【Mac 版】 Amazon Bedrock を使用した Claude Code の始め方
はじめに
Claude Code は、Anthropic が開発している Agentic coding のコマンドラインツールです。Claude モデルに最適化されているという特徴があり、Anthropic 自体が提唱する MCP やスキルといった仕組みを活用しつつ、幅広いコーディングタスクを処理して開発タスクを加速できます。AWS のクレデンシャルや Bedrock のモデルアクセス権限を持った状態で、環境変数を指定すると Claude Code が Bedrock のモデルを利用するように設定できます。
この記事では、macOS 環境で Claude Code を Amazon Bedrock 経由で使用するための設定方法を紹介します。
前提条件
以下の環境が整っていることを前提とします。
- AWS のアカウントを持っていること
AWS認証情報の設定
Claude Code を Amazon Bedrock で使用するために、まず AWS 認証情報の取得をします。
重要: この記事では、Claude Code の設定に焦点を当て、手順をシンプルにするために、IAM ユーザーを使用した認証方法を説明しますが、本来 AWS 認証情報の利用には、 IAM Identity Center の利用が推奨されています。IAM Identity Centerは、シングルサインオンを提供するサービスで、一時的な認証情報、統合されたアクセス管理など、より安全な認証機能を提供します。IAM Identity Center の設定方法については、AWS IAM Identity Center ユーザーガイドを参照してください。
1. IAM ポリシーの作成
Claude Code が Bedrock を使用するために必要な権限を持つ IAM ポリシーを作成します。
-
AWS マネジメントコンソールにログインします。
-
IAM サービスに移動します。

-
左側のメニューから「ポリシー」を選択し、「ポリシーの作成」ボタンをクリックします。

-
「JSON」タブを選択し、以下のポリシーを入力します。

{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "AllowModelAndInferenceProfileAccess",
"Effect": "Allow",
"Action": [
"bedrock:InvokeModel",
"bedrock:InvokeModelWithResponseStream",
"bedrock:ListInferenceProfiles"
],
"Resource": "*"
}
]
}
- 「次へ」をクリックします。
- ポリシー名(例:
ClaudeCodeBedrockAccess)を入力し、「ポリシーの作成」をクリックします。
2. IAM ユーザーの作成とポリシーのアタッチ
作成したポリシーを紐づけた IAM ユーザーを作成します。
-
左側のメニューから「ユーザー」を選択し、「ユーザーを作成」ボタンをクリックします。

-
ユーザー名を入力し、「次へ」をクリックします。

-
「ポリシーを直接アタッチする」を選択。検索ボックスに先ほど作成したポリシー名(例:
ClaudeCodeBedrockAccess)を入力し、表示されたポリシーのチェックボックスを選択後、「次へ」をクリックします。

