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Azure AutomationでHello World!を出力する

2025/02/09に公開

はじめに

Azure Automationを使ってみたく調べていましたが、簡単な解説ページが見つからなかったので記事にしてみました。

"Hello World!"を標準出力するだけの、何の権限も不要な例になります。

概要

Azure Automationは以下のように作ります。

  1. Automationアカウントの作成
  2. ランタイム環境の作成
    • デフォルトのランタイム環境が存在しますが、今回は作ってみます
  3. ランブックの作成
    • ここで実行するスクリプトを指定します

やってみた

Automationアカウント作成

以下のページを沿ってやっていきます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/automation/quickstarts/create-azure-automation-account-portal

「Automation」で検索して、Automation アカウント を選びます。

Automationアカウントの画面から作成をクリックします。

基本タブの項目を入力します。

詳細設定タブでは作成するマネージドIDを指定します。今回はただ動かすだけなので、デフォルトの システム割り当て のみ指定します。

ネットワークタブはパブリックにしておきます。

タグは無しで作成します。

ランタイム環境を作成する

以下に沿って作ります。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/automation/quickstart-cli-support-powershell-runbook-runtime-environment?tabs=create-runtime-env-portal%2Ccreate-runbook-portal#create-runtime-environment

左ペインの ランタイム環境 から作成します。

基本タブ。言語はPowerShell か Python が選択可能です。今回はPowerShellを選びます。

パッケージタブはデフォルトのままにします。

作成後のランタイム環境で、作られていることが確認できます。

ランブックを実行する

既に登録済みのものを実行してみます。

Runbookからデフォルトのものを選択します。

開始からランブックを開始します。

状況はジョブから確認できます。

状態が完了になったら出力タブで結果が見れます。今回は権限がないので失敗しています。

ランブックを作成して実行する

ランブックを自作してみます。

以下に沿って行います。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/automation/quickstart-cli-support-powershell-runbook-runtime-environment?tabs=create-runtime-env-portal%2Ccreate-runbook-portal#create-runbook

作成 をクリックします。

基本タブ。ランタイム環境は先ほど作ったものを指定します。

タグは設定せず作成します。

編集画面に遷移します。

コマンドを入力して保存、公開します。

Portal画面を更新して、開始します。

ジョブの画面に遷移して、完了まで待ちます。

完了後に出力タブで結果が見れます。

ランブックを編集

パンくずリストから戻り編集します。

VSCodeで編集すると、VSCodeが起動してアドオンのインストールが求められます。

サインインして左ペインで対象のRunbookを選択することで編集できます。

右クリックから、Publish Runbookで反映し、Start Automation Jobで実行します。

ジョブとして受け付けられました。

ジョブが完了し、変更後の内容で出力されました。

VSCode側でもトラッキングしていれば表示されます。

おわりに

今回は一番簡単なAzure Automationの使い方を記事にしました。
別サービスと連携すること前提の記事が多かったため、極々単純な処理を動かすだけを記事にしました。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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