Azure AutomationでHello World!を出力する
はじめに
Azure Automationを使ってみたく調べていましたが、簡単な解説ページが見つからなかったので記事にしてみました。
"Hello World!"を標準出力するだけの、何の権限も不要な例になります。
概要
Azure Automationは以下のように作ります。
- Automationアカウントの作成
- ランタイム環境の作成
- デフォルトのランタイム環境が存在しますが、今回は作ってみます
- ランブックの作成
- ここで実行するスクリプトを指定します
やってみた
Automationアカウント作成
以下のページを沿ってやっていきます。
「Automation」で検索して、Automation アカウント を選びます。
Automationアカウントの画面から作成をクリックします。
基本タブの項目を入力します。
詳細設定タブでは作成するマネージドIDを指定します。今回はただ動かすだけなので、デフォルトの システム割り当て のみ指定します。
ネットワークタブはパブリックにしておきます。
タグは無しで作成します。
ランタイム環境を作成する
以下に沿って作ります。
左ペインの ランタイム環境 から作成します。
基本タブ。言語はPowerShell か Python が選択可能です。今回はPowerShellを選びます。
パッケージタブはデフォルトのままにします。
作成後のランタイム環境で、作られていることが確認できます。
ランブックを実行する
既に登録済みのものを実行してみます。
Runbookからデフォルトのものを選択します。
開始からランブックを開始します。
状況はジョブから確認できます。
状態が完了になったら出力タブで結果が見れます。今回は権限がないので失敗しています。
ランブックを作成して実行する
ランブックを自作してみます。
以下に沿って行います。
作成 をクリックします。
基本タブ。ランタイム環境は先ほど作ったものを指定します。
タグは設定せず作成します。
編集画面に遷移します。
コマンドを入力して保存、公開します。
Portal画面を更新して、開始します。
ジョブの画面に遷移して、完了まで待ちます。
完了後に出力タブで結果が見れます。
ランブックを編集
パンくずリストから戻り編集します。
VSCodeで編集すると、VSCodeが起動してアドオンのインストールが求められます。
サインインして左ペインで対象のRunbookを選択することで編集できます。
右クリックから、Publish Runbookで反映し、Start Automation Jobで実行します。
ジョブとして受け付けられました。
ジョブが完了し、変更後の内容で出力されました。
VSCode側でもトラッキングしていれば表示されます。
おわりに
今回は一番簡単なAzure Automationの使い方を記事にしました。
別サービスと連携すること前提の記事が多かったため、極々単純な処理を動かすだけを記事にしました。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
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