マインクラフトサーバー設定(統合版)
概要
- UbuntuでマインクラフトのBedrock(統合版)サーバのいくつかの設定方法を記載します。
- 今回の方法はすべてコンソールから操作(サーバーを直接操作)する方法になります。
環境
*ローカル環境の為、VPSやクラウドの環境と少し違う場合がございます。
*VPSなどの方は最初にマインクラフトサーバーを停止してください。
項目 | Version |
---|---|
OS | Ubuntu Server 24.04.2 LTS |
サーバーバーョン | 1.21.81.2 |
設定項目
server.properties
- allow-list
- default-player-permission-level
- player-idle-timeout
- server-port
permissions.json
注意事項(知見のある方は飛ばして!)
作業は必ずrootで行ってください。また、サーバーは停止して作業をお勧めします。
下記コマンドでrootになれます。
sudo -s
設定ファイルの場所やディレクトリを探す
find / -name server.properties
実行後に下記の様に出力されます。
server.propertieの前の部分(/home/bedrock/)をコピーする。
root@VirtualBox:/home/bedrock# find / -name server.properties
find: ‘/run/user/1000/doc’: 許可がありません
find: ‘/run/user/120/doc’: 許可がありません
/home/bedrock/server.properties
コピーしたらcdコマンドで移動します。
cd (コピーした文字列)
allow-list (デフォルト:false)
この設定項目はホワイトリストの設定を有効化するかを決めるものです。
外部公開などで、意図しないプレイヤーのアクセスを禁止することが可能になります。
設定方法はserver.propertiesのallow-listを下記に書き換えます。
sed -i 's/allow-list=false/allow-list=true/' server.properties
cat server.properties | grep allow-list
アクセスを許可するユーザーをホワイトリストに追加します。
設定ファイルは同じ改装にある、allowlist.jsonを使用します。
コピーしたidを設定ファイルに記載します。
xuidの確認方法はserver-portの方で記載しております。
下記のような形式で追加していくため、事前にメモ帳などで作成しておいてください。
複数設定の際は{から},までを同じように増やしてきます。
[
{
"ignoresPlayerLimit":false,
"name":"***********"
"xuid":"***********"
},
]
下記コマンドでファイルを開きます。
nano allowlist.json
ファイルに記載があればすべて削除してください。メモ帳などと同じように消せます。
設定内容を張り付け終わったら、Ctrl+xを押してyを押し、Enterを押します。
一度本体を下記コマンドで再起動します。
reboot
これで、ホワイトリスト設定は完了です。
default-player-permission-level(デフォルト:member)
サーバーへアクセスしたユーザーの権限を設定します。visitor、member、operatorの3つが設定可能です。
基本触ることはないと思いますが、全員にOP権限を付与する際はここで設定するのが便利です。
下記は、入ってきた人にopを最初から付与する為の設定です。
sed -i 's/default-player-permission-level=member/default-player-permission-level=operator/' server.properties
cat server.properties | grep default-player-permission-level
player-idle-timeout(デフォルト:30分)
この設定項目では放置しているプレイヤーを自動的に接続を切るようにする設定です。
デフォルトでは30分間放置でキックされますが、もう少し長くや短くも可能です。
また、0の場合はキックされなくなります。
sed -i 's/player-idle-timeout=30/default-player-permission-level=(好きな値)
cat server.properties | grep default-player-permission-level
server-port
こちらのファイルは管理者権限(OP権限)の設定に使用します。
まずxuidの情報が必要な為、取得して行きます。
xuidはユーザーがサーバーにアクセスした際にログから確認することが可能です。
起動コマンドを打って、コンソールから確認可能ですが、数が多いと大変なのでログをファイルに出力するように設定を組んでいきます。
VPSなどを借りている方でもできると思います。
サーバーファイルのあるディレクトリ上で、下記のコマンドでサーバーか起動可能か確認してください。
出来れば以降も可能だと思います。
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
マインクラフトサーバーを停止して、一度本体を下記コマンドで再起動します。
reboot
再起動完了後、再度接続し先ほどのディレクトリに移動してください。
下記コマンドでディレクトリを作成します。
mkdir logs
chmod +x logs
作成後下記2つのコマンドでサーバーを起動します。
screen -L -Logfile logs/access.log -S bedrock
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
起動後サーバーへアクセスしてください。
アクセスするとlogs配下にファイルが生成されます。
下記コマンドで該当ユーザーを絞り込み、表示されたidをコピーしてください。
*()は消してください。大文字小文字は間違わないように。
cd logs/
cat server.log | grep (ユーザーネーム)
cat server.log | grep neko
[2025-05-19 01:37:26:106 INFO] Player connected: neko, xuid: ***********
[2025-05-19 01:37:28:755 INFO] Player Spawned: neko xuid: ***********, pfid: ***********
[2025-05-19 01:37:48:097 INFO] Player disconnected: neko, xuid: ***********, pfid: ***********
コピーしたidを設定ファイルに記載します。
下記のような形式で追加していくため、事前にメモ帳などで作成しておいてください。
複数設定の際は{から},までを同じように増やしてきます。
[
{
"permission": "operator",
"xuid": "***********"
},
]
下記コマンドでファイルを開きます。
nano permissions.json
ファイルに記載があればすべて削除してください。メモ帳などと同じように消せます。
設定内容を張り付け終わったら、Ctrl+xを押してyを押し、Enterを押します。
設定後下記で中身を確認可能です。
cat permissions.json
一度本体を下記コマンドで再起動します。
reboot
次にアクセスしたときはOP権限が付与された状態となります。
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