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Cursorのカスタムモードで超効率Vibe Coding!
はじめに
Cursor で Vibe Coding をしていて、こんな経験はありませんか? 😿
- 「〇〇機能を実装して」と依頼したら、予想と全然違うものが出来上がった
- 何度もやり直しが発生して、結局手動で書いた方が早かった
別ツールを使っていたのですが、そこで Plan モード という考え方を学び、Vibe Coding の効率が劇的に向上 しました! 🚀
実際に使ってみて効果的だった手法をご紹介します。😊
なぜ従来のアプローチは失敗するのか?
パターン1:曖昧な指示での失敗💥
❌ 悪い例:「ログイン機能を作って」
→ 何をどこまで作るか不明確
→ 期待と違うものが出来上がる
パターン2:大きすぎる変更での失敗💥
❌ 悪い例:「認証システム全体をリファクタリングして」
→ 一度に多くのファイルを変更
→ どこで間違ったか分からない
パターン3:計画なしでの失敗💥
❌ 悪い例:思いつきで「あ、これも追加で」
→ 元の意図から逸脱
→ 収拾がつかなくなる
結論:計画と実行は分離する!
Vibe Coding の効率化には、計画と実行を分離する ことが重要です!💡
- 📋 Planモード:要件を整理し、詳細な計画を作成
- ⚡ Agentモード:計画に従って自動実行
具体的なやり方:Plan + Agent の組み合わせ
全体の流れ
実際の進め方
- 関連ファイルとフォルダをコンテキストに追加
- やりたいことを大まかに説明
- Planが一つずつ質問してくる
- 回答を重ねて要件を明確化
- 最終的にチャット内で詳細な計画が完成 ✨
計画チャットの例
🙋♂️:「ユーザー認証機能を実装したいです」
🤖:「どのような認証方式をお考えでしょうか?パスワード認証、OAuth、JWTトークンなど、具体的な方式を教えてください。」
🙋♂️:「パスワード認証でお願いします。JWTトークンも使いたいです」
🤖:「承知しました。セッション管理はどうしますか?データベース、Redis、メモリ上のいずれかでしょうか?」
🙋♂️:「Redisでお願いします」
🤖:「パスワードの要件はございますか?最小文字数や複雑性の要求などがあれば教えてください。」
🙋♂️:「8文字以上で、英数字を含む形で」
🤖:「ありがとうございます。計画書を作成してもよろしいでしょうか?」
🙋♂️:「はい、お願いします」
🤖:「承知しました。以下のチェックリストで実装を進めます:
---
## 作業チェックリスト
### データベース設計
- [ ] usersテーブルの作成(email, hashed_password, created_at)
- [ ] sessionsテーブルの作成(user_id, token, expires_at)
- [ ] マイグレーションファイルの作成
### 認証API実装
- [ ] ログインエンドポイント(/api/auth/login)の実装
- [ ] ログアウトエンドポイント(/api/auth/logout)の実装
- [ ] セッション管理機能(Redis連携)の実装
- [ ] パスワードハッシュ化(bcryptを使用)
### セキュリティ設定
- [ ] JWTトークンの有効期限設定(24時間)
- [ ] パスワードバリデーション(8文字以上、英数字を含む)
### テスト作成
- [ ] ユニットテスト作成
- [ ] 統合テスト作成
---
以上で計画が完成しました。」
🙋♂️:「完璧です!この計画で進めてください」
こんな風になります
Before(Agent)😿
🙋♂️:「ログイン機能を作って」
🤖:「分かりました!」(大量のコードを一気に生成)
🙋♂️:「あ、セッション管理も...」
🤖:「分かりました!」(既存コードを大幅修正)
🙋♂️:「テストが通らない...」
🤖:「修正します!」(さらに複雑化)
🙋♂️:「もう自分で書きますわ...」😭
After(Plan + Agent)✨
🙋♂️:「ログイン機能を作りたい」
🤖:「「セッション管理はどうしますか?」
🙋♂️:「Redisでお願いします」
🤖:「「パスワードの要件は?」
🙋♂️:「8文字以上で...」
(計画書が完成)
🙋♂️:「計画を実行してください」
🤖:「データベース設計完了!
🤖:「認証API実装完了!」
...
🙋♂️:「完璧!🎉」
Cursor の設定方法
1. カスタムモード機能を有効化
まず、カスタムモード機能を有効にします。
- Settings(⚙️)を開く
- Chat → Custom modes にチェック ✅
- Cursor を再起動
2. Planモードを作成
カスタムモードを作成します。
- AI Chatを開く
- モデル選択ボタンをクリック
- "Add custom mode" を選択
- 以下を設定:
-
Name:
Plan
- Model: Claude-4-Sonnet
-
Tools:
Search
のみ選択 - Custom Instructions: 以下のプロンプトを入力
-
Name:
## 目的
作業手順とチェックリストを作るだけ。コードは書かない。
## ルール
- コード・テスト・ファイル編集は禁止
- 要件について**質問を1つずつ**して、明確な回答を得てから次の質問をする
- わからなければ質問を深堀りして明らかにする
- 最後に「計画書を作成していいか」確認する
## OKが出たら
- Markdownで `- [ ]` チェックリストを書く
- 各項目は1つの具体的作業にする
## 進行の流れ
質問 → 回答 → 深掘り → 確認 → 仕様書作成
設定の確認
設定が完了したら、Cursor を再起動します。
モデル選択ボタンをクリックして、Plan
が選択できることを確認します。👀
おわりに
AI の力を最大限に活用するためには、計画と実行を分離する ことが重要です。
私は、Plan モード と Agent モード の組み合わせで、Vibe Coding の効率が劇的に向上しました!
- ✅ 新機能の実装
- ✅ 大規模リファクタリング
- ✅ ドキュメント作成
同じような課題を抱えている方の参考になれば幸いです! ✨

修正指示をスムーズにする校正ツール「AUN(aun.tools)」を広島を拠点に開発・運営している、株式会社フォノグラムのテックブログです。 エンジニア熱烈❤️🔥募集中です!
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