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SIer / SES企業からの転職

2025/02/26に公開

こんにちは、アスエネ株式会社の吉田です。
私がアスエネに転職して2年、前職のSIer / SES企業との違いや感じたことをまとめてみます。本記事が、今後のキャリアを考えるうえでのヒントとなれば幸いです。特定の道が優れているわけではありませんが、意思決定の一助になればと思います。

はじめに

SIer / SES企業と自社開発企業の違いは?

SIer と SES企業 は少し違いますが、対 自社開発企業 という点では同じ括りになりそうなので今回はまとめて話を進めます。

SIer / SES企業は、クライアント企業の要望に応じてシステムを構築・運用します。クライアント企業からは、技術力や成果物に対して評価を受けます。クライアント先で働くことも多く、自社での評価も、クライアントからの評価(売り上げ)が大きな割合を占めます。

自社開発企業は、自社の製品やサービスを開発します。技術力や成果物に対しての評価もありますが、その他の業務(チーム内での働きなど)でも評価を受けます。

このように、「何に対して評価をうけるか」=「何を求められているのか」というところが大きな違いかなと思っています。

アスエネへ入社して感じたギャップ

チーム内課題への意識の差

SES会社時代…

クライアント先のルールに従って開発する日々。そこで「ん?」と思うところがあっても、このクライアントはこういうルールでやっているからと思って、そのルールを受け入れていました。
例えば、コードの書き方。
クライアント先で、「コードを修正する時は、この対応でここを修正するよという旨のコメントを記載して修正する」というルールが決まっていれば、なんでgitでソースを管理しているのにそんなことするんだろうと思っても、意見することなく日々タスクを進めていました。

アスエネに入社して…

しかし、アスエネでは

  • ここがうまく行っていないから、こうしていきたいです
  • この作業を自動化して、手間を減らしてみました

など、各々が課題をキャッチして、自主的に改善していました。
今までは自分に振られた開発タスクに集中していましたが、自分の開発タスクだけでなく、チーム全体へと視野を広げて、チーム課題を改善している周りと意識の差があるなと感じました。

システムに対する責任感の差

SES会社時代…

本番環境でのエラー通知や、本番バグの通知が来て、確認するたびに「自分の担当した箇所じゃなかった、ほっ」として、自分の中で温度感を少し下げてしまうことがありました。
自分の担当でなかった=担当だった方が調査するよねという思いもあったりで、当事者意識という点では少し低かったかなと思います。

アスエネに入社して…

エラーが発生するとSlackに通知がくるようになっているのですが、その通知に対して、開発チームメンバの誰かしらが「調べます!」など素早く反応して、原因調査とわかったことを共有していました。全員がシステム開発に対して責任感を持っていて、エラーがあれば自分事として対応しているなと感じました。

チーム意識の差

SES会社時代…

チームの意識が少し狭かったです。同じプロダクトを開発しているチームの中でも、同じ所属会社の方々とのチーム意識が強かったなと。色々な所属会社ごとのまとまりが集まってチームとなっているようなイメージです。
当たり前のことかもしれませんが、何か問題が発生した場合、まずは同じ所属会社の方々の中で解決しなければという意識がありました。

アスエネに入社して…

しかし、アスエネの社員になってみて、チームの意識として社員・パートナーという括りの意識はないなと感じています。
育児しつつのお仕事ですが、みなさんに助けていただいています。育児が落ち着いてきたら、私もその分、チームへ還元していきたいです!

ギャップを埋めるためにしたこと

週次振り返りでProblemを考える

チーム内課題への意識の差を埋めるために、まず「自分事ではなくチームへ目を向けること」が必要だと考えました。
私の所属しているチームでは、週次でKPTの振り返りをしているのですが、その振り返りでProblemを何か1つは挙げようと意識することから始めました。
最初はProblem=自分ができなかったこと・自分の反省となってしまい、チームへ目を向けることができていませんでした。
が、自分ができなかったことから、なぜできなかったのか・何か困ったことはなかったかというを考えてみると、何かしらProblemになりそうなことがかけるようになりました。自分が困ってチームで相談したいことを挙げてみたりもしています。
最近だと、案件対応やレビュー、エラーへの反応など、全部対応しようとして、全部中途半端になってしまっているなということをProblemに書いて、「みなさんはどうしていますか?」みたいなことを聞いてみたりしています。
チーム内でも同じ課題を抱えている方が多ければ、チームで解決していきたい課題となります。

システムについて知っていることを増やす

システムに対する責任感の差を埋めるために、仕様や実装について知っていることを増やすことをトライしてみました。そうすることで、エラーや問い合わせで、ここ知っているから対応しますなど反応できることが増え、担当外でも自分事として捉えられるかなと考えたからです。
機能が実装された背景、なにをしている機能なのか、どんな実装になっているのか…BtoBのシステムでサプライチェーン管理の機能や、製品管理など馴染みのない機能もありましたが資料見つつ、教えてもらいつつ知っていることを増やしていきました。
また私の場合、まだリリースしたばかりだったアスエネESGの開発をさせてもらったので、キャッチアップする機能は少なく、機能追加で都度仕様をインプットしてもらいつつ進めることができました。

まとめ

SIer / SES企業から転職して、当初は、システム開発をするという点でやることは一緒だから、今までとそんなに変わらないなと思っていました。が、入社してみると周りとの意識の差を実感しました。
SES企業で働いたことで、色々なクライアント先で働けたことによって、その環境に適応する力はついたので、ギャップへの適応もそんなに負荷なくできたかなと感じています。
SIer / SES企業がいいとか、自社開発の会社がいいとかではなく、両方経験した今、自分の求められていることを理解して行動することが大切だなと改めて思いました。

最後に

最後まで、目を通していただきありがとうございました!
少しですが、アスエネの開発チームの雰囲気も伝わったらなと思います。
全方位で採用強化中なので、ご興味がある方は、ぜひこちらの採用サイトからご連絡ください!
(SNSからカジュアルにご連絡いただくのも大歓迎です!)
https://corp.asuene.com/recruit

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