5週間で AWS SAA に合格するためにやったこと
お久しぶりです。麦茶です。
2025年11月上旬に AWS Solutions Architect - Associate (SAA) に合格しました。

スコアは 878点(合格ライン720点)でした。
AWS 歴は半年程度、学習期間は 5週間(1日約2時間、計70時間ほど)で合格しました。
この記事では、私が合格までにやったことを振り返りつつ、使った教材や学習の工夫についてまとめます。
対象読者
- AWS初心者〜実務経験半年程度で、これから SAA を受けようとしている方
- 短期間で効率よく合格したい方
- 実際に合格した人の学習方法を参考にしたい方
AWS SAA とは
AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)は、コストとパフォーマンスが最適化されたソリューションの設計に重点を置いた認定試験です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試験コード | SAA-C03 |
| 試験時間 | 130分 |
| 問題数 | 65問(択一選択・複数選択) |
| 合格ライン | 720点(1,000点満点) |
| 受験料 | 150 USD |
| 受験方法 | テストセンター or オンライン監督付き試験 |
| 有効期間 | 3年間 |
試験範囲
| 分野 | 出題割合 |
|---|---|
| セキュアなアーキテクチャの設計 | 30% |
| 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 | 26% |
| 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計 | 24% |
| コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 20% |
参考:
筆者のAWS歴
2025年3月に現職に転職し、4月頃から初めて AWS を触り始めました。試験を受けた11月時点で、AWS歴は約半年です。
ただし、クラウド自体の経験は前職で5年ほどあり、GCP を使用していました。基本的なコンピューティングリソースの考え方は似ていましたが、IAM やネットワーク周りは設計思想が異なり、AWS ならではの学習が必要でした。
現職では主に ECS、RDS(Aurora)、StepFunctions などを触る機会が多く、開発・本番環境の構築に携わっています。とはいえ、試験範囲全体からすると一部で、VPC のネットワーク設計、Direct Connect、オンプレミスからの移行、Windows 関連のサービスなどは実務で触っておらず、ほぼ 0 からの学習でした。
なぜ SAA を受けようと思ったか
- AWS について広く浅く、全体像を掴めると思った
-
re:Invent 2025 に初参加するので、それまでに取っておきたかった
- 認定資格保持者限定のエリアや SWAG があると聞いて、これは取るしかないと思った
学習スケジュール
全体像
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学習期間 | 2025年10月2日 〜 11月9日(約5週間) |
| 学習時間 | 1日約2時間(夜寝る前) |
| 総学習時間 | 約70時間 |
週ごとの流れ
Week 1-2(10/2〜10/21):Udemyでインプット
- 「これだけでOK!」講座をハンズオン中心に進めた
- 2倍速で視聴し、解説のみのセクションは飛ばした
- 371/465セクション(約80%)を完了
Week 3-5(10/22〜11/8):Ping-tで問題演習
- 未出題・ミスが0になるまで繰り返し解いた
- 試験前日までに全860問を「ヒット」状態に
使った教材
Udemy「これだけでOK!」講座
SAA 対策の定番講座です。他の方の合格体験記でも評価が高かったのと、セールで安くなっていたので購入しました。
良かった点
- とにかくハンズオンが充実している
- 実際に手を動かすことで、サービスの挙動を体感できた
注意点
- 一部内容が古い箇所がある
- 全ての動画・ハンズオンに取り組もうとすると、倍速でもかなりの時間がかかる
- 適宜取捨選択することをおすすめする(私は解説のみのセクションはかなり飛ばした)
Ping-t
正直、深く比較検討せず軽い気持ちで使い始めました。特に不満がなかったのでそのまま使い続けました。
無料版は問題数が限られるため、有料版(プレミアム)を契約しました。
良かった点
- 未出題/ミス/ヒット/コンボで問題の状態を管理できる
- 苦手な問題を重点的に復習しやすい
(コンボが何なのか未だに理解していませんが……)
学習方法
「未出題」と「ミス」が0になるまで繰り返し解きました。最終的に全860問を「ヒット」状態にしました。
難易度
本番と同じくらいだと感じました。
Ping-t の学習推移

| 日付 | 未出題 | ミス | ヒット | コンボ |
|---|---|---|---|---|
| 10/22 | 735 | 12 | 101 | 0 |
| 10/23 | 641 | 32 | 177 | 0 |
| 10/24 | 579 | 50 | 221 | 0 |
| 10/25 | 498 | 73 | 279 | 0 |
| 10/27 | 387 | 98 | 365 | 0 |
| 10/29 | 325 | 118 | 411 | 0 |
| 10/30 | 261 | 135 | 460 | 0 |
| 10/31 | 249 | 139 | 468 | 0 |
