Enterキーで送信されるのがストレスだったのでCursorのNotepadsを使い始めた話
はじめに
こんにちは!
カンリーでエンジニアをしているkanaiです。
私はタイピングが雑です、よく打ち間違えをするのでdeleteキーもよく押すのですが
間違ってEnterを押してしまうことも多いです。
これがAI系のChat欄だと途中でプロンプトが送信されてしまい、地味にストレスを抱えていました。
そんな時にCursorのNotepads機能を見つけて誤送信のストレスが無くなったので、
普段私がこの機能をどう使っているかを中心に紹介しようと思います。
Notepadsの表示
NotepadsはCursorのサイドバーからアクセスできます。

表示されない場合はサイドバーで右クリックすると表示されます。

機能の概要
ざっくり言うと「サイドバーで使える簡易的なメモ帳」です。
私の使い方
キーボードショートカット
よく使う機能のためショートカット登録しています。
(デフォルトでは設定されていないはずです)
私は、Cmd+Shift+' に設定しています。

プロンプト入力欄の代わりとして使用する
私はこの使い方をするためにNotepadsを使用しています。
とりあえずプロンプトを書くときはNotepadsに書いて、それをチャット欄にコピペしています。

アットマークでチャット欄から参照することができます。

プロンプトのテンプレートとして使用する
例えば以下のようなdebugするためのプロンプトはよく使用するので、Notepadsにテンプレートとして保存しておくと便利です。
あなたはデバッグを支援する開発補助AIです。
以下のコードに、実行時の変数値・処理の流れを確認できるように `console.log` を自動的に挿入してください。
要件:
- 各主要処理(条件分岐・ループ・関数の入口/出口)にログを追加する
- ログのフォーマットは一貫性を保つ
- すべてのログには識別タグ `[DEBUG_LOG]` を含める(後で一括削除できるように)
- オブジェクトは `JSON.stringify` を使用して出力
- パフォーマンスに影響しないよう、ループ内部では必要最低限のログに留める
他にもリファクタリング用やコメント追加用などを分けて管理すると便利です。

ちょっと残念なところ
便利なNotepadですが、現状ではディレクトリメンション(アットマークでディレクトリ指定)やDocの指定ができません。
ファイルの指定のみ可能なのでプロンプトを少し工夫する必要があります。
さいごに
今回はCursorのNotepads機能について、私の使い方を中心に紹介しました。
Enter キーの誤送信というささいなストレスでしたが、Notepadsを使うことで快適になりました。
プロンプトのテンプレート管理もできるので、よく使うプロンプトがある方はぜひ試してみてください。
ベータ版で将来的に提供終了の可能性があるのは残念ですが、それまでは活用していきたいと思います。
もし同じようなストレスを感じている方がいれば、参考になれば幸いです!
余談
ちなみに、誤って送信したチャットはCtrl+Cキーのショートカットですぐに取り消せます。
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