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Claude Codeで仮想組織を構築する方法

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この記事について

個人開発者がClaude Codeで仮想的な組織を作り、複数の視点でタスクを回す仕組みを試している記録です。

まだ1週間程度の運用で、成果が出たと言える段階ではありません。
「こういう使い方を試している」という共有が目的です。

仕組み自体は、YouTubeで見かけたShinCode氏の仮想カンパニーのアイデアを参考にしています。


背景:個人開発は1人で全部やるから視点が偏る

個人開発では、全部1人でやることになります。

  1. タスク管理
  2. 優先順位の判断
  3. セキュリティのチェック
  4. 法律・規約の確認

1人だと視点が偏ります。
「これで合ってるのか?」を確認する相手がいません。

そこで、Claude Code上にフォルダ構造で「部署」を作り、それぞれの役割を持たせてみました。


仕組み:フォルダが部署、CLAUDE.mdが業務マニュアル

.company/
├── CLAUDE.md              ← 組織全体のルール
├── secretary/             ← 秘書室(窓口)
│   ├── CLAUDE.md
│   ├── inbox/
│   ├── todos/
│   └── notes/
├── revenue/               ← 収益部門
├── editorial/             ← 編集部
├── security/              ← セキュリティ部門
├── compliance/            ← コンプライアンス部門
└── audit/                 ← 外部監査

各フォルダに CLAUDE.md を配置します。
そこに部署の役割・判断基準・口調を定義します。

Claude Codeはこのファイルを読み込んで、書かれた役割に沿って動きます。


仕組みの特徴:1部署に複数キャラクターを配置する

例えば収益部門には、3人のキャラクターを設定しています。

  • カネダ(攻めの戦略家) — 「まず動いて数字で判断する」
  • ミツメ(慎重派) — データと根拠を求める
  • ヒラメキ(発想型) — 別の角度から考える

1つのテーマについて、3人に意見を出させます。

意見が割れることが多いです。
その場合は全員の意見を見た上で、自分が判断します。


1週間の運用で気づいた3つのこと

1. 選択肢が増えて判断の材料になる

「収益化どうする?」と聞くと、3人がそれぞれ違う提案を出します。

  • カネダ:「BOOTHで出品」
  • ミツメ:「市場調査が先」
  • ヒラメキ:「TikTokで動画を出す」

1人で考えていたら「記事を書く」しか思いつかなかったかもしれません。
選択肢が増えること自体が、判断の材料になります。

複数の視点で分析して最終判断は人間がする、という構造です。

2. セキュリティ部門が認証チェックの不備を発見した

セキュリティ部門に自作アプリの監査を依頼しました。

結果、認証チェックの不備やセッション設定の問題など、複数の脆弱性が見つかりました。
いずれも修正済みです。

「攻撃者視点で考えるキャラクター」を設定しているため、開発者視点だけでは見落としがちな問題を指摘してくれます。

ただし、AIによるセキュリティ監査には限界があります。
これだけで十分とは考えていません。

3. 秘書にタスク整理を任せると朝の判断コストが減る

秘書に「朝会しよう」と言うと、以下をまとめて出してくれます。

  1. 未完了タスクの報告
  2. 今日やることの洗い出し
  3. スケジュール提案

「今日何やるか」を決める時間を短縮できます。

ただし、提案されたスケジュールをそのまま使えることは少ないです。
調整は毎回必要です。


マルチエージェント構成:作る人とチェックする人を分離する

ターミナルを3つに分けて運用しています。

  • T1: 司令塔 — 秘書 + 収益(自分との窓口)
  • T2: 制作 — 編集部(コンテンツを作る)
  • T3: 監査・統制 — セキュリティ + コンプライアンス + 外部監査(チェックする)

「作る人」と「チェックする人」を別プロセスにします。
チェック機能が形骸化しにくくなります。

部署間の情報共有は STATUS.md というファイルへの書き込みで行います。


なぜフォルダとマークダウンなのか

4つの理由があります。

  1. 人間がそのまま読める — 特別なツール不要
  2. Gitで変更履歴を管理できる — 意思決定の経緯が残る
  3. 特定のAIツールに依存しない — Claude以外でも使える
  4. サーバーが不要で壊れにくい — ローカルファイルだけで完結

データベースやAPIを使う方法もあります。
個人開発の規模では、マークダウンファイルで十分でした。


まだ検証できていないこと

正直に書きます。

  • この仕組みが長期的に機能するかは未検証です
  • 部署やキャラクターが増えた場合の管理コストは未知数です
  • AIの回答品質に依存するため、的外れな提案も出ます
  • 収益化に実際につながるかはこれからの検証です

まとめ:仕組みは動いているが成果はこれから

Claude Codeのフォルダ構造とCLAUDE.mdで仮想組織を作り、1週間ほど運用しました。

感じているメリットは3つです。

  1. 視点が増える
  2. セキュリティチェックで実際に問題が見つかった
  3. 朝のタスク整理が楽になった

まだ試行錯誤の段階です。
続きはXで発信していきます。


この記事はClaude Codeを活用して執筆しています。

X: @binkraft_lab

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