-
「ユーザーの作成」をクリックします。

3. アクセスキーの作成
-
作成したユーザーをクリックします。

-
「セキュリティ認証情報」タブを選択し、「アクセスキーを作成」をクリックします。

-
「コマンドラインインターフェイス (CLI)」を選択後、確認チェックボックスにチェックを入れ、「次へ」をクリック

-
「アクセスキーを作成」をクリックします。

-
アクセスキー ID と シークレットアクセスキー は、後述の「AWS CLI の設定」で使用するのでコピーしておきます。

重要: アクセスキーとシークレットキーは、GitHub などの公開リポジトリにコミットしないでください。
インストール方法
1. Claude Code のインストール
Homebrew がインストールされていない場合は、まず Homebrew 公式サイト からインストールしてください。
# Claude Code のインストール
brew install --cask claude-code
# インストール確認
claude --version
正常に動作していれば、Claude Code のバージョンが表示されます。
2. AWS CLI のインストール
# AWS CLI のインストール
curl "https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.pkg" -o "AWSCLIV2.pkg"
sudo installer -pkg AWSCLIV2.pkg -target
# インストール確認
aws --version
4. AWS CLI の設定
ターミナルで以下のコマンドを実行し、認証情報を設定します。
aws configure
プロンプトに従って、先ほどコピーしたアクセスキー情報を入力します。
AWS Access Key ID [None]: <アクセスキーIDを入力>
AWS Secret Access Key [None]: <シークレットアクセスキーを入力>
Default region name [None]: <そのままEnterキーを押す>
Default output format [None]: <そのままEnterキーを押す>
設定が完了したら、正しく設定されているか確認します。
# 認証情報が正しく設定されているか確認
aws sts get-caller-identity
正しく設定されていれば、アカウント ID や、ユーザー ARN が表示されます。
Amazon Bedrock 設定
ここからが Bedrock の設定になります。
1. Claude Code 設定ファイルの作成
Claude Code に Bedrock を使用することを伝えるため、~/.claude/settings.jsonに設定ファイルを作成します。
まず、WSL 内のホームディレクトリに.claudeディレクトリを作成します。
# .claude ディレクトリを作成
mkdir -p ~/.claude
次に、settings.jsonファイルを作成します。
# settings.json を作成・編集
cat <<'EOF' > ~/.claude/settings.json
{
"env": {
"AWS_REGION": "ap-northeast-1",
"CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK": "1",
"ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "global.anthropic.claude-opus-4-7[1m]",
"ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "global.anthropic.claude-sonnet-4-6[1m]",
"ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "global.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0"
}
}
EOF
ポイント:
AWS_REGION: 使用するAWSリージョンを指定(例:us-west-2,us-east-1,ap-northeast-1)ANTHROPIC_MODEL: 使用する Claude モデルの ID を指定CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK: Bedrock 経由での利用を有効化
動作確認
設定が正しく完了したか確認します。
1. Claude Code の初回起動
ターミナルでプロジェクトディレクトリに移動し、以下を実行します。
claude
初回起動時に 3 つの設定プロンプトが表示されます。基本的にすべてデフォルトのまま Enter キーを押して進めます。
- テキストスタイルの選択: Enter でデフォルトを選択
- セキュリティに関する警告: Enter で続行
- ディレクトリアクセスの確認: Enter で "Yes, proceed" を選択
これで Claude Code が起動し、プロンプト(>)が表示されます。
2. Bedrock 接続の確認
Claude Code が起動したら、簡単な質問をして Bedrock が正しく動作しているか確認します。
> こんにちは
正常に動作していれば、Claude から応答が返ってきます。
3. Claude Code の終了方法
Claude Code を終了するには、以下のコマンドを入力します。
> /exit
これで Claude Code が終了し、通常のターミナルに戻ります。
(参考) MCP サーバの追加
Claude Code に MCP (Model Context Protocol) サーバーを追加することで、様々な外部機能を利用できるようになります。ここでは、ウェブ検索機能を提供する Brave Search MCP を紹介します。
Brave Search の料金
Brave Search API は AWS Marketplace から利用でき、以下の料金体系です。
- 1,000 回の Web 検索あたり 9 USD
- 1 秒あたり 50 回の検索リクエストの上限あり
- 月間の制限なし
Marketplace の Brave のページから確認できます。
1. Node.js のインストール
Brave Search MCP サーバーの実行には Node.js が必要なため、インストールします。
# Node.js をインストール
brew install node
# バージョン確認
node -v
npm -v
2. Brave Search MCP の設定
1. Brave API キーの取得(AWS Marketplace 経由)
AWS Marketplace から Brave Search の API キーを取得します。
-
AWS Marketplace の画面を開きます。
- 「Brave」で検索をします。
- 「購入オプションを表示」を押します。
- 「サブスクライブ」を押します。
- 「サブスクリプションを管理」から、Brave の行にある「起動する」を押します。
- 「アカウントをセットアップする」を押します。
- Brave の API Key が表示されます。
この API キーを利用して、Web 検索クエリーが可能です。API キーをコピーしておきます。
2. Brave Search MCP の追加
プロジェクトディレクトリに移動してから、以下のコマンドを実行します。your_api_key の部分を、取得した実際の API キーに書き換えてください。
# プロジェクトディレクトリに移動(まだ移動していない場合)
cd your-awesome-project
# Brave Search MCP を追加
claude mcp add brave-search -e BRAVE_API_KEY=your_api_key -- npx -y @modelcontextprotocol/server-brave-search
3. 動作確認
プロジェクトディレクトリで Claude Code を起動します。
# Claude Code を起動
claude
Claude Code が起動したら、Brave Search MCP が正しく読み込まれているか確認します。以下のコマンドを実行してください。
> /mcp
Brave Search MCP が正しく設定されていれば、接続されている MCP サーバーの一覧に brave-search が表示され、状態が「 connected 」になります。
Note: MCP 一覧の表示から抜けるには、
Escキーを押してください。
次に、ウェブ検索機能をテストします。Claude Code 内で以下のように質問してみます:
> 最新のAIニュースを検索して教えて
Brave Search MCP が正常に動作していれば、リアルタイムのウェブ検索結果を取得して、最新の AI 関連ニュースを回答してくれます。
まとめ
この記事では、macOS 環境で Claude Code を Amazon Bedrock 経由で使用する方法を解説しました。
AWS のクレデンシャルがセットされた環境であれば、すぐに Amazon Bedrock を使用して、Claude Code の利用を始めることができます。
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