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Azure Arc(アーク)について

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はじめに

この記事では、Azure Arc(アーク)をご紹介いたします。
記事内の情報は作成時点(2026年5月)のものとなります。

Azure Arcのおすすめポイント

Azure Arcを使用すると以下が可能となります。

  • ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を適用できます。
    サポート終了後にセキュリティ更新のみを提供するESUをAzure Arc経由で適用することができます。
    Azure Arcを経由しない場合(商用ライセンスプログラム)に比べて費用が安価になる場合があります。

    • 対象 OS: Windows Server 2012 および 2012 R2(Windows Server 2016も対応予定)
    • 対象 SQL: SQL Server 2014 および SQL Server 2016
  • Azure Update Manager(WSUS代替サービス)を使用できます。
    WSUS(Windows Server Update Service)は、開発停止により非推奨となりました。
    そのため、WSUSを使用されている場合は代替サービスへの移行が必要となります。
    Azure Update ManagerはMicrosoftが代替サービスとして推奨しており、Azure Arcを経由することでAzure仮想マシン以外のWindows ServerもAzure Update Managerを使用してWindows Updateを管理することができます。

  • ホットパッチを使用できます。
    ホットパッチとは、再起動せずにセキュリティパッチをインストールする機能です。
    これにより、サーバー再起動の調整で時間を要するために遅れがちとなったセキュリティパッチの適用を迅速に行えるようになります。

    • 対象 OS: Windows Server 2025
  • 従量課金でライセンスを使用できます。
    サーバーを停止することで停止中のライセンス費用が発生しなくなるため、費用削減が可能となります。

    • 対象 OS: Windows Server 2025
    • 対象 SQL: サポート対象バージョン全て

Azure Arcとは

Azure Arcを使用すると、Azure外のサーバーやSQL ServerなどをAzure上で管理できるようになります。
これにより、オンプレミスや複数のクラウドサービス(GCPやAWSなど)に分散するリソースをAzure上で一元管理できるようになります。

Azure Arcの管理対象一覧

Azure Arcでは主にAzure外の以下のものを管理できます。

  • サーバー
    Windows および Linux の物理サーバーと仮想マシン
    Azure Local、VMware vCenter、SCVMM 環境

  • Kubernetesクラスター
    Kubernetes クラスター

  • データサービス
    SQL Managed Instance (Kubernetesが必要)

  • SQL Server
    SQL Server インスタンス

Azure Arcでできること

Azure Arcを使用することで、Azure外(オンプレ・他クラウド・エッジ)のリソースをAzureと同じ操作感で一元管理できます。

  • サーバーとVMの一元管理
    AzureとAzure外の全てのサーバーをAzure Resource Manager配下で管理できるようになります。
    これにより、タグ・RBAC・ポリシー・拡張機能・監視・セキュリティなどが一元的に管理できます。

  • 仮想化基盤のライフサイクル操作
    VMware vCenterやSCVMM環境のVMに対して、作成・変更・削除・電源操作などをAzureポータルから実行できます。
    これにより、全体で一貫したセキュリティ、ガバナンス、監視、修正プログラムの適用が可能となります。

  • Kubernetesの運用統制
    AzureとAzure外の全てのKubernetesを一元管理できるようになります。
    これにより、Azure Policyによる準拠管理・GitOpsによる構成配布・拡張機能の適用などを一元的に管理できます。

  • データ基盤のハイブリッド運用
    Kubernetes上で運用されているSQL Managed Instanceを一元管理できるようになります。
    これにより、Azure外のSQL Server資産にもAzureサービスを拡張して可視化・管理が可能となります。

  • ガバナンスとセキュリティの標準化
    AzureとAzure外の全ての管理対象リソースについて、管理グループ、Azure Policy、監査、Defender for Cloud、Azure Monitorを使用した一元的な管理・運用を実現できます。

Azure Arcの料金

Azure Arc のインストールや基本的な管理機能は無料で使用することができます。
有料となる機能は以下となります。

  • Azure Update Manager $0.162/サーバー/日 [日ごとの課金]
    Arc サーバーが接続され、管理されている日にのみ課金されます。
    月額 約$5 (約800円)/サーバー

  • Azure Monitor データ量やアラートに応じて課金 $3.34/GB [1GBごとの課金]
    ログ分析、テスト、メトリック、アラート、通知に対して課金されます。請求先アカウントあたり 5 GB/月が含まれています。

  • Azure Policy ゲスト構成および変更履歴とインベントリ $6/サーバー/月 [月ごとの課金]
    Defender for Cloud、ESU、または Azure ローカル リソースによって割り当てられたポリシーは除外されます。
    月額 $6 (約960円)

  • Microsoft Defender for Servers (プラン1) 約$0.007/サーバー/時間 or (プラン2) $0.02/サーバー/時間 [時間ごとの課金]
    500MB/サーバーのデータ領域が含まれています。
    月額 (プラン1) 約$4.906 (約790円)
    月額 (プラン2) 約$14.60 (約2,340円)

  • Microsoft Sentinel $6.24/GB [1GBごとの課金]
    Azure Monitor Log Analytics ワークスペースに格納されている Microsoft Sentinel で分析用に取り込まれたデータの量に対して課金されます。

※注意事項
記事作成時点(2026年5月)の価格となります。
東日本リージョンの価格となります。
日本円は1ドル160円で計算した価格となります。

Azure Arcの導入方法(Windows Serverの場合)

Azure Arcを使用するには、対象サーバーにAzure Arc接続用ツールをインストールする必要があります。

Windows Server 2025では標準でインストールされています。
Windows Server 2022では「役割と機能の追加」からインストールできます。
上記以外のWindows Serverでは、AzureポータルでPowerShellスクリプトかインストーラーを作成し、それを使用してインストールを行う必要があります。

各種要件や詳細手順は下記リンク先をご確認ください。

最後に

Azure Arcを使用することで、2027年1月にEOS予定のWindows Server 2016に対する延命対策(ESU適用や高度なセキュリティ対策)が実現できます。
また、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドの運用・管理を飛躍的に簡素化できます。

Azure Arcについてのご相談は、AZPowerまでお気軽にご連絡ください!

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