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AI白書2025 生成AIエディションを購入してみたよ(未読)
なぜ作成したのか
- 本屋で見かけたので、SCRAPの「夜の幽霊アパートからの脱出」とともに購入した
- でも来週のAWS試験勉強で手一杯なので、一旦見どころをChatGPTくんに聞いてみる
参考
1. AIの現在地と今後の展望を俯瞰
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生成系AIの台頭
2022年末からChatGPTや画像生成AIによるブレイクスルーが顕在化し、大手企業やスタートアップがこぞってAI技術に参入している現状を整理。これにより「なぜここまで急速な進化を遂げたのか」「既存のディープラーニング技術から何が変わったのか」といった視点を本書では俯瞰しています。 -
2025年に向けた社会実装のシナリオ
日本国内の企業・行政・教育など多方面の事例を取り上げながら、今後AIがどのように社会に浸透していくか、2025年頃を目安とした展望をまとめています。
2. 最新事例・ユースケースの紹介
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産業別の導入事例
製造業や小売業、医療、金融、自治体など、さまざまな業界でのAI活用がピックアップされており、自動化や効率化、データ分析による新たなビジネスモデル創出といった観点が具体的に提示されています。企業や自治体がどのようにAIを取り入れて成果を上げているのかを知る上で有益な事例が豊富です。 -
生成系AIを活用した付加価値向上
テキスト生成AIをカスタマーサポートやマーケティング、クリエイティブ分野で活用する例、画像生成AIを用いたコンテンツ制作やプロトタイプ開発など、実際のビジネス利用が紹介されています。ビジネスだけでなく、教育や医療分野などでの実証実験例も含まれており、様々な視点から活用可能性を検討できます。
3. 技術的トレンドとAIの課題
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大規模言語モデル(LLM)のインパクト
ChatGPTをはじめ、GPT-4や各国の大型言語モデル(Google Bardや国内企業のモデルなど)がもたらすインパクトについて、技術面と社会面の両側面から検証。計算コストの増大や巨大モデルへの依存リスクなど、現段階での課題も指摘されています。 -
AI倫理・ガバナンスの強化
AIの普及拡大に伴い、データの扱い方やプライバシーへの配慮、AIによるディープフェイクや人権侵害のリスクなどが取りざたされています。本書では法整備やルールメイキングの動き(国際標準化や国内のAI関連法規・ガイドラインなど)にも触れ、安全かつ公正なAI活用を支える枠組みについて俯瞰しています。
4. ビジネス戦略・経営視点からのAI活用
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AIを軸にした経営変革
ビジネス領域では、単なるシステム導入にとどまらず、AIを組織運営やサービスモデルの根幹に据える事例が出始めています。本書では「DX(デジタルトランスフォーメーション)の延長線上にあるAIの位置付け」「業務プロセスの再設計と企業文化の変革」といった観点での分析が特徴的です。 -
ROI(投資対効果)の測定とリスク管理
AI導入を検討する企業が最も気にする投資対効果や導入ハードルについて、国内外の先行企業のケーススタディをもとに解説。AIプロジェクトにおける導入費用と運用コスト、導入プロセスの進め方、失敗リスクの最小化など、経営判断の基盤となる情報が充実しています。
5. 今後の技術・社会への影響と方向性
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AI x 量子コンピュータ / 5G・6Gの展望
今後さらなる演算性能が実現したとき、AIと量子コンピュータがどのように組み合わさりブレイクスルーを起こす可能性があるのか、また通信速度の発展(5Gから6Gへ)やエッジAIといったインフラ面の変化にも視野を広げ、次世代AIの可能性が描かれています。 -
社会的インパクトと働き方・学び方の変化
生成系AIによってクリエイティブな仕事の生産性が高まる一方、職種によっては変革や再定義が求められるなど、働き方への影響が具体的に言及されています。教育分野でもAIを活用した個別最適化学習や評価方法の革新が議論されており、その社会的インパクトについての分析が興味深いところです。
まとめ:『AI白書2025』の見どころ
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最新の生成系AI動向を包括的に把握できる
ChatGPT以降の大きなパラダイムシフトを、技術・社会・ビジネス面から幅広く理解するガイドとして役立ちます。 -
具体的な事例とデータが豊富
国内外の先行事例や市場データ、関連する政策動向が整理されており、「いま何が起きているか」を現実に即して把握できます。 -
2025年以降を見据えた未来洞察
今後数年間の技術進歩と社会実装がもたらす影響を、様々なシナリオや専門家の見解をもとに提示しているため、戦略立案にも参考になります。 -
倫理・法律・ガバナンスへの深い言及
技術の進歩とともに重要度を増すリスク管理とルール形成についても整理されており、企業や研究者、政策立案者にも必読の内容です。
所感
- ChatGPTくんのまとめはWebを参照はしてくれているものの、Bardの記述が残ってたりするし、最近話題のエージェントに関してピックアップしてくれてないので最新性が若干怪しい(o1)
- 「白書」のいいところは実際のサービス名や企業の情報を実名で記載されている点。業務につなげやすくて助かる
- 書籍購入者にはPDFダウンロード権が付属しているらしいので後で入手しておく
- 第4章の「生成AIの法整理」には他国との生成AIに関係する法整備状況比較もあるので、SaaSチェックの論拠に肉付けできそう
- 業務用PCに落としておきたいから経費で購入しておくかなあ
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