🤖
Ubuntu で HDD フォーマット | Ubuntu Server 24.04
概要
Windows で使用していた HDD を Ubuntu Server に移行するに伴い、ディスクを ext4 でフォーマットしなければいけなかったのでそのメモ
環境
- Ubuntu Server 24.04.3 LTS
- 移行元の HDD のファイルシステム: NTFS
- 移行先の HDD のファイルシステム: ext4
作業
HDD 接続
HDD を Ubuntu Server に接続する
デバイスファイルの確認
以下のコマンドで確認できる
sudo fdisk -l
今回のデバイスファイルは sdb であると判明（今回接続した HDD は 2 TB）
ちなみに、今回はパーティションが sdb1 と sdb2 の 2 つに区切られていることがわかる
パーティションは、lsblk コマンドを使うと、視覚的でわかりやすい
...
Disk /dev/sdb: 1.82 TiB, 2000398934016 bytes, 3907029168 sectors
...
Device Start End Sectors Size Type
/dev/sdb1 34 262177 262144 128M Microsoft reserved
/dev/sdb2 264192 3907026943 3906762752 1.8T Microsoft basic data
...
パーティションの削除
ここからは、parted を使ってディスクを操作していく
以下を実行して、対話モードに入る
sudo parted /dev/sdb
現在のパーティション番号を調べる
(parted) print
現在のパーティション番号がわかる
ついでに、パーティションテーブルが GPT であることがわかる
...
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 17.4kB 134MB 134MB Microsoft reserved partition msftres
2 135MB 2000GB 2000GB ntfs Basic data partition msftdata
パーティション 1 および 2 を削除する
(parted) rm 1
(parted) rm 2
パーティションの作成
念のため、ディスクラベルを GPT に変更する
警告が表示されるので、OK なら yes と入力
(parted) mklabel gpt
Warning: The existing disk label on /dev/sdb will be destroyed and all data on this disk will be lost. Do you want to continue?
Yes/No? yes
パーティションを作成する
パーティションの名前、ファイルシステムタイプ、開始位置、終了位置を聞かれる
(parted) mkpart
Partition name? []? HDD_2TB # パーティションの名前（任意、指定しなくてもよい）
File system type? [ext2]? ext4 # ファイルシステムタイプ
Start? 0% # 開始位置
End? 100% # 終了位置
パーティションが正しく作成されたかどうか確認
(parted) p
正しく作成されている
Model: ***
Disk /dev/sdb: 2000GB
Sector size (logical/physical): 512B/4096B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 2000GB 2000GB ext4 HDD_2TB
対話モードを終了する
(parted) q
パーティションのフォーマット
再度、デバイスファイル名の確認
sudo fdisk -l
今回作成したパーティションのデバイスファイル名は sdb1 であることがわかる
...
Disk /dev/sdb: 1.82 TiB, 2000398934016 bytes, 3907029168 sectors
...
Device Start End Sectors Size Type
/dev/sdb1 2048 3907028991 3907026944 1.8T Linux filesystem
以下を実行して ext4 にフォーマットする
sudo mkfs.ext4 /dev/sdb1
# 以下、色々表示される
mke2fs 1.47.0 (5-Feb-2023)
Creating filesystem with 488378368 4k blocks and 122101760 inodes
Filesystem UUID: 1ba1037f-f799-4d6c-bd32-6427d1b3d42d
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968,
102400000, 214990848
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (262144 blocks): done # しばらく待つとデフォルト値が入力される
Writing superblocks and filesystem accounting information: done # しばらく待つとデフォルト値が入力される
マウントポイントにマウント
最後に、任意のマウントポイントにパーティションをマウントする
今回は、~/hdd にマウントする
mkdir ~/hdd
sudo mount /dev/sdb1 ~/hdd
マウントされたかどうかは、以下のコマンドで確認できる
df -h
以下の通り表示される
...
/dev/sdb1 1.8T 28K 1.7T 1% /home/me/hdd
参考
Discussion