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RFC2231とは?
RFC2231とは?
RFC 2231は、MIMEパラメータ値とエンコードされたワードの拡張に関する規格です。主な特徴は以下の通りです:
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US-ASCII以外の文字セットでパラメータ値を指定できるようにしました。
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パラメータ値を表示する際に使用する言語を指定できるようになりました。
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長いパラメータ値を継続して記述するためのメカニズムを定義しました。これにより、ヘッダー行の折り返しの問題を回避できます。
主な拡張内容
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パラメータ名の末尾にアスタリスク(*)を付けることで、文字セットと言語情報が含まれていることを示します。
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パラメータ値の先頭で、文字セット、言語、実際の値を単一引用符(')で区切ります。
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パーセント記号(%)を使用して、16進数でエンコードされたオクテットを示します。
使用例
日本語のファイル名「ファイル.pdf」をRFC 2231に従ってエンコードする例:
Content-Disposition: attachment; filename*=iso-2022-jp''%1B%24B%25U%25%21%25%24%25k%1B%28B%2Epdf
長いパラメータ値を分割して記述する例:
filename*0*=iso-2022-jp''%1B%24B%24J%24%2C%21%3C%21%3C%21%3C%21%3C%21
filename*1*=%3C%21%3C%21%3C%21%3C%21%3C%24%24%25U%25%21%25%24%25k%1B
filename*2*=%28B%2Epdf
RFC 2231は、国際化されたコンテンツを含むメールやMIMEメッセージをより適切に扱うための重要な拡張を提供しています。
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