| 11/01 | 146 | 157 | 555 | 0 |
| 11/03 | 113 | 164 | 581 | 0 |
| 11/04 | 14 | 189 | 649 | 0 |
| 11/05 | 0 | 116 | 743 | 0 |
| 11/06 | 0 | 0 | 860 | 0 |
約2週間で未出題を0にし、その後2日でミスも0にしました。
学習の工夫:Notion AI の活用
間違えた問題をNotionにストック
Ping-t で間違えた問題の解説を、Notion にサマリーしてストックしていました。
1つのページに箇条書きで、サービスごとに階層化してまとめました。必要に応じて自分のメモも追加しています。
下記のようなイメージです。
- EC2
- オンデマンドインスタンス
- リザーブドインスタンス
- マーケットプレイスで売ることができる
- スポットインスタンス
- スポットフリート
- スポットインスタンスのタイプと価格をフリート指定することで、自動でスポットインスタンスのリクエストを最適化する
- EC2フリート
- オンデマンド、リザーブド、スポットインスタンスで構成されるインスタンスセットを定義する仕組み
Notion AIで問題演習
最後の1週間は、Ping-t を解いた後に Notion AI を使って復習していました。
ストックしたページを開いて、以下のようなプロンプトで問題を出してもらいます。
このページの内容から、AWS SAA 向けの問題を3問作問し、出題してください
回答すると正答と解説が返ってくるので、続けて「もう3問出題して」と依頼します。
この方法のメリット
- 間違えた問題の解説から出題されるので、苦手分野に特化した復習ができる
- どうしても実務のイメージがつかず定着しにくい知識を、試験用に定着させられる
問題の質は基礎的にはなりますが、手軽に知識の定着を狙えるのでおすすめです。
模試の結果
| 模試 | 正答率 | 受験時期 |
|---|---|---|
| Ping-t 本番レベル | 75% | 試験数日前 |
| Udemy 模試① | 75% | 試験前日 |
| Udemy 模試② | 69% | 試験前日 |
結果的には合格できたので良かったですが、Udemy の模試は明らかに難しくさすがに少し焦りました。
今振り返ると、解答解説を熟読して要点だけ頭に入れておけばそこまで気にしなくて大丈夫そうでした。
試験当日
武蔵小杉のテストセンターで受験しました。
試験開始は10:30でしたが、10時前には到着しました。早めに行っても待たされることはなく、そのまま受験を案内されました。時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
受付の流れ
- 身分証明書の確認(2種類必要なので注意)
- 書類にサイン
- 写真撮影
- 持ち物をロッカーに預ける
- 入室して試験開始
時間配分
130分の試験時間のうち、約60分で一通り回答を終えました。残り70分で見直しを行い、2〜3問ほど解答を変えました。
時間には十分余裕があったので、焦らず落ち着いて取り組めました。
結果通知
試験終了後、その場では結果は表示されませんでした。その日の夜21時頃にメールで結果が届きました。
テストセンター受験のポイント
- 時間に余裕を持って到着する(早めに行けばそのまま受験開始できる)
- 身分証明書は2種類必要(運転免許証 + マイナンバーカードなど)
試験を受けてみて
難易度
Ping-t や Udemy の模試と比べて、本番の方が簡単に感じました。
確信を持って解答できる問題が大半で、2択で迷う問題が少しある程度。まったく歯が立たない、知らないという問題はありませんでした。
しっかり演習を積んでおけば、本番は怖くないと思います。
出題傾向
個人的には、DataSync や Direct Connect 関連の問題が若干多めかなと感じました。ただ、苦手でたくさん復習した分野だからそう感じているだけかもしれません。
実務で触っていた ECS、Aurora、StepFunctions に関する問題も出ましたが、その辺りは実務経験だけで解けました。
SAA を勉強して良かったこと
AWS の「地図」が頭に入った感覚があります。
これまでは、実務で使うサービス(ECS、Aurora、StepFunctions など)の周辺しか見えていませんでした。SAA の勉強を通じて、AWS 全体を俯瞰できるようになり、「こういう課題にはこのサービスが使えそう」という引き出しが増えました。
実務での問題解決に使える手札が増えたし、設計を検討できるスタートラインにようやく立てたという気がします。
これから受ける人へ
最後に、これから SAA を受ける方へ向けて、私の経験を踏まえたポイントをまとめます。
学習について
Udemy「これだけでOK!」講座と Ping-t の組み合わせで学習しました。Udemy はハンズオン中心に進め、Ping-t は「未出題」「ミス」が0になるまで繰り返すことをおすすめします。
模試の点数が低くても落ち込みすぎなくて大丈夫です。Udemy の模試は本番より難しく感じましたが、しっかり演習を積んでおけば合格できると思います。
試験当日について
- 時間に余裕を持ってテストセンターへ行くと安心です
- 身分証明書は2種類必要です(私は運転免許証とマイナンバーカードを持参しました)
- 試験時間には余裕がありました(60分で解き終わり、70分見直しに使えました)
5週間・約70時間の学習で合格できました。これから受ける方の参考になれば幸いです。
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