カスタマーサポート with AI! Front の MCPサーバーをつくってみた
MCPサーバー開発が流行ってますよね。僕の周りでもあらゆる人がMCPサーバーを開発しているようなので自分でも開発してみました。
対象としたサービスは、Front というカスタマーサポートのためのSaaSです。アウェアファイではFrontをサービスのローンチ初期から利用していました。最近はサービスの拡大にともない問い合わせも増えてきているので、社内で活用できるかもと思い開発の対象にしてみました。
npmをつうじて公開したのでどなたでもお試しいただけます。
frontapp-mcp-server
のインストール方法は次のとおりです。
"frontApi": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@iktakahiro/frontapp-mcp-server"
],
"env": {
"FRONT_API_TOKEN": "YOUR_API_TOKEN",
"DEFAULT_INBOX_ID": "YOUR_INBOX_ID"
}
}
Claude Desktopで使ってみた様子を紹介します。
紹介したのはダミーデータになっていますが、実際使ってみると問い合わせ全体をサマリーしてくれたりするので、連休明けの状況確認などに便利な気がしました。これから社内に展開してみて感想を収集したいと思います。
今回はMCPサーバーの学習のために実装したので追加開発を行うかどうかは未定ですが、自動応答やエンジニアチームへのエスカレーションなどを行えると便利そうだなと、MCPサーバーのよさを実感しました。
MCPサーバーを開発してみて、サンプルコードが多くあるので実装にはさほど時間がかからなかったのですが、こういう形式でパッケージを配布〜利用したことがなかったのでそのあたりで手間取ったり、Claude Desktopが見ているNodeのバージョンが古くて動かなかったりなどコードを書いている時間よりも動作確認している時間のほうが長かったです。ちなみにFront APIのクライアントコードは、APIドキュメントをCursorに読んでもらって実装してもらいました。

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