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読書メモ:『データモデリングでドメインを駆動する 分散/疎結合な基幹系システムに向けて』第1部
第1章
重要ワード
「基幹システム」:企業の活動を指示・制御するシステム
「帳簿」:ビジネスにおける構造化された記録
説明
帳簿は基幹システムの中核である
帳簿の例)
受注残:受注管理簿
在庫残:商品有高帳
帳簿の存在意義:異なるタイミングで実行される業務を結びつけること
現場経験のない人間からして、帳簿という概念を理解するのにはわかりやすい表現だった
主張
- 帳簿をうまくデザインすることでビジネス価値をもたらす
- 新ビジネスは新システムと帳簿が必要
- データモデリングとは帳簿をデザインすること
感想
帳簿=業務の結びつき、帳簿作成=データモデリング
ということは、業務を理解せずにデータモデリングは難しいということ。
システム要件定義において、業務整理がいかに大事であるかが実体験と合わせて身に染みる
第2章
重要ワード
「SoR」=「SoA(活動管理)」+「SoM(経営管理)」
「残」:未処理の業務対象
説明
SoA
SoAは「プロセス分割」と「機能分割」にさらに分けられる
機能は「残」ごと。ある残の発生から消滅までをひとくくりとして管理する
めっちゃビジネスっぽい考えが入っていて、驚き
プロセスは機能を横断する。
SoM
SoMは3分割。上位(財務)、中位(計画)、下位(現場)
例)
<下位>SoA:入出庫記録⇔SoM:発注勧告
<中位>業務領域ごとのPDCA管理
<上位>企業全体の活動調整と資源配分
主張
- SoAとSoMを分離することを理想とし、現実の問題との妥協点を探れるようになること
私が思う設計者の理想思想
感想
The 基幹システムを扱ったことがないが、だいぶイメージはついた。ERPを導入するうえでの注意点も書いてあり、今後に生かせそう
第3章
重要ワード
「データ中心の設計アプローチ」
説明
帳簿デザイン手法は3つ
- UI設計基準
- DB設計基準
- データモデル基準
があり、データモデル基準を勧める
データモデリングは外部設計の一部としてデータモデルを作成する
帳簿設計≠表示設計
主張
- データモデリングはDB設計とは違い、ユーザの関心事に集中し、技術的・実装的観点を含まないユーザー視点からの帳簿デザインである
- データモデルは基幹システムの核心である
感想
割と現場でも、データモデルを外部設計に取り込む思想は多かったが、あながち間違っていなかった。
が、ユーザー視点であるかというとそうでもなかったと思われる。ユースケースに依存しないデータモデルというのは勉強になった
Discussion