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ロック画面ウィジェットで簡単に収益力UP🚀

2023/03/17に公開約3,700字

こんにちは。個人開発アプリで食べている、あたか、です。

割とみんな見逃してるじゃないかなぁ、という収益改善の話を今回はします。

広告収益について

アプリがもっとお金を稼いでくれると嬉しいですよね!ホント。
個人開発の場合、簡単なので、広告で稼ぐパターンが多いですが

広告収益 = eCPM(1000回表示あたりの収益) ✕ 表示回数/1000

となります。

なので、 利用ユーザーが増えれば収益が増えます。
当たり前ですね。

ただ、上の式の 「表示回数」 これをよく見ると

表示回数 = ユーザー数 ✕ 一人あたりのアプリ起動回数

となります。
つまり、ユーザー数が増えなくても、 「一人あたりの起動回数が増えれば収益は増えます」

そこでロック画面ウィジェット!

今やスマホのホーム画面は何十、何百というアプリに溢れ、やっとインストールしてもらっても、アイコンを押してもらうのがまた、一苦労です。

しかし、ロック画面ウィジェットなら、ホーム画面に行く前にかならず表示されるロック画面に鎮座することが出来、起動チャンスが格段に増えます。

でも、ロック画面ウィジェットなんてみんな知らないでしょ?
使ってくれるの???
そもそも、本当に効果あるの????

論より証拠🔥

ロック画面ウィジェット、(僕にとっても予想外なことに)めっちゃ注目されています。
その証拠に、アプリ内のロック画面ウィジェット説明ページ、めちゃくちゃ見られています。
(15日、坂道の開始点がリリース日)

そして、メインアプリで、ロック画面ウィジェットを導入後、2日で、平均起動回数が1回増えました。
たった1回?
いや、「平均」起動回数なので、1回増えたら、実質DAUが倍増したようなものです!、言い過ぎですが。

15日早朝にロック画面ウィジェットを含むバージョンをリリースしましたが、収益も嬉しい動きをしています。

言いたいことは以上ですが、せっかくなので、ロック画面ウィジェットの実装方法についても解説します。
が!!!、実装方法より、 「その後に説明する一工夫がもっと大事」 なので、そこ、よく見て、頑張ってください。

ちなみに、flutterでも、XCodeで同じ用に作業すれば、ロック画面ウィジェットを導入できます。

ロック画面ウィジェットの実装方法

XCodeのtarget欄に有る「 + 」ボタンを押します。

Widget Extension、を選んで、Next

唐突に聞かれるので、Activate!

これで、ウィジェットに必要なファイルが自動生成されます。
後は、ウィジェットの形をSwiftUIに書き込めば完成です。

今回は、LockWid、という名前にしたので、LockWidを開きます。
そしたら、body、って書いてある画面を作っている部分をこんな感じにして

struct LockWidEntryView : View {
    var entry: Provider.Entry

    var body: some View {
    
        // 背景と画像を重ねて表示する
        return ZStack {
	        // 丸い背景
            Color(white: 1, opacity: 0.3)
                .frame(maxWidth: .infinity, maxHeight: .infinity)
            // ワンポイント画像。アプリのアイコンとかが良いかもね。
            Image("lockwidget").resizable().frame(width: 50, height:50)
        }
    }
}

そして、今回は、丸いロック画面ウィジェットにするので、丸いロック画面ウィジェット(.accessoryCircular)を指定します。

struct LockWid: Widget {
    let kind: String = "LockWid"

    var body: some WidgetConfiguration {
        StaticConfiguration(kind: kind, provider: Provider()) { entry in
            LockWidEntryView(entry: entry)
        }
	// 説明タイトル
        .configurationDisplayName(NSLocalizedString("widget_dispalyname", comment: "アプリボタン"))
	// 説明詳細
        .description(NSLocalizedString("widget_description", comment: "アプリを素早く起動できます。"))
	// ウィジェットの種類
        .supportedFamilies([
	    // 丸いロック画面ウィジェット
            .accessoryCircular
        ])
    }
}

ローカライズ対応させている 「widget_dispalyname」 と 「widget_description」 はロック画面ウィジェットを追加する時に表示される説明文になります。

アプリ側のローカライズファイルに、ウィジェットのローカライズ文言も入れる場合は、ロック画面ウィジェットからも参照できるよう、チェックを入れるのを忘れずに!

これでもう完成です!超簡単。
かわいいmizutamaさんのロック画面ウィジェット、誕生!

ここからがとても大事な所🔥🔥

さぁ完成、審査に提出、の前に!!!

ロック画面ウィジェットが追加されたってちゃんと知らせましょう!

リリース内容にちゃんと書いた?
誰も見てないですから。

面倒くさい?
それならここまでの作業はほぼ無意味です。

僕も面倒臭くて死にそうでしたが、こんな感じでトップ画面にお知らせが出るようにしました。

でも、きっとみんな、ロック画面ウィジェットの追加方法が分からないはずです。
僕も知らなかったので。

追加方法のガイドも入れましょう!
先程追加した、トップ画面のお知らせから直接飛ぶようにね!絶対!!

これでやっと甘い果実を収穫できるスタートラインに立てます。
頑張っていきましょう!

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