「情報系」学生が30時間で基本情報に合格した話
はじめに
地方国立の「情報系」の学部を卒業し、大学院に在籍中の私が 30 時間で基本情報技術者試験に合格したよという体験談です。
内定後に入社予定の会社で昇格の要件に基本情報技術者の取得があったため受験することにしました。
しかしながら、基本情報に関しては、未経験や専門外の方の合格体験記が多く、「情報」系の学生の話があまり見当たらなかったので、情報系の人の参考になれば幸いです。
基本情報技術者試験(FE)とは
そもそも基本情報技術者試験を知らない人のために簡単に説明すると、国家試験の 1 つであり情報処理技術者として必要な「基本的知識・技能」を問われます。
IT を活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

試験概要
科目 A 試験と科目 B 試験があります。
試験時間・合格基準
| 科目名 | 試験時間 | 問題数/解答数 | 出題形式 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|
| 科目 A | 90 分 | 60 問/60 問 | 四肢択一(多肢選択式) | 600 点/1,000 点以上 |
| 科目 B | 100 分 | 20 問/20 問 | 多肢選択式 | 600 点/1,000 点以上 |
科目 A 試験
| 問番号 | 出題分野 | 問題数 | 出題割合 |
|---|---|---|---|
| 問 1〜41 | テクノロジ系 | 41 | 68% |
| 問 42〜48 | マネジメント系 | 7 | 12% |
| 問 49〜60 | ストラテジ系 | 12 | 20% |
| 合計 | 60 | 100% |
科目 B 試験
| 問番号 | 出題分野 | 問題数 | 出題割合 |
|---|---|---|---|
| 問 1〜16 | アルゴリズム・プログラム系 | 16 | 80% |
| 問 17〜20 | 情報セキュリティ系 | 4 | 20% |
| 合計 | 20 | 100% |
参考: 基本情報技術者試験ドットコム「試験の形式と合格基準」
勉強の流れ
「己を知り敵を知れば百戦危うからず」ということで、まず公式 HP に掲載されていた過去問を解きました。
私の場合は、科目 A と科目 B のどちらも 6 割弱で、合格点の 6 割をギリギリ超えており、今までの経験で合格圏内であることがわかりました。
その後、過去問を解いた日から 3 週間後に試験の申し込みを行い、安全圏の 7 割を取れるように参考書を購入し勉強しました。
参考書はイラストが豊富で手軽に読めそうな キタミ式イラスト IT 塾 基本情報技術者にしました。
試験範囲
過去問を解いた際の分野別の正答率を確認すると、今までに学んだ分野は 9 割、ほとんど知らない分野は 3 割という内訳だったため、正答率の低かった分野を重点的に学びました。
基本情報(キタミ式)の学習範囲
下記の表は主な試験範囲と、私の勉強開始前における大学の授業を含めた今までの学習での理解度を分野別に示しています。(◯ がある程度理解している、△ がざっくり理解している、× が全然理解していない)
機械工学を含むかどうかなど学部によって異なるかもしれませんが、情報系の学部の学生は同じような範囲を学んでいると思います。知らんけど。
テクノロジ系(コンピュータの仕組み〜開発)
| トピック | 学習内容 | 理解度 |
|---|---|---|
| ビットと 2 進数 | n 進数、基数変換、2 進数の計算、誤差 | ○ |
| 論理演算と回路 | 論理回路、半加算器/全加算器、ビット操作とマスク | △ |
| CPU | 5 大装置、ノイマン型、命令実行手順とレジスタ、アドレス指定方式、性能指標 | △ |
| メモリ | メモリの分類、主記憶装置と高速化手法 | × |
| ハードウェア | 補助記憶/HDD、フラグメンテーション、RAID、入出力装置、ディスプレイ/プリンタ、入出力インタフェース | × |
| OS/基本ソフトウェア | OS の仕事、ジョブ管理、タスク管理、実記憶管理、仮想記憶、プログラムの性質 | △ |
| ファイル管理 | ファイルとディレクトリ、ファイルの場所を示す方法 | ○ |
| データベース | DBMS と関係データベース、主キーと外部キー、正規化、SQL、トランザクション管理と排他制御、障害管理 | ○ |
| セキュリティ | 脅威、ユーザ認証とアクセス管理、マルウェア、対策、暗号化とデジタル署名 | △ |
| ネットワーク | LAN と WAN、プロトコルとパケット、ネットワークを構成する装置、データの誤り制御、TCP/IP、ネットワーク上のサービス、WWW、電子メール | × |
| システム開発 | 開発の流れ/手法、様々な開発手法、業務のモデル化、UI、コード設計と入力チェック、モジュール分割、テスト | ○ |
| プログラミング | 言語、コンパイル実行、変数、構造化、フローチャート、オブジェクト指向、UML | ○ |
| アルゴリズム | データ構造、探索/整列、オーダ記法 | △ |
マネジメント系(運用・信頼性)
| トピック | 学習内容 | 理解度 |
|---|---|---|
| システム構成と故障対策 | 性能指標、止めない工夫、信頼性と稼働率、バックアップ | × |
ストラテジ系(企業とお金、改善)
| トピック | 学習内容 | 理解度 |
|---|---|---|
| 企業活動と関連法規 | 組織、EC、経営戦略/ポジショニング、外部企業による労働力、関連法規 | △ |
| 業務改善と分析 | PDCA、データ整理、グラフ、QC 七つ道具 | △ |
| 財務会計 | 費用と利益、在庫管理、財務諸表 | △ |
結果
試験日までに約 30 時間勉強し、本番では 7 割程度の正解率で合格しました。

結論
「情報系」の学生は基本情報を取るかどうか悩む暇があるなら、試験に合格して資格のことを忘れよう!
次回、「応用情報技術者試験」の合格体験記でお会いしましょう。
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