボードのリンクまで貼り付けているところです。Tableau MCPを併用し、情報を色々得た上での作業なので、こういうことができるわけですね。

おわりに

MCPサーバーといっても、結局そのプラットフォームの操作を自然言語で代替できるにすぎない…。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました…。[3]

MCP登場当初から言われていたことではありますが、複数のMCPを併用することで、「あるサービスの情報・コンテキストをもって、他のサービスを利用する」ことができるのは、思っていた以上に強いですね。

また、Tableau観点でいうと、せっかくTableau Cloud(またはServer)に色々役立つダッシュボード等が存在しているのに、意外と社内に広まってない・知られていないってパターン、多いんですよね。そういう時(社内コミュニケーションツールがSlackの場合)、Tableauは見ていなくても、Slackを見てないメンバーってほとんどいないはずなので、その「ほとんどのメンバーが見ている場所」に、Tableau上の分析リソースが展開できるというのは、Tableau側に眠っている情報をより活用できるようになると思うので、とても良い組み合わせかと思います。

Slack MCPはまだまだできないことも多いですが[4]、今後もどしどしアップデートされるはずなので、期待しています。

脚注
  1. 企業が提供するMCPサーバーの提供方法としてはこっちの方がメジャーだと思いますが… ↩︎

  2. Tableau MCPはDCR及びCIMDに対応しています ↩︎

  3. 刃牙道アニメ化記念ということで久々に使ったミーム ↩︎

  4. 2026/2/27現在、メッセージ投稿の際にファイルを添付することができない等 ↩︎

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