AI時代だからこそ、成長のためにAIを使わない時期があっても良いという話
はじめに
株式会社アップルワールドでエンジニアとして働く24卒の Y.K と申します。
私が新卒としてキャリアをスタートしたのは、ちょうど ChatGPT をはじめとした生成AIが当たり前に存在し始めた時期です。便利なツールが目の前にあるからこそ、「どのようにAIと付き合うべきか」という問いが、これまで以上に重要になっていると感じます。
私はフロントエンドエンジニアとして社会人2年目を迎えましたが、振り返ってみると「AIをあえて使わない期間を設けたこと」が、自分の成長にとって大きな意味を持っていたと思っています。
AIに頼りすぎるリスク
AIを使うと「分かった気になる」場面が、少なくとも私の場合は多々ありました。
特に新卒1年目の頃の自分は、「〇〇を実装して」と指示してコードを得られるだけで、あたかも自分の知識になったような錯覚をしがちでした。
振り返ってみると、その時期は自分の中の「考える時間」がどんどん削られていた感覚があります。
正解を即座に提示してくれる環境に頼りすぎると、「問題を自分の言葉で噛み砕いて」「いくつかの解き方を試してみて」といったプロセスを飛ばしてしまいやすい──少なくとも当時の自分はそうでした。
「AIを使わない」ことで得られたもの
私は入社直後の数カ月、意識的にAIほとんど使わないようにしました。すると以下のような効果がありました。
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思考の整理力が鍛えられた
紙とペンで処理の流れを日本語で書き出し、実装前にロジックを組み立てる習慣ができました
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先輩への質問力が磨かれた
質問を投げる前に自分の考えを整理する習慣が身につき、何を理解していて何が分からないのかを明確に伝えられるようになりました。
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自分の頭で考える耐性がついた
AIを禁止した環境下では、「どうしても自分で解決しないといけない」場面に直面します。その積み重ねが自信につながりました
それでもAIは避けて通れない
もちろんAIを排除し続けるのは現実的ではありません。AIは実装のスピードを上げ、アイデアの比較対象や答え合わせとして非常に強力です。
大事なのは、AIに頼るのではなく、自分の考えを軸に置くことだと思います。
私は、最初に自分の考えを形にした上でAIに相談する、という使い方に切り替えることで、効率と成長の両立ができるようになりました。
人とAIのハイブリッドが成長を加速する
振り返ると、成長を加速させるために重要だったのは以下の3点です:
- 思考を掻き出す習慣 – 紙に書く、言語化する
- 先輩に頼ること – 文脈理解や本質的なアドバイスを得る
- AIをコントロールすること – 使う目的を明確にする
振り返ってみると、この「人とAIのハイブリッド」が、少なくとも私にとっては
AI時代に成長スピードを上げてくれた大きな要因だったと感じています。
性格や置かれている環境によって合う・合わないはあると思いますが、
同じように「AIとの付き合い方に悩んでいる新卒」の方には、一つの選択肢として試してみる価値があるかもしれません。
このやり方が合わないかもしれないケース
ここまで「AIをあえて使わない期間」の話を書いてきましたが、
当然ながら、すべての人・すべての職場にこのスタイルがフィットするわけではないと思っています。
たとえば、
- 納期が極端にタイトで、とにかくスピードが最優先されるプロジェクト
- すでに基礎が身についていて、「実装量をとにかく増やしたい」フェーズのエンジニア
- 一人チームに近く、相談できる先輩や同僚がほとんどいない環境
こういった状況では、「AIを封印する」よりも、むしろAIをフル活用して安全にスピードを出すことの方が合理的な選択肢になるはずです。
私自身も、今はタスクの内容によって
「ここはAIにガンガン手伝ってもらう」「ここはあえて自分だけで考えてみる」と使い分けるようにしています。
おわりに
AI世代の新卒だからといって、常にAIをフル活用する必要はありません。むしろ成長の初期段階では、あえてAIを使わない時期をつくることが、自分の思考力や質問力を磨く近道になると感じました。
そして、その基盤ができた上でAIを取り入れると、圧倒的なスピードと深さで成長を加速できる。これが私自身の実感です。
👉 もしこの記事を読んで「AIをどう使うべきか」と悩んでいる方がいたら、まずは1週間だけAIを封印してみるのがおすすめです。
その間に「自分の頭で考えたこと」「先輩に質問したこと」をメモしておくと、後からAIを使ったときに違いがはっきり見えるはずです。
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