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ClineでExcelファイルの読み書きを行うMCPサーバの設定方法

2025/01/25に公開

システム開発を行う際、仕様書関係はEXCELフォーマットの場合が多いと思います。

そこで、ClineからEXCELファイルの読み書きができたらすごく便利になると思いEXCELのMCPサーバを作成しました。

以下、その設定と使い方の説明です。

前提条件

  • Visual Studio Code (派生形も可)
  • Cline(派生形も可)
  • Node.js: 18.x 以上
  • npm: 9.x 以上

1. MCPサーバのclone

以下のコマンドでGithubからexcel-serverをcloneします

git clone [git@github.com](mailto:git@github.com):virtuarian/excel-server.git
cd excel-server

次に必要なパッケージをインストールして、ビルドします

npm install
npm run build

2. Clineの設定

ClineのMCPサーバ設定を行います
右上にある左から2番目のアイコン(MCP Servers)をクリックします

Edit MCP Settings をクリックします

cline_mcp_settins.jsonファイルが開くと思います。
仮に「/home/develop/app/mcp/excel-server」にcloneした場合は以下のように記載します。
各自のフォルダに合わせてください。

{
  "mcpServers": {
    "excel": {
      "command": "node",
      "args": ["/home/develop/app/mcp/excel-server/build/index.js"],
      "env": {},
      "disabled": false,
      "alwaysAllow": []
    }
  }
}

正しく設定できると以下のMCP Serverが追加されると思います

「excel」をクリックして展開した後、下の方にある「Restart Server」をクリックしてください

右下にexcel MCP server connected と表示されたらOKです

右上にあるDoneで閉じます

3. Clineでの使い方(例)

使用するEXCELファイルは絶対パスを指定する必要があります。
例えば、画面仕様書を以下のように配置したとします。

/home/develop/app/excel-test/会議室予約システム_画面仕様書.xlsx

画面仕様書はこんな感じで、画面項目やイベント概要が記述されているものとします。
これを読み込んで画面の作成を依頼してみましょう

▼チャットの指示内容

Next.js15(TypeScript)で会議室予約システムを作成したいと思います。
以下の画面仕様書をもとに画面を作成してください。
/home/develop/app/excel-test/会議室予約システム_画面仕様書.xlsx

ちゃんとLLMがexcelのMCPサーバを使うようにしてくれていたらOKです
※今回の例ではDeepSeekを使用しました

ちゃんと読み取ってくれました🐕

以上がClineでExcelファイルの読み書きを行うMCPサーバの設定方法です。
この手順を参考にして、効率的にシステム開発を進めていただければと思います。
Excelファイルを活用することで、仕様書の管理や情報の共有がスムーズになり、開発プロセスが一層便利になることでしょう。ぜひ、実際に試してみてください!!

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